2021年07月17日

あなたは何のために仕事をしていますか?

◆私が最初に就職したのは、昭和53年。1978年です。

 初任給は手取りで7万円もなかったと記憶しています。

 独身ならまだしもこのままでは生活ができません。

 少なくとも贅沢はできませんでしたので、少しでも給与が

 上がること
を考え、願っていました。

 ありがたいことに、世の中も給与は毎年上がっていく傾向

 にあり、自分のやりたいことができていくそんな気分で

 いました。車を買い、テニス、スケート、スキーを道具も

 買い揃えて人並みに遊ぶこともできました。

 ですから、仕事は何のためにするかというと稼ぐため、

 生活のためだったのです。

    あなたは何のために仕事をしていますか?

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 当時と比べると今は物的豊かさは揃ってしまっています。

 自分の子供を見ていても物を欲しがるということがあまり

 ありません。
車もそうですし、テレビもそうです。

 強いて言えば、スマホぐらいでしょうか?

 次に、私たちの世代では物の豊かさを追いかけなくなり、

 自分のやりたいことをする自己実現が流行りました。

 そんな風潮からモチベーションの低い私は自己啓発を学び

 自分のやりたいことを見つけて、自己実現しようと頑張って

 いたような気がします。

 ところが私が思う自己実現などどこにも存在しなかったので

 はないかと思います。起業するのが自己実現かというと

 やってはみたいと思いはしましたが、本当にしたいかというと

 そうでもありませんでした。

 では、今なんのために仕事をするのかと聞かれたとすると

 『人に貢献していると思っていたい』と答えます。

 貢献しているかどうかは解かりません。しかし自分は誰かの

 役に立っているはずだと信じて仕事をしたいと思っています。

 もちろんお金も必要ですし、やっていることが自分がやりたい

 こととかけ離れることは望みません。

 しかし、他人の役に立っていなければ、その仕事をする

 意味は見出せません。
おそらく、今後このような考えが広まって

 いくのではないかと思います。

 それは日本が裕福になったからです。今までの心配事から

 心配事が変わったのです。

 イノベーションの機会の6つ目認識の変化が起こっています。

 皆さんは、どのように感じて見えるでしょうか?

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2021年07月10日

知識は教えることはできないが、学ぶことはできる

◆前回に引き続き、『P・F・ドラッカー〜理想企業を求めて』

 より、抜粋します。

   働く者に自己実現の機会を与えるには、学習と

   自己開発の便宜を図らなければならない。

   ドラッカーは「知識組織になるためには学ぶ組織

   でなければならない。知識は教えることはできない。

   だが、学ぶことはできる
」と言っていた。

 ここで第一に重要なことは、『知識組織になる』ということを

 前提としていることです。

 知識社会に対応する知識組織では、知識が生産手段です。

 一人ひとりの頭の中に生産手段があるのです。

 脳に汗をかいていないときは、生産していないことになります。

    知識は教えることはできないが、学ぶことはできる

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 上司の言われたことを何も考えずに実行するのが、今まで

 良いとされていましたが、そうではないのです。

 そういう組織は、学ぶ組織にならないといけないということ

 です。自分で考えるのですから、知識そのものを教えることは

 できません。

 自分で思考を繰り返して、脳を鍛えるしかありません。しかも

 これが正解ですという答えが既にある訳でもありません

 但し、目的はその組織で一致していなければなりません。

 これがミッションです。

 私は、システム開発の仕事をしていました。一つの目的を達成

 するプログラムは、数えきれないほどあります。

 しかし自分勝手にプログラムをさせていたのでは、全体の効率

 が落ちてしまいます。その人しかプログラムが解からない訳です

 から、修正が発生した場合ほかの人が変わることができないのです。

 ですから、他の誰かが見てもある程度解かるような決まりを教えます。

 効果的に製造する方法です。

 そうかと言って、このプログラムは一行目にこう書いて、二行目には

 どうこうしなさいと指示していたら、自分が作成する方が早い

 訳です。肉体労働の場合は、こういう考え方にはなりません。

 先輩方がやってきたことをそのまま実行する。そしてその後コツを

 覚えていく。こんな方法で学習をしていきます。

 プログラムの組み方を規定し、教えた後は自分で学ぶしかありません。

 同じプログラムは二つとして無いわけですから、それまでに得られた

 知識を応用してプログラムを作成する目的を達成していくのです。

 知識を学ぶと言っても、放任主義では成果は上がりませんし、

 目的も決めずに学んでも、効果的ではありません。

 皆さんの組織は、知識組織になろうとしていますか?

 それとも今ある組織の延長線上に将来の組織を描いていますか?

