2024年06月28日

何によって憶えられたいかは、ミッションであり墓碑銘

◆『何によって憶えられたいか』は、前回のテーマ書籍の

 プロフェショナルの条件235頁に出てきます。

 この問いは、自らの成長を促す問いであるとあります。

 『何によって憶えられたいか』は、個人におけるミッション

 つまり使命。命の使いどころ
であると思います。

 今までやってきたことを一言でいうのではなく、自分自身が

 なろうとしているものを表す言葉だと思います。

   チェンジリーダーの条件

 ミッションには、3つの柱があります。

   1.機会 2.卓越性 3.コミットメント

 自分自身が目指すところに機会があるとは、他者に貢献できる

 ということです。

 アドラー心理学では、以下の二つのことを目指しています。

  1.自分の能力を発揮できること
  2.それが他の人のためになっていること


 このことにより、自分らしくあることを目指しています。

 機会を自分の望みだけを叶えようとすることとはしていません。

 ドラッカー先生も、成果は外部にあると言っています。自分が

 何某かの成果をあげようとするならば、他者に貢献することだと

 思います。コミットメントの2つ目の卓越性は、自分らしく

 自分の特徴を生かすこと
だと解釈しています。個性の発揮です。

 アドラー心理学の目指す『自分の能力を発揮できること』だと

 思います。自分らしい能力と考えた方がよさっそうです。

 このドラッカーとアドラーがいう二つのことを実現しようと

 すると自分自身の成長という責任が発生します。

 こうして成長していく中で、自らのミッションが確信に近づき

 ミッションの3つ目のコミットメントつまり心底信じられる

 ようになります。この瞬間にミッションが鮮明に描けます。

 個人のミッションとは、自分が何を目指して生きていこうと

 しているのかを表すもので、こうして憶えて欲しいと目指した

 ものだと思います。自分に目指したものを、残された人たちに

 感じてもらえるのが、墓碑銘かと思います。

 これがピタリと一致するとよき人生を歩めたことの証だと

 思います。

 このようなことが実現できる社会、組織を作っていくのが、

 われわれマネジメントの役割ではないかと思います。

   日時 7月29日(月)18時半〜

   場所 三重県中小企業家同友会 4F 会議室

 どなたでも参加できます。

 オブザーバー参加されたい方はご連絡ください。



posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 13:54| Comment(0) | TrackBack(0) | UNFIL

2024年06月27日

1位づくりで得られるものは、利益だけではない。本質は他にある。

◆昨日、マネジメント育成協会の定例研修会が開催されました。

 ランチェスター戦略名人第1章経営の基本原則と経営システムの

 後半です。

 私は、コンピューター操作係でしたので講義はしませんで

 したが、操作をしながら耳だけは講義を聞いていました。

 その時にふと思ったのですが、もしかしたら強いものや1位を

 作る意味が分からないのではないかと。

 現在そこそこ利益が上がっているのに、わざわざ経営システムを

 変えてまでこれ以上何かする必要があるのだろうか。


 そういう方にお尋ねしたいのですが、将来の不安はないのでしょうか?

    1位づくりで得られるものは、利益だけではない。本質は他にある。

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 利益があがっていないところの社長は、将来の不安は当然あると

