2023年10月11日

人間は成長する必要があるのか?その2

◆前回マズローの自己実現についてお伝えしました。

 私なりの解釈ですと

  『自分らしくありながら、存在を周りから

    認めてもらうこと
』ではないかと思います。

 もしかしたら認めてもらう必要はないのかもしれません。

 認めてもらっていると感じること方が大切です。

 周りがいくら認めたといっても、自分自身がそう感じなけ

 れば意味はありません。


 もし自分らしくなく、つまり自分を殺して認められよう

 とすると自分自身がなくなってしまいます。

    人間は成長する必要があるのか?その2

  

 さらに、周りに気を使うことばかりしていると、周りがすべて

 敵に思えるようになります。こうなってくると後ほど伝える

 協力することなど出来なくなります。

 『認めてもらえるのなら協力しましょう』となるのです。

 自己実現もしくは本物の人間になる過程で、自分が生きる意味を

 知ると思います。

 そうするためには、

   『自分の能力を使って協力し貢献して

    他者からあなたの存在を必要と感じてもらう


 ことだと思います。

 自分がそう思えるということが重要です。

 自分の能力を使ってというのは、相手に忖度することでは

 ありません。能力があるかの如く振舞って、相手に気に入ら

 れることでもありません。

 相手に協力し、貢献を感じるには、自らが成長しなければ

 なりません。不足している点を補って初めて相手へのより大きな

 貢献が
できます。

 なぜなら、貢献とは相手がどう感じるかからです。

 もしかしたら成長しなくても貢献はできるかもしれません。

 しかし貢献感を感じ続けるには、さらに上の貢献が必要です。

 なぜなら相手がより以上求めてくるからです。

 人は不足しているところを補おうとすることに対して、

 共同体としてその場の所属を承認
します。

 人間は今までの自分より成長することにより、他者から自らの

 存在感を得続けることができます。

 努力して貢献してくれる人は、こちらも評価したくなるものです。

 逆に成長しようともせず、自分の正当性を主張する人を承認する

 ことができるでしょうか。

 つまり人間は自分らしく成長しようとすれば、人は自動的に承認

 してくれる
ということなのです。

 皆さんはどのように感じられるでしょうか?

  <<ライブde解説は10月15日チャンネルはここから>>

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2023年10月04日

人間は成長する必要があるのか?その1

◆アドラー心理学を学んでいて一つ壁に当たっていることが

 あります。それは人は成長すべきかどうかということです。

 私は成長すること自体が成功であり、人がよりよい人生を

 歩める方法
だと思っています。

 しかしアドラー心理学を学んでいても、そのような結論めいた

 ことが出てきません。

 ただし、共同体にとって有用なことで貢献することである

 とは言っています。

 私の疑問は、なぜそうしなければならないのかというその理由です。

   人間は成長する必要があるのか?その1

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 逆説的にいうと『成長なんてしなくても生きていける』という

 ことなのです。事実そんな大変なことにチャレンジしなくても

 現代なら十分に生きていけます。お金を稼ぐ稼がないに関わらず

 働かなくても生活はできます。

 人は自分が自分であることを渇望してます。そんなことはない

 と言われる方も見えるかもしれませんが、よくよく考えると

 自分の存在意義がないと人間は生きている意味がわからなく

 なります。
なぜそう考えるのかは解りません。

 社会から全く隔離されたと考えてみてください。生きてける

 でしょうか?

 ドラえもんで次のようなものがありました。のび太君がいつも

 通りいじめられるので、こんな世の中いやだ。

 誰もいない世界だからいじめられないので、そんな世界に

 行きたいとドラえもんに道具を出してもらいます。

 最初は良かったのですが、しばらくは喜んでいたのですが

 名前を呼んでも返ってこないことに恐怖感さえ覚えます。

 容易に想像がつくと思いますが、そんな世界に行ったら

 1日たりとももちません。

 人は自分の存在意義を感じられないと生きていけないのです。

 こういうのを一般的には自尊心というのでしょうか?

 アドラー心理学では、自尊心を本来の自尊心と随伴的な自尊心に

 わけて考えているようです。

 本来の自尊心とは、自分らしくあることです。随伴的な自尊心

 とは、周りからの承認で自分の存在意義を得ることです。

 周りの承認のために生きるということは、自分ではなくなると

 いうこと
に他なりません。

 本当に人間として生きていくには、本来の自尊心を持つように

 努力しなければなりません。

 感性論哲学の芳村思風先生は、本物の人間になるために次の

 3つのを自問しなさいと言っています。

 本物の人間とは、本来の自尊心を持った人間と私は思います。

  1.不完全性の自覚からにじみでる謙虚さを持っているか?
  2.より以上をめざして生きているか?
  3.人の役に立つことを喜びとする感性をもっているか?


 アドラーの流れをくむマズローは欲求段階説の欲求の5段階目の

 自己実現は、次のように定義しています。

   「偽りのない自分の姿で好きなことをして、

           それが社会貢献につながる状態


 感性論哲学の目指すところと同じではないでしょうか?

 なぜ成長する必要があるのかは、次回のブログして綴ってみたいと

 思います。

  <<ライブde解説は10月8日チャンネルはここから>>

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 10:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アドラーの世界

2023年09月11日

できることは何かに集中すれば、悩みは消える

◆迷ったり、悩んだりすることがまるで趣味のような人が

 います。こういうのをヒロイン症候群というのでしょうか?

 私は迷えるかわいそうな子羊。

 子羊のままでいたいなどというと、こういう人は憤慨する

 かもしれません。私はどうやら幼いころこのような傾向に

 あった
ような気がします。

 中学生のころが一番ひどかったかもしれません。

 しかし今はほとんど、このようなことは頭によぎりません。

    できることは何かに集中すれば、悩みは消える

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 そんな私から迷いや悩みから解放されない人を見ていると

 変えることができないことに目が行っているような気がします。

 変えることができない代表的なものは、過去と他人です。

 過去に起こったことは、変えることができません。

 『人生をやり直せるとしたら』こんな質問は、時間の無駄です。

 過去に起こったことを気にしていしまうにも原因があります。

 過去の原因、因果により現在もしくは未来があるという原因論

 に立ってしまっていることです。

 次のようなことを考えていないでしょうか?

