勇気について説明した有名な一文です。
義とは正義、正しいと思ったことをやらないのは勇気がないと
説明しています。
私は募金活動をしているところを発見するとできるだけ遠回り
をして、目線を下げて通ってしまいます。
まさに、勇気がない人を演じているわけです。
その原因の一つが、募金活動についてよく分かっていないことが
あげられます。正しいことなのかがよく分からないのです。

少なくとも自分自身にとっては、気分の悪いことではありません。
私の財布にある邪魔な小銭になくなり、誰かが助かるわけですから。
しかし集まった募金が、どう使われるのかを知る余地がありません。
もしかしたら間接的でも戦争に加担する使われ方をしている
やもしれません。
まず正しいかどうかを判断するためには、知識が必要です。
そのための勉強であると思います。知識を得てそれで正しいと
思えるものを持つということです。
その後は、仮にそれが間違えであっても、勇気をもって決定する
ことです。
イノベーションと企業家精神に次のような一文があります。
『マネジメントが報酬を支払われているのは、判断力に対してであって
無謬性に対してではない。』
無謬性とは、正しくあることだそうです。よくあることですが、社長という
立場上誤りは許されないと思い、自分の正しさを証明しようとしてしまいます。
正しさに報酬を払われているのは、学者です。マネジメントは判断力に
対して報酬があるので、勇気をもって意思決定するというより、意思決定は
当然の行為、仕事です。
自らが信じられる意思決定を行うこと自体に報酬が支払われているのです。
そうは言っても不安はあります。そこで数日もしくは数週間待つという
提案がなされています。
よくあるのが、状況が良くなったらと意思決定を伸ばしに伸ばして
結局意思決定せず世の中に流れに流されたというマネジメントが最も
やっていはいけないことをしてしまいます。
皆さんは、今まで意思決定をせずにきて、失敗だったということはありませんか
一度振り返ってみてください。
次回、Unfilは、11月27日(月)18時半から
テーマは、第二章 優れたコミュニケーション『四つの原理』169頁です。