 思います。しかし利益はそこそこあるわけですから、不安がなくても

 当然のように思います。

 その不安を魚釣りに置き換えて、私は次のように考えました。

 たまたま今の釣り場は、よく釣れている。しかしこの釣り場で、

 釣れなくなったらどうしよう。
でも今はそこそこ釣れている

 から、次のことはその時になったら考えよう。このように不安は

 あるけれどそのことは考えないように
しようということです。

 強いものづくりや1位づくりを通じて利益をあげることは

 魚釣りでいうと釣り場を作り出す能力を持てるかどうかの

 違いです。もちろんその中には、どこで作ればよいかとどう作れば

 よいかの2つが含まれています。

 つまり、子供には魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教える

 ことです。仮に市場占有率で1位を獲得したとしても、その市場

 だけで事業を運営していけるかどうかは分かりません。

 なぜならば、その市場が小さい可能性があるからです。こう考えて

 1位づくりをやらない理由にする人もいます。

 市場で1位もしくは強いものを作るのは、始まりにすぎません。

 強いものを作り、一つの市場を押さえたら次の市場で1位を作る

 というのが正しい手順です。その手順を飛ばして、利益だけを上げ

 ようとすると利益が不安定になり、将来の不安が払しょくされません

 最も悪いことは、なんのために事業をしていることが解らなく

 なってしまうことです。

 そして、代々繋いできた事業を繋げることが目的になってしまいます。

 社会(顧客)に他社には出来ないことで貢献している組織だけが

 存続の権利が許されます。そして企業の場合は、経済的成果を

 生まないことには、事業を続けることは実現できません。

 事業を安定的に続けていくことを望むのであれば、強いもの1位づくり

 の方法を身につける
ことをお勧めします。

 研修を終えて、経営戦略を身につけてその後どうなるのかを

 知ってほしいと考えましたので、今回は研修の内容とは別の角度で

 お伝えしました。

 書きたりない点は、ライブ配信でお伝えします。

  <<ライブde解説は6月30日チャンネルはここから>>

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント育成協会

2024年06月25日

現在の組織には、再教育が必要である

◆昨日6月24日に新たなカリキュラムの第1回目が

 行われました。新メンバーも加わり懇親会で10時過ぎ

 まで語り合いました。

 読み合わせ会の冒頭で、NHKスペシャル 明治をご紹介

 させていただきました。このプロローグにドラッカー先生が

 出演されています。日本の明治時代は、世界の歴史の中でも

 最も興味深い時代だと先生はおしゃらています。

 詳しくは、NHKオンデマンドをご覧ください。
    ↓
   明治 プロローグ 今、明治に何を学ぶか ドラッカーが語る

 私は昨日と今日で4回目の視聴です。

 その中では、これからの日本に必要なのは、明治の時のように

 社会の仕組みを変えることだと言っています。それを達成するために

 再教育が必要だと。われわれにとっては、組織を再教育し

 再構築する
ことです。では、何を教育するのか?

 それがマネジメントです。

   チェンジリーダーの条件

 さてチェンジリーダーの条件第1回目はドラッカー先生のいう

 マネジメントとは何か。またマネジメントの必要性は何かを

 学びました。

 そして後半は、マネジメントの3つの役割について、学び意見

 交換をいたしました。

 マネジメント3つの役割とは、以下の3つです。

   1、組織の使命を果たす

   2,働く人を生かす

   3.社会的責任を果たす


 この3つを果たす組織こそ持続可能であり、組織員にとっての

 豊かな人生を保障します。

 皆さんは、この難しい言葉をどのように理解し、自組織でどのように

 実現していきますか?

 次回は、この3つの復習、そして『2章われわれの事業は何か』27頁を

 学びます。

   日時 7月29日(月)18時半〜

   場所 三重県中小企業家同友会 4F 会議室

 どなたでも参加できます。

 オブザーバー参加されたい方はご連絡ください。

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | UNFIL

2024年06月14日

経営の全体像を知ると経営が見える

◆マネジメント育成協会の定例研修会の第一回目が無事

 終わりました。内容はランチェスター経営戦略の冒頭の

 部分です。

 今までに勉強されてきた方には、おなじみのところです。

 経営の全体像を初めて聞くと、ほんとうによく分かったような

 気がしてしまいます。

 しかし現状の経営システムの多くの部分は、この原則にあって

 いないところが多くあります。その影響を受けていつの間にか、

 お客から物事を考えることを忘れてしまいます。

 忘れていることに気づくことが、とても重要です。

   経営の全体像を知ると経営が見える

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 人は、今までの経験から得られた自分なりの考えに間違いは