 以前失敗したから、今度も同じ結果になる。

 今まで私はこう生きてきたから、これからもこの生き方で行く。

 こんな環境に育ったから、自分はうまく行かない。

 などです。こうして変えられない過去に基づいて変えられない

 現在があるかのように自分に言い訳をする訳です。

 そしてそのような過去がなかったら、私はなんでもできるのにと。

 もう一つは他人です。他人の比較し、生まれ育ちが違うからとか

 あの人の考え方とは合わない。だからあの人が変わらない限り

 一生解りあえることはないなどと思うことです。

 誰でもこう考えることはあると思います。私もそうでしたから。

 しかし自分の力で変えられないものに原因を求めて、自分を

 正当化しても何も始まらない
ということに気づきました。

 私が迷いや悩みから自分を救いだせたのは、自分で変えられる

 ことは何かと自問
することでした。

 自分ができることは何かと考えだすことでした。

 自分ができることは何かを探すことは今の自分の力だけでは

 難しい
ことがあります。そのために私は学ぶことを覚えました。

 誰かに教えてもらうのではなく、自らが学ぶことです。

 決して私は勉強が好きなわけではありません。他人に優越感を

 持つために学びたいわけではありません。

 格好いい言葉でいうと自分の可能性を見出すためです。

 現実はもっと泥臭いですが。

 前を向くことで、悩み、迷いを打ち消そうとしているだけです。

  <<ライブde解説は9月17日チャンネルはここから>>

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2023年08月29日

人生は私に何を求めているのか

◆人生の迷いが消えるアドラー心理学のススメも最終頁に

 なりました。

 自己実現というと自分のやりたいことを達成することと

 とらえがちですがどうも違うようです。

 マズローの定義では、

   『偽りのない自分の姿で好きなことをして、

    それが社会貢献につながる状態
』であると

 されているようです。

   出典:インディード・キャリア開発

 マズローは、アドラーの流れをくむ心理学者です。

 偽りのない自分の姿というのは、本来の自尊心のことだと

 思います。周りや過去の随伴的な自尊心ではなく、自分はこうある

 べきだというものです。

    人生は私に何を求めているのか

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 自分がやるべきことが明確になっているということです。

 私はよしだたくろう世代で、兄の影響でフォークギターを中学生

 時代に弾くようになりました。コード進行する程度です。

 世の中には、プロを目指して自分は音楽家になる決めて練習して

 いる人もいます。
しかし私は、そうではありません、

 ギターが弾けたら格好いいなぁ。という誰かに見られたいと

 いう随伴的な自尊心を得るために始めました。

 谷村新司も女の子にモテたいという気持ちから始めた

 そうですが、途中から随伴的な自尊心から本来の自尊心に

 変わったのだ
と思います。谷村新司の作った曲は、人の

 心をとらえ、私たちの気持ちをやわらげたり、勇気を与えて

 くれたりします。つまり社会貢献につながっているのです。

 私は、残りの人生を鑑みて、人生は私に何を求めているのだろうか

 と最近よく考えます。

 社会に貢献し成果をあげるには、自らの強みを使うのが最もよい

 方法だと私は思います。今までに人生から得られたことで、自分が

 できることはなんなだろうか。と考える訳です。

 その逆は、人生は何を私に与えてくれたのかと考えることです。

 そう考えるとどんどん満足していないことが膨らんできます。

 これが不幸を感じる原因のようです。

 そして、人生は何も与えてくれなかったと締めくくってしまい

 ます。

 自己実現は、自分の強みを生かして社会に貢献することだとすると

 ドラッカーが言っていることとピタリと一致します。

 アドラーとドラッカーは随所に一致するところが出てきます。

 皆さんも、このような観点から学び直してはいかがでしょう
 

  <<ライブde解説は9月3日チャンネルはここから>>

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2023年08月22日

死を恐れることは、自分自身を否定すること

◆人生の迷いが消えるアドラー心理学のススメの第6章を

 読み直して衝撃を受けました。

 第6章のタイトルは『避けられない老いと病について』

 でしたので、ちょっと関係ないかなぁ〜と甘く見ていました。

 歳を重ねたのが原因なのか、再度読んでみると言葉が沁みて

 きました。

 人生は短すぎると嘆き恐れることは、自分は頑張ったが世の中

 が悪いのだ
といって何も行動しなかったことを肯定しようと

 していることになるのです。

 たとえ年老いていたとしても社会に貢献しようとするならば

 死を恐れることはない
ということなります。

 本当にそうなんでしょうか?

    死を恐れることは、自分自身を否定すること

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 この年になると残り時間が少なくなってきます。昔のように

 体も動かなくなってきますので、恐怖に襲われることもあります。

 しかし誰かの役に立っていると思えているときは、この恐怖から

 解放されます。


 ところが役に立つためには、かなりの努力が要ります。

 書籍では、つぎのようなことが書かれています。

   『自分を拡張し、さらに成長さえるためには、

    ライフスタイルの呪縛から自分を解き放つ

    必要があります


 ライフスタイルの呪縛とは、前回ライフスタイルのときに

 話したように形成されてきます。

    『遺伝 × 環境 × 個人の決断』です。

 3つ目の個人の決断をし続けた結果ライススタイル形成される

 わけですから、ある意味自分自身にまとわりついたようなもの

 です。

 私たちは、このライフスタイルを通じて物事を見ています。

 つまり世の中を勝手な目でみている訳です。これを仮想論という

 そうです。これが貢献を邪魔します。

 なぜかというと、貢献は相手の判断だからです。

 そして年齢を重ねるとともに、個人の決断した回数は増えて

 いきます。呪縛が呪縛を生んでいきます。

 こうして貢献のために努力しつづけていると死を恐れることが

 なくなる
ということです。

 私はまだ寿命がありそうですので、このことが正しいのかは

 解りませんが、他人に貢献するために努力しているときは

 余計なことを考えずに済んでいるので、どうやら今までの

 ところは、このことが正しく思えます。

 皆さんは、どのように考えられますか?

  <<ライブde解説は8月27日チャンネルはここから>>

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2023年08月16日

チームの強みを引き出す方法を研究します

◆前回ライフスタイルについて、お伝えしました。

 ライフスタイルは、『遺伝 × 環境 × 個人の決断』

 で決まりますので、十人十色。100人いれば100の

 ライフスタイルがあります。しかしこれではライフスタイル

 を応用していく上で少々不便ですので、向後先生の書籍では

 4つの類型に分類しています。

 これは血液型の分類ではありません。あくまで分類した

 だけです。すべての人にはそれぞれのライフスタイルが

 あることをくれぐれも忘れないでください。

 言い換えれば、すべての人には必ず特徴があるということです。

    チームの強みを引き出す方法を研究します

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 4つの類型とは、以下のものです。

   A.安楽型

   B.仲良し型

   C.リーダー型

   D.優秀型


 自分がどの類型にあたるのは、テキストに付属しているライフ

 スタイル診断シートで確認してみてください。

 書籍の116ぺージには、ライフスタイル類型の人の特徴が表に

 なっています。この項目には、それぞれの類型でどのような

 強みがあるかが記載されています。

 私は今まで何度か研修で伝えていますが、この表の使い方に

 壁を感じていました。今日はそれにチャレンジしたいと

 思います。

 この強みを軸に、どのようなチームを作ったらよいのか

 考えたいと思います。

 例えば、この4人で会議を開いたとき、意見を求める順番

 はどのようにすればよいでしょうか?