 ない
と考えます。そうでないと自分が自分でなくなって

 しまう気がするからです。

 クレームということがあります。これはあくまで売る側の

 言葉で、お客さん側の言葉ではありません。

 お客からスタートして考えるとお客さんから好かれて、気に

 入られるます。
これは基本と原則にあっています。

 しかしクレームという言葉は、明らかにこの原則からは

 外れています。どのような迷惑を掛かてしまったのかと考える

 のが原則から言えることです。ドラッカー先生は、これを

 予期せぬ失敗と言っています。こちらが良かれと思ったことが

 お客にとっては、良くなかったということです。

 経営の全体像その2は、経営全体を俯瞰するのに最もよい図だと

 私は思います。経営力を発揮するには、商品力と営業力を強化

 すればよい
だけです。営業力を高めるとは、お客さんとの接点を

 強くしていくことです。

 講義ではお伝え出来ませんでしたが、接触回数の2乗×質で

 決まります。

 商品力とは、お客から支持される強い商品を持つことです。

 決して儲かるだけではありません。

 この2つの仕組みを考えた上で、人とお金を配分します。

 ここまで説明を聞くと理解に苦しむ方がいるのではないかと

 思います。なぜかというと配分などという考え方はほとんど

 しないからです。中小企業において配分するほどの資金が

 ありません。人も同じく、お金の調達、人の採用だけで一杯一杯

 だからです。

 経験のないことを理解するのはとても難しいことです。唯一できる

 ことは、頭で描いてみることです。それも色々な角度から。

 描いたら試しにやってみることです。行動から人は学びます。

 新たな行動は、新たな知恵を授けてくれます。知行合一です。

 次回までに想像だけでもしてみてください。
 

  <<ライブde解説は6月16日チャンネルはここから>>

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 20:24| Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント育成協会

2024年06月06日

経営の全体像を知ることから始める

◆来週からマネジメント育成協会の定例研修会が始まります。

 1か月に2回の研修を開催します。前半は、ランチェスター

 戦略、後半はマネジメントを学びます。

 今回のブログでは、ランチェスター戦略の予習として経営の

 全体像を解説
します。

 業績の良し悪しは、自分の頑張りでは決まりません。残念ですが。

   経営の全体像を知ることから始める

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 お客さんが、数ある競争相手の中から、自社を選んでくれれば

 業績は良くなってきます。ある意味において他力本願のところが

 あります。業績を良くするためには、自分の商品、サービスや

 その提供方法が、お客にとってどのような影響を与えるのか

 また競争相手との間でそのような影響を及ぼすのかを考えて

 活動することです。

 経営の全体像とは、1.お客 2.競争相手 3.自社

 4.社会の4つを描くこと
です。この4つの真ん中で考えられる

 人が業績を良くしていきます。

 われわれが事業としていることは、すべて社会のニーズに起因して

 います。社会のニーズの中で、お喜んでお金を出すものが企業が

 の事業となりえます。その中で業績を良くするには、競争相手を

 差し置いて、ぜひともあなたから買いたいと言わせ、実際に購入

 してもらうところが業績をあげてきます。

 学ばなくても、これができる人がたまにいます。こういう人を

 経営のセンスがあるといっています。

 しかしセンスは、あくまでセンスです。もしかしたら2度目は

 ない
かもしれません。

 運やまぐれに頼っていては、長く経営していくことはできません。

 これが経営の原則、基本を学んだ人との違いです。

 そうかといって学ぶだけでは、業績は良くなりません。

 陽明学に知行合一という言葉があります。

 知っていながら行わないのは本当に知ったことにはならない、

 学んだことと行動を一致させることだそうです。

 こういう人こそ本当の経営者で、長く経営をして行ける人ではない

 でしょうか

  <<ライブde解説は6月9日チャンネルはここから>>

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント育成協会

2024年06月03日

マネジメントとは、人を生かし成果をあげること

◆チェンジリーダーの条件は、はじめて読むドラッカー

 マネジメント編という見出しがついています。

 マネジメントと聞くと小難しく考えてしまい敬遠したく

 なります。一体、マネジメントとは何者なんだろうと

 思いませんか?

 マネジメントを勉強していると次のようなに使われています。

 『自己をマネジメントする』『組織をマネジメントする』

 そして『上司をマネジメントする』
などです。

 マネジメントは、上司が部下を管理するというものでは

 ないことがわかります。

   チェンジリーダーの条件

 すなわち、マネジメントとは、人の強みを生かし、成果を

 あげることをいうようです。

 第1回は、マネジメントとは何か。そしてマネジメントの

 三つの役割
を学びます。

 マネジメントを知り、実践していけば自分自身、一人ひとり、

 組織の強みを発揮させる
ことができます。

 そしてそれぞれの成果をあげることができます。とりわけ

 個人には成長という成果があがります。

 成長した人は、可能性が広がりさらに上を目指すことが

 できます。このようなマネジメントの知識を知るのが

 この読み合わせ会です。

 次回開催は、6月24日(月)18時半から

 三重県中小企業家同友会 4F 会議室にて行います。

 参加されたい方、見学されたい方は連絡お待ちしています。

 締め切りは、6月13日です。

 年間のスケジュール・カリキュラムはここからです。



posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 19:27| Comment(0) | TrackBack(0) | UNFIL

2024年05月31日

変化はコントロールできない。できるのは・・・

◆皆さんは経営の勉強と聞くとどのように感じられますか?

 経営書に書かれていることなど、自分の経営に利用する

 ことはすくない。

 知識ばかり頭に詰め込んでも実際の経営とは違う。

 勉強などしている時間があったら、現場の仕事をしたい。

 確かに、経営の勉強などしなくてよい理由は山ほどあります。

 そして経営の勉強などしなくても、現在の乱気流時代を乗り

 越える対応能力を持っている人もいるかもしれません。

 そうだとしても、知っていて行動する人と、知らずして行動

 する人では
長く続く経営では大きな差が付きます。

 知らずして行動する人は、なぜ成功したかが解りません。

 運と勘に任せて経営するしかないのです。

   チェンジリーダーの条件

 学ぶことで業績のあげ方はもちろん人の力を生かせる組織にどのように

 していくかの体系的な知識を得ることができます。

 今年度からの読書会Unfilの教材は、チェンジリーダーの条件

 を取り上げます。1か月に1度のペースで25回に渡り基本と

 原則を
学びます。あくまで基本と原則です。

 自社の組織に成果をあげさせるためには、自らが応用しなければ

 なりません。つまり読むだけでは何も起こらないということです。

 自分の頭で考えることが必要です。他者の考えをパクリやること

 でもありませんし、自分勝手な考えで考えることでもありません

 基本と原則に則って自社のことを考えることが、自らに成果を

 もたらすことになります。

 例えば人口減少は、原則です。この変化をどのように考えれば

 成果につながるのでしょうか。その基本がドラッカー先生の書籍に

 書かれています。

   『変化はコントロールできない。

    できるのは、その先頭に立つことだけであ
る』

                  BY P.F.ドラッカー

 このヒントは書籍のカバー表紙にかかれている一文です。

 もし自分だけが知らないとしたら大変なことになります。

 もし同業他社の中で自分だけが知っていても大変なことに

 なります。そのヒントを皆さんと学び共有するのがこの

 読書会の目的です。

 チェンジリーダーの条件は。乱気流の時代に変化をどのように

 機会に
変えていくかを学びます。

 次回開催は、6月24日(月)18時半から

 三重県中小企業家同友会 4F 会議室にて行います。

 参加されたい方、見学されたい方は連絡お待ちしています。

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | UNFIL

2024年05月29日

自らの成長に責任をもつ

◆プロフェッショナルの条件の読み合わせも最終回を

 迎えました。

 最後のテーマは『何によって憶えられたいか』でした。

 ドラッカー先生の独特の表現で、耳に残ってしまうと

 思いきや、ドラッカー先生の学生時代の宗教の先生の

 言葉だそうです。

 皆さんは、自分がこの世から亡くなったら、どのように

 言ってもらたいでしょうか?