 リーダー型の人に意見を聞いて、仲良し型、安楽型の順番で

 意見を聞くときと、優秀型の人から始めるのでは会議の終着点が

 違う
ような気がします。

 役割分担はどうすれば、それぞれが能力を発揮してくれる

 でしょうか?

 このあたりをライブ配信でも考えていきたいと思います。

  <<ライブde解説は8月20日チャンネルはここから>>

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2023年08月08日

性格は変えられる。と思った方が幸せだ

◆あいつは幸せな奴や!という言葉があります。これは

 相手の馬鹿さ加減を揶揄する言葉で、能天気で何も感じ

 ないという人に対して良く使う言葉です。

 『性格は変えられる』と思うことはこれに近いものが

 あります。もしかしたら変わらないかもしれません。

 しかし自分の望む性格に変われるとしたら、少なくとも

 今よりは幸せになれるかもしれません。

 向後先生の書籍『迷いが消えるアドラー心理学』では、

 性格がどのように形成されていくかが説明されています。

    blog20230808.jpg

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 アドラー心理学では、性格は若干異にしますが、ライフ

 スタイルと言っています。

 ライフスタイルは、以下の3つの要因で決まってきます。

    遺伝 × 環境 × 個人の決断 

 遺伝は、自分ではどうすれこともできません。自己受容

 するしかありません。
自分の容姿、体形、体内の状態も

 遺伝が大いに関わります。

 環境、特に自立するまでの幼少期の環境は、自らが変える

 ことは相当難しい面があります。もちろん幼くても変える

 ことはできるかもしれませんが、可能性は少ないと思います。

 最後の個人の決断は、誰にも影響を受けることなくできる

 ことです。性格というのは一般的に、前の2つのことを言う

 ので変えられないと思っていしまいます。

 アドラー先生が、個人の決断を入れてくれたことで、ライフ

 スタイルを変える可能性を見出し
てくれました。

 しかもその人の決断次第で変えられるのです。

 ところがそう簡単に変えることはできません。というかでき

 ないと思い込んでいます。


 そう思い込んだ方が便利なことが多いからです。

 遺伝のせいにすれば、自分は何もしなくてよい。できないわけ

 ですから。環境のせいにすれば、自分は悪くないことになります。

 ようするに、自分以外のすべてが私の運命を決めていることに

 なります。

 個人の決断とは、これを受け入れるかどうかです。

 遺伝は、変えられないかもしれないが、環境は変えられるかも

 しれない。過去はそうだったかもしれないが、自分の決断

 次第で未来は変えられる
かもしれない。

 私も以前自分の運命は決まっているのだと思いました。

 消極的で周りの目を気にしていた人間から、さまざまな

 体験を通じて自分らしく生きることを徐々に身につけて

 きました。運がよかったのだと思います。

 アドラー心理学にもっと早く出会っていたら、違う人生を

 歩んでいたのかもしれませんが、自分自身の決断で人生を

 変えることを知った
だけでも、これからの人生が意味ある

 ものになりそうです。

 書籍で紹介されている『補償』を自分の決断で人生に有用

 な方向で
行っていけば幸せになれると思います。

 めちゃめちゃ哲学っぽくなったので、動画で補足いたします。

 一緒に学んで、幸せな人生に一歩近づいていきましょう。

  <<ライブde解説は8月13日チャンネルはここから>>

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2023年08月02日

なぜチームワークがうまくいかないのか

◆本日は第5章なぜ人間関係がうまくいかないのか。を考えて

 いきたいと思います。その中でもチームワークという言葉に

 引っ掛かりました。チームワークがうまくいっている状態って

 どのように考えていますか?

 組織とコミュニティでは、私は違うと思います。
   ※ドラッカー先生から学んだだけですが

 組織は目的を持った集まりです。コミュニティは目的を持たなく

 てもかまいません。存在することが必要です。

 争いごととか、不仲などはコミュニティでは絶対避けなければ

 ならないことです。コミュニティを破壊してしまいますから。

     なぜチームワークがうまくいかないのか

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 これと違って組織には、目的がありますから仲良しクラブで

 目的が達成されなくては何のための組織なのか解りません。

 目的が明らかであるということは、成果が定義されている

 はずです。成果があがる組織がチームワークがうまく行っている

 ということになります。

 女子サッカーのなでしこジャパンが快進撃しています。

 これはチームワークがよいといってよいと思います。

 しかし、試合を離れてまで仲良くしているかはどうでもよい

 私は思います。どこまで本当か解りませんが、ダウンタウンの

 浜ちゃんがやっているジャンクスポーツなどで不仲を暴露し

 たりすることがありますが、案外本当ではないかと思います。

 スポーツ選手ですから、負けたくないという気持ちは持っている

 と思います。しかしそれ以上に今のチームが勝ち上がっていく

 ことの方が重要だと分かっている
チームは結果が出せます。

 これは決して我慢ではないのです。コミュニティの方が我慢が

 必要だと私は思います。地域に住んでいると考え方が違う

 人がたくさんいります。周りに不快なことは、たとえ自分にとって

 良いことでも我慢せざるを得ません。
コミュニティが壊れる

 からです。

 どちらにおいても、人はそれぞれ違うライフスタイル持っている

 ことを理解するのはチームワークをチームワークを築くには

 重要な要因となります。

 100人いれば100種類のライフスタイルがあります。しかし

 ライフスタイルを類型することで、どのように対応すればよいか

 のヒントがつかめます。こういうことを目的にしてこの人は生活

 しているということが解れば、その人の琴線に触れることなく

 協力をしてもらうことができます。またその人の目的に応じた

 役割を担当すれば、
自分の人生観とぴたりとあい能力を発揮

 してくれることになります。

 このように第5章を読んで考えたのですが、ではどうすればよいか

 というのは依然として私には描けていません。

 ライブ配信で、皆さん一緒に考えていきましょう

  <<ライブde解説は8月6日チャンネルはここから>>

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2023年07月19日

悪し習慣をやめさせ、良い習慣をみにつける

◆すぐに自分の痛みになることは、自然の結末を知ることが

 容易で、課題の分離がしやすいものです。

 走ってこければ痛いのは自分です。

 しかし歯磨きのように怠ると、将来虫歯になる危険性が増す

 というようなものは、自分の課題とは思えません。

 悪癖にはこういうものが多くあります。煙草やお酒も医者に

 命の保証はしないと言われて初めて辞めようと思うものです。

 しかし組織の中では、将来問題になることが多く存在します。

 本日は、向後千春著『アドラー心理学のススメ』101頁です。

    悪し習慣をやめさせ、良い習慣をみにつける


   ★動画deプログ解説はここから★

  

 書籍では歯磨き、スマホの長時間使用などを防止するには、

 課題の分離をしてから話し合い、共同の課題とすることと

 しています。

 具体的に組織の現場でこれを実現するにはどうすればよい

 でしょうか?

 私はこの次のような方法を提案することがあります。

 解決したい課題が発生した場合、その解決策について相談を

 持ち掛けます。
これは組織では簡単にできることです。

 例えば、Aさんの仕事が遅れているとします。

 Aさんにそのことを自覚してもらなければなりませんので

   『Aさん仕事はスケジュール通り行っていますか?』

   『ええ、順調です』

 ここで、はいそうですか?となっては行けません。

 私は、仕事の内容はわからないので、素人の私でもわかる

 ように説明してくれないか。と説明を求めます。

 こちらが納得できれば、それはそれでOK。よく考えているねぇ。

 君に任せて正解だったな。安心したよ。で終えればよいわけです。

 もし説明ができなかったら、納期には間に合わなそうだけど。

 本当のところは少し厳しい?

 こうして軽い同意をとることで、課題の分離ができます。

 そこで、どうやっていこうと切り出します。

 ここで苦し紛れでも、何らかの答えが返ってきたら、それいいね。

 と承認します。この時、はっきりと課題の分離ができたことに

 なります。そのほかに何かできそうなことはあるか?

 こうしてできることを相手にしゃべらせます。

 そして、私に手伝えることは何かあるか。と協力を申し出ます。

 言ったことに、他人が協力するというのは、言動に責任を持つ

 ことにほかなりません。

 上司と部下が完全に逆転したことになります。こうすると

 自分で考えるという習慣がついていきます。

 そしてついには、自分で解決することを覚えようとします。

 多くの場合は、協力せずに自分の仕事は自分の責任でやるのが

 当たり前などと言ってしまうものです。

 こうなるとコンプレックス発動へまっしぐらです。

 皆さんは、どのように良い習慣をみにつけさせますか?

  <<ライブde解説は7月23日チャンネルはここから>>

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2023年07月13日

部下と上司の課題を分離することから協力が始まる

◆人生の迷いが消えるアドラー心理学のススメ(向後千春著)を

 お持ちの方は、92頁からの以下のセクションをお読み返して

 みてください。

  5.子どもは日々の経験から何を学んでいるか

  6.親の期待や心配は親自身の課題


 ただし、親子を上司と部下に読み替えです。

 例えば、自分自身にふりかかってくることを「自然の結末」と

 呼びます。部下にふりかかってという具合です。

 部下にとっての自然の結末ってなんだろう。って私は考えて

 みました。私は、すぐに答えを出すことができませんでした。

 結構難しい問いです。

      部下と上司の課題を分離することから協力が始まる

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 部下の自然の結末を昔ながらの考え方だったら、昇格ができない

 とか、営業成績が上がらないということになるのでしょうか。

 本当にそうなんだろうか?と私はまた考えたわけです。

 自然の結末って、自分自身が課題から逃げ続けてしまうという

 ことなのではないだろうかと一旦結論付けました。

 書籍の例でいうと階段から飛び降りたらケガをすると上司が事前に

 あれこれとお膳立てして仮に成果が上がったとしても、課題から

 逃げていたら、お膳立てがなくなったら自分で何も解決できなく

 なってしまいます。

 自分の課題に向き合うのが、部下の課題です。

 上司の立場としては、そのグループの成績は上司の課題です。

 その上司の課題を、部下に配分し成績の責任を押し付けるのは

 上司の課題を部下に押し付けているようなものです。

 上司の課題は業績をあげること、部下は自分の課題に向き合うことと

 課題を分離したとします。

 その上で、部下が課題に対して支援を求めてきたら、それを支援

 すること
が結果的に上司の課題に向き合うことになります。

 こうして協力をしていく、裏を返せば共同の課題となるわけです。

 これを実現するには、お互いが自立すること、主体的に動けることが

 必要条件
です。

 こうすることでもう一つ良いことがあります。

 他人の課題に立ち入らないようにすると、イライラがなくなります。

 人によっては、これを冷たいという人もいるようですが、自立して

 いる人間だと認めている
と考えられなくはないでしょうか?

  <<ライブde解説は7月16日チャンネルはここから>>

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2023年07月05日

社員育てに正解はあるのか

◆久しぶりに、書籍『アドラー心理学のススメ』に戻ります。

 第4章は、子育てに正解はあるのかというテーマです。

 これをもじって『社員育て』としました。社員の育て方ですね。

 本書では、アドラー心理学は、親教育つまり親自身の考え方を

 変えていくことです。企業でいえば、上司教育です。

 知識社会に移行するにあたって、上司教育が非常に重要

 であると私は考えています。

 スポーツの世界でも、コーチや監督の姿勢が大きく変わろうと

 しています。私が育った頃のど根性なんて飛んでもない話です。

 現状でも、いまだにうさぎ跳びを強要しているような組織が

 世の中には多数存在しています。

     社員育てに正解はあるのか

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 成果には何ら関係のないことを、昔の慣習への上司のノスタル

 ジーに付き合わされている部下はたまったものではありません。

 向後先生の書籍には、子供に備えてほしい能力が2つ挙げられ

 ています。

   1.自分の人生を自分自身で引き受ける能力

   2.社会に中で他の人と協力してい生きる能力


 今回は、この2つを社員に置き換えて考えてみました。

 自分の人生というところを自分自身の課題と読み替えました。

 自分自身の課題は私は各人が強みを発揮し、磨くことだと

 私は考えてみました。職場にきて、自分を生かすことを引き

 受けること
です。

 今までの組織だったら、自分が割り当てられた仕事はこなす

 ことになるのではないかと思います。もしそれだったら今まで

 やってきた方法を卒なくこなす人が評価されます。

 だったら人並みにできる人はそれでよいのかということになり

 ます。私が考える課題との違いは、自らがさらなる上を目指し

 成長すること
が含まれているかどうかです。

 知識労働者には、継続学習が必要です。日々新しい情報が生ま

 れてきます。これを学ばずして、強みなど直ぐに消えてしまいます。

 二つ目の『協力してい生きる能力』は、組織においては当たり前の

 ように思えますが、これができている組織はとても少ないです。

 協力するには、組織が何を目的にしているかが定義されている

 必要があります。組織の存続は目的ではありません。したがって

 会社を維持するために利益を上げるというのは、目的にはならない

 のです。社会に対して自分の所属している組織は、何で貢献するか

 です。社会への貢献を共同の目的として共通の理解をしている

 必要があるわけです。

 各人がこの目的に向かって、各人の役割を認識し、自分の得意な能力を

 使って貢献していくことが組織全体でできていなければなりません。

 したがって、他者の役割も理解しなければならないのです。

 このことにより課題の分離ができます。課題の分離ができていないと

 他人がやっていることを自分を比較し、どちらが優れているかを

 競い合おうとします。これは縦型の組織です。知識労働の生産性を

 落とします。他者信頼が必要ということになるでしょうか?