     プロフェショナルの条件

 そう言ってもらえるためには、自らの成長に責任をもち

 卓越性を追求する
必要があります。小難しい話になりますが

 より上を目指すことがその根底にあります。

 仏教では、無上意と言ってこの上のない上を目指すことです。

 この変革の時代にこれからの組織は、より上を目指すことが

 必須条件だと思います。

 そうなっていないとすると、マネジメントが自分の組織に

 それを期待していない
ということだと思います。

 従業員に期待していないのではないでしょうか?

 そんな組織に果たして、より上を目指す人が育つのでしょうか

 自分の成長に責任を持てる人が集まるのでしょうか?

 さて次回からは、『チェンジリーダーの条件』を学びます。

   チェンジリーダーの条件.jpg

 チェンジリーダーの条件は。乱気流の時代に変化をどのように

 機会に
変えていくかを学びます。

 次回開催は、6月24日(月)18時半から

 三重県中小企業家同友会 4F 会議室にて行います。

 参加されたい方、見学されたい方は連絡お待ちしています。

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 09:18| Comment(0) | TrackBack(0) | UNFIL

2024年05月28日

組織は人なり、なぜ人は最大の資産と言えるのか

◆強みを作っていき、卓越性を目指すことを前回まで

 お伝えしてきました。それを実現するには、資源が必要です。

 一般的に経営資源とは、人、モノ、金と言われています。

 残念ながら中小企業には、これら3つのものはいつも不足

 しています。この3つの中で、人はその他のものに比べて

 明らかに違う特徴があります。
お金は金利によって増やす

 ことができます。同じ金利であれば100万円より1000万円

 の方が増える金額は多くなります。

 人の場合はいかがでしょうか。一人で行うことを二人で行ったら

 2倍の成果が出るでしょうか?
そうとは言い切れません。

 二人で行うことで、時間が掛かることもあります。逆に二人で

 行うことで、2倍以上になることもあります。

    組織は人なり、なぜ人は最大の資産と言えるのか

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 モノと金はその差を埋めることができません。それどころか量的に

 有利なところはますます有利に
なります。

 ランチェスターの法則では、2乗比になると言っています。

 量的に不利なところは、どうすればよいでしょうか。

 それには、2つの対策を同時に行わなければなりません。

 一つ目は、量的優位性が効きにくい状況を作ることです。

 つまり一般的な基準で比較されないことです。差別化もその一つ

 です。人が今までやっていないことを手掛けるのが最も良い方法

 だと思います。

 つまり『戦わずして勝つ』ことです。

 この状況を作った上で『質』を重視することです。
 
 人は十人十色、100人おれば100人が違う特徴を持っています

 何万人も従業員がいたら、そんな区別はつかないかもしれません。

 しかし100名までの中小企業では一人ひとりの特徴を生かすことは

 難しいかもしれませんが、可能です。従業員数1万人に比べれば

 容易いことだと思います。

 この時中小企業にとって、人は最も有効活用できる資産となります。

 その第一歩は、どんな人であってもその人に期待し続けることです。

 しかし期待とは自分の思い通りになって欲しいということでは

 ありません。

 中小企業は、従業員数が少ないことからボス型の組織になり

 やすくなります。トップが最も優秀で、部下は優秀ではない

 という構図ができやすくなります。

 そうならないためには、上下関係よりその人の特徴を生かした

 かどうかに目を向けることです。

 自分がやるより従業員にやってもらう方がよいという姿勢に 

 立つことが最初です。

 その上で、

   われわれは何をもって顧客に貢献するのか。

   何をもって卓越性とするのかを皆で共有することです。

 私のように個人で事業をしてる場合は、共有することはしなくて

 もよいですが、上記を腹に落とすことが必須です。

 優柔不断にならないことです。

 皆さんのところでは、どのように考えているでしょうか

  <<ライブde解説は6月2日チャンネルはここから>>

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 19:18| Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント育成協会