 ここまで第4章に書かれていることを、組織に置き換えて

 きましたが、まだはっきり整理できている訳ではありません。

 ライブで配信しながら、確認していきたいと思います。

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2023年06月29日

強みを見つけるには、評価をしないことである

◆アドラー心理学を今回もお伝えしようと思いますが

 『強み』という言葉は、アドラー心理学ではあまり

 使わない言葉だと思います。

 ランチェスター経営とか、ドラッカー経営ではよく

 出てきますが、個人心理学ではなじみがないと思います。

 では、『貢献』という言葉はいかがでしょうか?

 これならよく聞く言葉です。実はドラッカー先生も貢献を

 重視しています。

 経営は企業間競争の中にありますから、その組織の強みが

 ないと経営していく上で、苦難の連続
になります。

 個人的には強みがあるということは、自分らしくあるという

 ことですから、本来の自尊心に繋がります。

    強みを見つけるには、評価をしないことである

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 強みとは、他者より優れいていることが条件の一つになります。

 他者と言っても、世界すべての人と比較するわけではありません。

 自分の影響の輪の中での強みです。

 もう一つの条件が、他者が貢献してもらったと思えるかどうです。
 
 皆さんの貢献を受け取った方が、プラスの方向に変化すれば

 貢献したことになります。成果が上がったわけです。

 では、この強みを見出すには、どうすればよいか。

 マネジメントの仕事を効果的に遂行するには、強みによって

 マネジメントすることです。

 弱みに目をつぶれるかが分かれ目です。

 弱みを見つける方法は、とても簡単です。他者と比較して

 評価すればよいのです。二人いれば一方は弱み、一方は強み。

 評価してレッテルを貼ればよいのです。仕分けすればよいの

 のです。しかし弱みのレッテルを貼られた人からも強みを

 見つけなければならないのが、マネジャーの役割です。

 アドラー心理学では、これを勇気づけを使って、人生の有用な

 課題に向かわせようとしています。

 もともと勇気くじくをされている人は、そう簡単ではありません。

 評価をされたくて仕方がないのです。ダメというレッテルを

 貼られたら、課題に取り組まなくてもよくなります。

 逆に、ヨイというレッテルを貼られると、もうこれ以上課題に

 取り組まなくてもよいという証明書をもらったと思いたい

 わけです。上司は上司で、レッテルを貼れば、それ以上の

 勇気づけはやらなくていよい
と思ってしまいます。

 あいつはダメだから、あきらめた。あいつはできるから

 何もしなくてよいという具合です。

 お互いが、その場の評価を得ることで、勇気づけという

 煩わしいものから解放
されます。

 しかしこれでは組織の成果は上がりません。

 評価して片づけてしまう習慣と部下が欲する評価に屈しない

 ようにすることです。するとお互いが有用な課題に取り

 組むことになり、強みを育てることができます。

 これはもちろん私の考えです。皆さんはどのように考えられる

 でしょうか?

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2023年06月21日

『人生は今日が始まり』を自らの勇気づけに使う

◆『人生は今日が始まり』という言葉は、講演家田中真澄氏の

 言葉です。積極的に生きるためには、昨日までは練習、今日が

 本番
と思え、そして自分の目標に向かって進めという意味に

 私は捉えています。

 皆さんの中にも講演を何度か聞かれた方もみえると思います。

 この言葉がアドラー心理学を勉強していて脳裏を寄ぎりました。

 今回は、向後先生の書籍から少し離れて、私の自分への勇気づけ

 についてお伝えしたと思います。

 岸見一郎著『アドラー心理学入門』を復習していることは

 前回もお伝えしたと思います。

 その最終章の『自分が人生を創っている』のセクションに

 カウンセリングについて記述されています。

    『人生は今日が始まり』を自らの勇気づけに使う

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 カウンセラーは、クライアントに次のように質問をします。

  『この一週間の出来事を話してください。一週間より

   先は存在しませんよ


 過去が一週間前から始まったとして考えるよう質問したのです。

 あの人は気に入らなないとしても、そのきっかけになった出来事が

 一週間より前だったら、嫌いになってなかったことになります。

 昔から、自分はこれができなかったので、苦手ですもなしです。

 もうお解りだと思います。

 究極は、『人生は今日が始まり』とすることです。

 嫌だった人も、今日から始まるのだったら好きになれるかも

 しれません。確かに、難しいことです。過去の記憶を消すことは。

 私は車の営業をしていたことがあります。

 私は一軒一軒訪問するやり方でした。それも時代遅れと言われ

 ていて結果が出るまではかなりバカにされていました。

 その通りで、不在と断りの連続です。精神的にはどんどんマイナスに

 振れて
いきます。外回りなので、サボっても誰にとがめられる

 こともありません。

 こうなると先輩方の言葉が脳裏をかすめます。

    『そうだよな。売れる訳がない。もう止めるか』

 その時、既に自己啓発プログラムを学んでいた私は、あることを

 思い出します。アファーメーションの言葉です。

   『私が新たにドアをノックすると、また一人お客が増える』

 その後も言葉があったのですが、忘れてしましました。

 新たな一歩として、ドアをノックするところがポイントだと思います。

 気持ちをリセットする方法です。私はこれをクリアリングと呼んでいます

 実際のところ、私に面と向かって断ったお客さんは、私のことを

 ほとんど覚えていません。知覚されていないのです。

 次にまた訪問すると態度が全然違う。買わないといった人に

 どれだけ買ってもらったことか。

 人間関係においても、同じような体験をしています。これについては

 ライブでお伝えします。

 こちらが嫌だと思った行為は、相手はそんな風に考えていないこと

 が多くあります。そこに自分が嫌だという気持ちを保持していたら

 相乗効果で、マイナスの感情になりお互いを引き離します。

 引き離すことが絶対悪いと言っているわけではなく、その

 ことによってコンプレックスを発動することを防ぐことの

 方が重要だと思います。そしてこのコンプレックスが共同体

 を破壊する。破壊までいかなくとも、成果から遠ざけること

 になります。

 悪化した対人関係、過去の嫌な自分と決別するには

 『人生は今日が始まり』と考えることは健全な方向に自分を

 導くと思います。

 原因論から決別し、目的論を目指す。目的論なら自分の未来を

 変えることができると私は思います。

 皆さんは、今、ここで、自らをどのように進化させていきますか?

 『即今、当処、自己』という禅のことばがあります。

 詳しくは、ライブにて

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2023年06月15日

自分への勇気づけに、他人と過去はいらない

◆勇気づけはこれをすればよいという魔法の言葉はありません。

 しかし勇気づけへのガイドラインが本書では3つ挙げられています。

   1.成果ではなく、過程、成長に注目する

   2.成功だけでなく、失敗も受け入れる

   3.協力と貢献に感謝する


 私は、野田俊作先生の勇気づけの方法という書籍から

 8つの勇気づけの方法を、自己宣言として毎朝トレイ掃除

 をしながら心の中でつぶやいています。

 私は精神的に強くないという自覚があります。子供の頃から

 くよくよ考え、情緒不安定と言われてきました。

 すぐに気持ちがふらつき、気が変わるわけです。

    自分への勇気づけに、他人と過去はいらない

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 自分自身を持つということを、人一倍意識していないと崩れて

 しまいます。
いつそのような状況にならないとも限りません

 ので、積極的な自己宣言をしています。

 SMIという自己啓発プログラムでその方法を知りましたが

 最初はうまくいきませんでした。

 例えばこのような言葉を毎朝発します。

   『私は成果だけでなく、過程を重視しいている

 これを繰り返していくと成果を気にして、コンプレックスと

 決別できるという原理です。

 しかしどれだけ宣言しても、早く過程を重視するようになって

 成果を出したい
などと思ったら、逆の自己宣言をしてしまう

 ことになってしまいます。

 何度やってもうまく行かないとき、暗記してみようと

 思いつきました。暗記してその言葉だけを発するのです。

 『私は成果だけでなく、過程を重視しいている』うんそうだ。

 私はそうしている。という自分との会話
も入れたかもしれません。

 偶然ですが、そのとき私の頭に中には、周りとの比較は

 ありませんでした。

 それまで私を苦しめていたのは、他者との比較だったようです。

 さらに過去との比較だったようです。昔そうだったから、今回も

 同じことになるとか、同じ結果になると思ってしまうこと

 でした。もしそうだとしたら、自分の将来は全く暗いものに

 なってしまいます。他者には負け、そしてそれが運命である。

 その後の自己宣言は、劇的ではありませんでしたが少しずつ

 効果を表してきました。過去の自分と切り離して、今ここにいる

 自分、そして今日より理想に一歩近づいている自分への宣言
にできた

 のだと思います。

 これが自分自身への勇気づけの最初の体験だったようです。

 私の体験が皆さんにも通ずるとは言いませんが、ライブ配信で

 何かヒントを掴んでいただければ幸いです。

  <<ライブde解説は6月18日チャンネルはここから>>

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2023年06月09日

仕事を分業して協力するには、成果に焦点を合わせよ

◆アドラー心理学に人類においてよりよい人生を送るために発明

 されたと『分業』のことが説明してありますので、私は少し

 驚いています。分業を成功させるためには、協力が必要です。

 これは誰にでも理解できると思います。

 アドラー心理学では、協力を実現するためにはタテの関係から

 ヨコの関係にすること、そして自分と他人を勇気づけること


 奨めています。詳しくは向後先生のアドラー心理学のススメに

 譲ることにしますが、個人心理学ではなく組織という面から

 お伝えしていきたいと思います。

 組織では、個人の能力を生かさなければなりません。そして

 その能力が成果に貢献することが必要です。


    blog20230608.jpg

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 組織の成果に貢献するために、自分の能力が役に立ったと思える

 ことが組織への所属であると思います。こうして共同体感覚は強く

 なっていきます。

 組織とコミュニティとの大きな違いは、組織は目的をもって行動する

 ものであり、家族や社会のコミュニティは存在するものであります。


 したがって企業や組織では、目的があり、共有されていなければなりません。

 目的が共有されていなければ、どうやって貢献するのか、成果を上げるのか

 自分自身が主体的に考えられないからです。

 主体的でないということは、自分の独自能力を生かしていないことになります。

 俗にいう自分の強み、自分らしさです。これが本来の自尊心に繋がって

 いきます。

 目的は何かを共有できれば、次の成果は何かを考えることです。

 三つ目は、成果を保証する必要条件は何か
を共有することです。

 例えば投資効果もその一つです。いくらまでの投資なら成果が上がり

 ますが、それ以上の投資ならやっても無駄というものがあります。

 組織の場合、個人個人が好き勝手にやることは、組織の存在自体も

 危うくします。主体的でないと個人の独自能力が発揮されなくなります。

 そのためには、目的を明確にし全員が成果に焦点を合わせることです。

 例えば当社はお客中心に経営をしようとトップが言い出したとします。

 しかしこれでは、目的が何かが解りません。したがってどんなことで自分が

 貢献してよいのか考えることができません。こういう場合は、目的が理解で

 きないので、仕事ができないとはっきりと進言することです。

 これを受け入れられることがヨコの関係です。

 タテの関係だと、『俺のやり方に文句をつけるのか!』となるわけです。

 タテの関係で生きてきた人は、それが会社というものだとごまかす人が

 いますが、次の社会では通用しないと私は考えています。

 皆さんは、どのようにお考えでしょうか?

 組織の場合、目的・成果、成果を出すための必要条件を共有できて初めて

 組織のおける協力と貢献が可能になります。
 

  <<ライブde解説は6月11日チャンネルはここから>>

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2023年06月01日

相手のためにと思ってしたことなのに・・その時あなたは

◆第2章イライラする自分を抑えられない。では感情には

 目的があるという目的論から自分の感情とどのように

 付き合うかが課題でした。

 自分の勝手な仮想的目標が裏切られたことから感情を発動

 してしまう
のが心理的構造のようです。

 今回は、本書にあるケーススタディは『相手のためにとアド

 バイスしているのに、逆に反発されてしまう
』です。

 私はこれが日常茶飯事です。(笑)

 この時の私の仮想的目標は、自分がアドバイスしたことは必ず

 役に立つ、実行して成果出してくれです。

   相手のためにと思ってしたことなのに・・その時あなたは

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 仕事柄このような確固たる自信を持っていないと商品と

 して成立しません。
しかしそれを相手に押し付けるかは別です。

 もし私の仮想的目標がすんなり受け入れられたら、どうなる

 でしょうか?

 私の仕事はなくなります。存在意義がなくなるということです。

 私の言っていることは、すべて書籍や教材に書いてあることです。

 私のいうことを聞かなくても本を読めばわかることです。

 それをその人が解るようにどう伝えることが私の存在意義です。

 とはいえ、すべてがうまくいくことはありません。途中で聞く耳を

 持たなくなったり、予定が付かなくなったということから、疎遠に

 なっていくこともあります。

 いろいろと手を尽くして伝えたとしても自分の考えに固執して

 受け付けてくれない場合もあります。

 こういう時、私はとりあえず落ち込みますね。

 なんでわからなかったんだろうと。しかしその時にはその人は

 目の前から消えてしまっているので、イライラすることはない

 のですが、落ち込みは一般的な人よりひどいと思います。

 なんせ私の存在意義ですから

 そんな状況から立ち直るのは、もっと他の方法はなかったのか

 自分に不足していることはなかったのかと自問すること
です。

 私は、ランチェスター戦略を20年前から伝えてきました。

 途中から、ドラッカー先生の書籍をなん十冊も読み、今は

 アドラー心理学を研究しているのは、このようなことからです。

 実際に現場を見ている社長と私では、実践するという感覚に

 大きな違がありますから、致し方がない部分です。

 しかも組織の状況は、100社あれば100社違います。

 しかし私はこういうことを自分のエネルギーに変えています

 皆さんの場合は、毎日のように会うわけですからイライラも

 募ることでしょう。そういうとき、自問してみてはいかがでしょうか?