2024年05月22日

経営者への道、次の一歩は特徴を見出す

◆前回よって立つ位置を決めることが、最初の一歩ということを

 お伝えしました。この第一歩を踏み出すことができない人が

 ほとんどだと思います。その多くが気づいていないことが原因です。

 その証拠が高い赤字率です。70%の会社が赤字です。黒字と言っても

 ほんの少しの利益しかあげられていません。

 私は学ぶことで、市場を決めることを知りました。しかしその

 決め方は、実力不足で生まれたばかりの赤ん坊です。

 それでも、この市場でやると自らが決めたことは間違いありません。

 こうして立ち上がろうとしてことは、後々大きな効果をもたらす

 要因となりました。

    経営者への道、次の一歩は特徴を見出す

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 赤ん坊で、企業間競争に勝ち抜くことはできません。市場から支持

 されるためには、自分の足で立ち上がらなくてはなりません。

 そのためには、強い芯が必要です。強い芯を作るには、特徴を

 磨くこと
です。しかし事業を始めたばかりの私に特徴などありません。

 ランチェスター経営の代理店となることで、ランチェスターという

 冠はあります。しかしそれは他との違いはあれど、特徴になって

 いません。ランチェスター戦略の話だけなら、竹田先生に聞いた

 方が良いからです。

 当時丁度キャッチコピーの勉強をしていました。その時に、次の

 ようなことを教えてもらいました。

    『1つだけの特徴だと弱い、2ないし3つあると

     その人ならではのものができる。


     しかし多くても3つまで。それを超えると特徴には

     ならない。』ということでした。

 そこで私はほかに特徴になりえる他との違いを考えました。

 例えば

   四日市に竹田先生はいない

   税理士事務所は、営業の経験がない

   システムエンジニアの経験、それもコンピュータ化
   以前からシステム設計をしているものは少ない

   1つの会社全般を知りえているものは少ない

   デール・カーネギー・トレーニングでアシスタント
   を長い期間していたものはいない

   などなど
  
 中には、まだまだ物足りたいものもありますが、これらを何とか

 組み合わせて自分の特徴の中心とすることを考えました。

 まず外せないのが、地元の中小企業です。そしてランチェスター戦略

 の中でも営業戦略を中心にしようと考えました。

 他との差別化を図るには、戦略のある販売戦術ということに

 しました。こうしてよって立つ位置の足場が以前よりはよく

 なりました。

 このことにより、ホームページによる本格的集客はしないことに

 しました。ですから最初のころホームページはなく、楽天ブログ

 だけでスタートしました。これはあくまで地元で知り合った人に

 メッセージを発信するものとして使いました。

 もしそうでなければ、SEO対策やらバナー広告やらを検討した

 と思いますが、一切考えることはありませんでした。

 できるだけ接近戦にしたいと考えたので、直接その人と会うこと

 を、中心に営業することにしました。それから何度も会えることの

 工夫をしました。その一つがニュースレターとセミナー案内です。

 こういう活動を続けていくうちに、福岡の竹田先生にはできない

 ことで私にしかできないこと
は何かが見えるようになってきました。

 これが特徴だと思います。

 次は、この特徴を磨いていくことです。

 このような勉強を一緒にしていくのが、マネジメント育成協会です。

 育成協会の6月定例研修会は、無料で体験ができます。

 ご興味がある方は、以下のフォームからお申込みください。 

    ★体験研修申し込みはここから★

 締め切りは5月31日、定員になり次第締め切らさせていただきます。

 ご一緒に学べることを楽しみにしています。

  <<ライブde解説は5月26日チャンネルはここから>>

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント育成協会