 ほかの方法はないか、自分が不足しているものはないか。

 そして、相手の仮想的目標は何なのか。

 ただし課題の分離を忘れずに!

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2023年05月17日

自分は変われると思えるだけで、人生は変わる

◆人生の迷いが消える アドラー心理学のススメの第2章では、

 所有の心理学と使用の心理学という言葉が出てきます。

 感情に支配されるのか、感情は自分の仮想的目標が叶わない

 ために発動するものなのか。これをどのように取るかは、読者に

 任されています。

 アドラー心理学自体、人は世の中をかのように見ているという

 仮想論に基づいている
ので、どちらがよいとは言えません。

 したがって、私はこう思うとしか言えませんが参考になれば

 と思い今回のブログを書きます。

 もし感情が自分を支配していて、感情的になるのはそういう性格の

 ためだと考えるとします。

 すると、自分の責任ではないことになります。ある意味このよう

 なDNAを引き継がせた先祖代々の問題
だと。

 自分ではどうすることもできない、つまり運命は決まっている。

     自分は変われると思えるだけで人生は変わる

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 しかし感情的になるのは、自分がそのように考えたからだ

 書籍でいう仮想的目標が叶えらえないことを処理するためだと

 考えるとかなりつらいことに
なります。

 すべて自分が悪いことになりかねないですから。

 アドラー心理学を受け入れらないのは、こういう点なのかも

 しれません。

 しかし、感情は自分が発動していると考えるといい点も

 あります。自分で感情をコントロールできるということです。

 性格と言われているものも同じです。自分の性格がそうせて

 いると考えれば、悪癖は自分の責任ではないので直そうと

 しません。しかし自分の性格は、すべてとまでは行かずとも

 自分自身が作ってきたものだ
と考えると悪癖は直せる可能性が

 出てきます。逆に言うと他責にする言い訳できないわけです。

 私は机の上が汚く、整理整頓が下手くそでした。親からも

 何度も注意されました。それがなんと50歳にして整理整頓が

 できるようになったのです。

 きっかけは、部屋の掃除でした。毎朝部屋を掃除することに

 決めた私は机を拭くときに、机の上の書類を一旦横に置いて

 から拭きます。そして拭いたら戻すわけです。

 こんなことを繰り返していたある日ふっと思ったのです。

   『俺なんでこんな面倒なこと毎朝やっているんやろ

 書類がなかったら、もっと楽に朝の時間も有効に使える

 のになぁ〜。

 それからです。書類を置く場所を決め、毎日帰ってくると所定の

 場所に置くようになったのは。整理整頓が突然できるようになっ

 たのです。少なくとも机の上だけは。

 それまでの私は片付けができない性格だと決めつけていましたから

 こんなものでいいや。記憶力もいいし。と済ましてしました。

 それまでにも、人は変われるものだとは思っていましたが、劇的に

 変われたことは私にとって大きな収穫
でした。

 苦手と決め込んでいることは、案外そうでないことに気づいた

 からです。将来自分は変わることができるんだという希望が

 できたからです。

 使用の心理学をうまく使うと未来を変えることができます。

 使用の心理学を間違った使い方をすると、変わらなければ

 ならないというプレッシャーに押しつぶされてしまいます。


 アドラー心理学を上手に使って欲しいと思います。

 自分は変われると思えれば、希望の持ってる人生になるのでは

 ないかと私は考えています。

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2023年05月09日

自分に合うやり方は、自分にしか解らない

◆前回は、効率的に仕事を進めらない自分とどう向き合うか

 というテーマでした。100%できなくても50%ならOK。

 半分も進めることができたと思うことだとお伝えしました。

 それだけでは、まだ自分の中で消化できない方もみえたと思います。

 そこで私のやり方をお伝えしました。半分を何度も繰り返すという

 方法です。しかしこの方法は私に合った方法をお伝えしたにすぎ

 ません。自分自身に合った克服の仕方というものがあると私は考えます。

 逆に人の真似をすれば、たとえうまくいったとしても自分の成長には

 繋がりません。次の課題への勇気を持つことはできないのです。

    自分に合うやり方は、自分にしか解らない

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 改めてこのテーマを取り上げたのは、ユーチューブを見ていて気付いた

 からです。私は野球世代ですので、よくプロ野球選手の動画を見ます。

 落合博満という人の考え方が好きで、よく見てしまいます。

 ロッテに入団したころ山内一弘というコーチに出会います。この方論理派

 で、教えたがりだそうです。落合選手に色々と教えるのだそうですけど

 落合選手は、消化できなかったそうです。そこで山内コーチに、言うことを

 聞きませんと宣言したそうです。それで自分なりの方法を探っていく道

 選びました。結果は三冠王三度獲得したのだから正解だったのでしょう。

 落合選手曰く、その当時は解らなかったが後になって、ああこういうことか

 と解ったこともあるそうです。

 昨日、元巨人の篠塚選手の話を聞くと、山内氏のシュートの打ち方と同じだ

 という言葉がありました。

 その時、ああ人によって違うんだ。気づくことも、タイミングも。

 どちらの方も、結局自分の物にしていたということです。

 周りの意見に左右されて、たとえ結果を残せても自分の成功ではありません。

 他人の教えが正しいことを証明したに過ぎないのです。

 結果を出せなかったら、できない自分を責めるか。結果を出させてくれない

 コーチを責めるかになります。これでは、次の課題への勇気が湧いてきません。

 落合選手と篠塚選手が結果を残した過程は違いましたが、自分への課題に

 責任を持つ
ということにおいては同じだったような気がします。

 大切なことは、結果ではなくそこへ至る過程。しかもその過程は

 自分で見出してこそ自分の勇気に繋がるということだと思います。

 これも私の考え方です。仮想論で言えば、全員見ている社会、生きている

 世界は違う訳ですから、その人しか自分の課題を克服する人はいないと

 いうことになりますね。

 とは言え、自分だけの考えで、何もかも解決しようとすると解決手段が

 限られてきます。ほかの人の考えも利用しながら自分を勇気づけしていっては

 いかがでしょうか?
 

  <<ライブde解説は5月14日チャンネルはここから>>

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2023年05月03日

最初から100%を目標にするな。50%を繰り返せ!

◆アドラー心理学(向後千春著)第1章のケーススタディー

 の二番目のテーマは

 『効率よく進めらない。そんな自分から脱皮したい』です。

 私自身このように感じる方ではありませんので、ピント外れ

 になるかもしれません。

 もともと雑な人間だという自覚がありましたので、この事例の

 ようにきっちりやらなければという気持ちには襲われません

 でした。しかし最後までやり遂げることができないという

 別のコンプレックスはありました。

    最初から100%を目標にするな。50%を繰り返せ!

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 今も笑点という番組をしていますが、私が見ていたころ五代目

 月の家圓鏡という落語家が出演していました。

 お題を与えられて最初に手をあげ、『早いのが取り柄』と始める

 訳です。つまり早いだけで内容はイマイチだという開き直りです。

 これを見ていて、ああこれでもいいのか。そう思った私は

 雑なことはあきらめて早くすることを心掛けました。

 雑なだけあって、何度も直すことがあります。結局合格をもらう

 のは、人と同じなんですが。

 相手にとっては迷惑な話かもしれません。

 そんな私ですので、直すことは全然苦になりませんでしたが、

 全く非効率な話です。

 いつも中途半端で非効率な私がそれなりの品質を保てていて

 しかも納期を守れるようになったのは、ある本の一文を
読んで

 からです。

 仕事のできる人は、与えらえた仕事を不完全でも最後まで一通り

 やってみる
という言葉でした。

 テストに置き換えると1〜10の問題があるとすると、1番から

 順番に解いていくのではなく、1〜10の解るものだけ中途半端に

 解いていきます。その分だけ時間は早くできます。

 そして余った時間で、もう一度簡単なものから手を付けます。

 こうすると私でもそこそこの品質になるわけです。

 仕事には期限があります。期限がなければ、それは趣味です。

 一定の期間内に仕上げるのがプロとするならば、この方法の方が
 
 私はうまく行きました。

 テキストには、完璧な自分が100%だとすると50%でもOKと

 考えることを進めていますが、50%を2回行うと

   50%+50%×50% = 75%

 ランチェスターの法則の絶対強者ですから、合格点に入る訳です。

 私が上司の立場で困るのが、期限になってもまだですという答え

 だけで、成果物が何もないというときです。

 こういう人は、一つ一つ完璧にこなそうとしていますから、あと

 どのぐらいで完成するのか答えることができません。


 先が見えないというのは、憂鬱ですよ。

 仕事の場合、一度ざっくりやってから、時間のある限り2度、3度と

 見直す方がよいようです。ストレスも溜まりませんし。

 私の体験が参考になれば幸いです。

 要点は、劣等コンプレックスを持たないようにすることですね。

 コンプレックスなしに、続けているとより早く、正確に行える

 ようになってきます。

 学校の場合は、正解が存在しますが、社会に出ると正解という

 ものがありませんから、この方法がしっくりくるのかもしれません。

 新卒採用者に私が最初に話すことはこのことです。

 詳しくは、動画にて

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2023年04月18日

私はこうして三日坊主を克服した

◆前回に引き続き向後千春先生の書籍『迷いが消えるアドラー

 心理学のススメ』よりお題をもらいます。

 第1章には、不完全な自分を認める練習をしてみようという

 項があります。

 ケースが3つあり、その中の三日坊主で終わってしまう習慣を

 変えるというものがあります。

 私は、幼いころから三日坊主の天才でした。新しいノートを使う

 と3頁がいいところです。漫画も最初のカラーのところを読むだけ。

 最初から最後までやり遂げるということは一切ありません。

 兄は真逆でしたので、母からいつも『お前は三日坊主だ』という

 レッテルを貼られ、刷り込みをされてきました。

    私はこうして三日坊主を克服した

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 これを直そうと夏休みが始まるとしっかり計画を立てます。

 7月中に宿題を終わるぞ!と決め初日を迎えます。

 しかし7月末を待たずに挫折です。結局お盆までには、そして8月末

 までにはと毎年同じ結果です。当時は7月25日から休みでしたので

 5日も持たない三日坊主の王道です。

 大人になるにしたがって徐々に克服してきたものの続けることは

 あまり得意ではありません。通信教育の教材を買っても最後まで

 やったことはありませんでした。

 さすがに60万円もする目標設定プログラムは、恐怖感から一応やり

 続けることはできました
が、それ以外ではさっぱりです。

 三日坊主も三回すれば九日間と思ってみてもやはり三日坊主の

 癖は抜けません。


 1000日ブログ、一年1000枚はがきと克服していくにつれて

 三日坊主を克服するコツが解ってきました。正確には克服している

 訳ではありません。しかし続けられることは簡単であることが

 解りました。

 コツは3つほどあります。一つ目は三日坊主と戦わないことです。

 三日坊主を克服しようと思うと自分は三日坊主であるということが

 前提です。三日坊主という人間だけれども、三日坊主でなくなる無理に

 考えようとするとそこで自己欺瞞が発生します。

 例えば、朝ランニングをするとします。3日目に雨が降ったら、

 どんなことを考えるでしょうか?葛藤はあると思います。

 しかし三日坊主の私には、こんなことをできるはずはないと

 自分を言い聞かせてしまいませんか?その方が簡単です。

 テーマは、続けることです。中断しても続ければいいのです。

 三日坊主のだめなところは、一度中断したら断念することです。

 完璧じゃない私は、そういう星の元の生まれたのだという

 自己欺瞞をしてしまえば、それですべてが片付いてしまいます。

 気持ちは治まったとしても、継続はできません。

 三日坊主なんていう言葉を、自分の辞書から消してください。

 二つ目は、目標を分解して、これなら達成できるというところに

 目標を置くことです。
三日坊主なら一日はできるはずです。

 一日できたら、翌日からスタートしたと思えば、もう一日できる

 はずです。4回スタートラインにたてば、四日は続きます。

 最後は、馬鹿になることです。馬鹿になるとは考えないという

 ことです。雨だったら誰だった走るのは嫌だと思います。

 雨 = 嫌 と考えないことです。

 どうしても考えてしまうのであれば、雨の日は走らない、雨の日

 以外は継続すると自分で決めることです。

 他にもやり方はあると思います。振り返ってみると自分の気持ちを

 コントロールしていること
になるのではないかと思います。

 アドラー心理学の目的論では、感情が発動されるのは目的を達成

 するためだと説明しています。

 目的を達成するために安直に感情を使わないようにしているだけ

 です。これが私が自己欺瞞から自分を解放するコツです。

 とは言え、そんなに完璧にできているわけではありません。完璧に

 しようと思った時点で自己欺瞞を発動
してしまいますから。

 皆さんは、この書籍の第1章をどのように自分に適用しますか?

 一度考えてみては如何でしょうか?

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | アドラーの世界