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2021年07月03日

ドラッカー先生でも理解できなかったことがある

◆先日より、P・F・ドラッカー理想企業を求めてという書籍を

 読んでいます。この本は、エリザベス・イーダーハイムという

 コンサルタントが、晩年ドラッカー先生から依頼を受けて、書き

 記した書籍
です。訳は上田惇生先生。

 マネジメントの上中下巻の下巻のあとがきに紹介されていました

 ので、読むことにしました。

 ドラッカー先生の言葉を、他人を介して私は知ることになるので

 少々抵抗があったのですが、丁度アドラー心理学の書籍を読み終

 えたところでしたので、継続学習の隙間としてこの本を挟み込んで

 みました。

   ドラッカー先生でも理解できなかったことがある

  ★動画deプログ解説はここから★



 この本は、ドラッカー経営を一通り勉強した方が読むととても

 良い本です。ドラッカー先生のインタビューに基づき、実際の企業

 を裏付けのために取材
しています。その取材先はが実際にマネジ

 メントを実践してきた人たちですので、具体的に自分に置き換えて

 イメージしやすく
なりました。ドラッカー先生の言葉は、真意を付いて

 いるのですが、凡人には解かりにくい表現がありますから。

 第2章の3分の2当たりに進んだときに、私をほっとさせる言葉

 がありました。それは次のような文章です。

  『ドラッカーは、あまりに多くの企業が株主に気をとられ

   顧客を忘れていることを心配し事態を深刻に受け止めた』

 この次の文脈です。

  『CEOたちがどうして自分のいうことを聞かないのかが

   理解できなかった


 社内会議をしていると、自社の売上であるとか、自社の問題点が

 議題になることがほとんどです。

 そこに、顧客がどのようになったかは、ほとんど出てきません。

 ドラッカー先生は、顧客の中にパートナーとしての顧客として成員

 を含めています。したがって、社員がどのように成長したかも顧客

 の成果となります。これすらも会議には出てきません。

 せいぜい出ても、喜んでいましたよ。とか顧客は満足していました。

 程度のことです。どこをどのように満足したいのか。そもそもそれは

 われわれの顧客なのか
・・・・

 この前提があって、会議ができるし、マーケティングの勉強もできる

 はずです。目的なきところに成果なし。手段とコストだけが増えるだけ。

 ほっとしたのは、ドラッカー先生でもクライアントの気持ちが理解

 できなかった
ということです。

 ドラッカー先生に比べて劣っている私であれば、当然のこと。

 まだまだ研究の余地はあるということです。

  ・われわれの事業は何か

  ・われわれの事業は何なるか

  ・われわれの事業は何であるべきか


 を最近自問している私にとっては、とても勇気づけらた一文でした。

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2021年04月17日

能力以上の報酬は、会社の罪

◆一昨日マネジメント上巻を読み終えました。私の勉強方法は

 オーディオブックと書籍の併用です。

 もともと読書が嫌いで、読む速度の遅いため1冊を読むだけで

 2か月、3か月掛かるのはよくあることでした。

 ところが、今回は半月足らずで読み終えることができました

 その方法とは次のような手順です。

 書籍を読む前に、オーディオブックを車を運転するときなどを

 利用し2〜3回聞いておきます。

 のちに、書籍を読み始めると、おおよそのストーリーが頭に

 入っていますから、読む速度がぐんと上がります。

   能力以上の報酬は、会社の罪

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 まだ上中下巻の上巻だけですが、ドラッカー先生のマネジメ

 ントは、経営者として研究して損はない内容
です。

 プロフェショナルの倫理についてドラッカーは、次の言葉を

 伝えています。

   『知りながらにして害をなすな』です。

 例として、報酬の高さについて言及しています。

 報酬が高いと聞くと給与の払い過ぎと思ってしまいますが

 少々見方が違います。報酬を高くすることで、その組織に

 縛り付けることになるとドラッカーは言っています。

 その人が、能力を生かせていないと感じていても捨てがたい

 報酬のために組織にしがみついてしまう
からだそうです。

 能力以上に報酬を与えることは、その人の能力を生かし切れ

 ないことになります。これは、逆の意味で会社の罪です。

 こういったことは、日本ではあまり見られないですが、

 顧客との関係でもあり得ます。

 依存度が高くなりその顧客から離れられなった場合、間違って

 いることでも悪いと知りつつそのまま実行してしまうことです。

 そんなことを続けていれば、市場から神判が下り業界自体がなく

 なることすらあります。

 能力以上の仕事を受けることも、知りながらにして害をなすに

 該当します。さらにいうならば、得意でもないことを粗利益が

 ほしいからといって受けることもこれに当たります。

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2021年02月27日

誰が正しいかではなく、何が正しいかを議論する

◆2月のランチェスター実践塾の1時限目は、先人の知恵に

 学ぶ事業でした。2月でドラッカーのマネジメントの4回目を

 終えました。その中で2つ印象に残ったことがあります。

 双方ともマネジメントの訳者である上田惇生先生の言葉です。

 一つ目が、ドラッカー先生は理想を掲げて、それを手持ちの

 手段で達成
することを目指している。という主旨の言葉。

 もう一つが、誰が正しいかではなく、何が正しいかを考えよ。

 というものです。

 知識社会では、組織はボス型からマネジメント型への移行が

 必要になります。ボス型とはボスの言うことに叶うような部下に

 なればよかった時代
です。人間関係であれば、自分の考えは

 さておき、あなた好みの私であれということです。

    誰が正しいではかではなく、何が正しいかを議論する

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 反面、組織外の人に対しては、敵対的です。誰かが上手く

 行くと妬みが入ります。私もそうです。SNSで近しい人が

 自分より上手く行っていると羨ましく思います。

 それが闘争心となり、モチベーションに繋がることもあります。

 しかし知識社会において、これでは生産性は上がりません。

 知識を基盤にするということは、上司部下関係なく効果的な

 知恵は何かが必要だからです。ボス一人の考えより、全員の知恵

 の方が効果的
なのです。

 したがって、答えは一つではありません。

 ボス型組織では、誰が言ったかが大きな意味を持ち、誰が

 言ったかによって、組織における正否が決まります。

 マネジメント型組織では、何が正しいかを全員が考えなけ

 ればなりません。しかも答えは一つではありませんから厄介

 です。多数決で決めることなどできません。

 日本人が得意なのは、周りの意見を忖度することですので

 ボス型組織で生きることが得意です。

 マネジメント型は、少々苦手ですのでトップ自らが勇気を

 持って、組織の再構築を
しなければなりません。

 昭和、平成と高度経済成長、バブルとボス型組織で長く生きて

 きた人には、解らないかもしれません。

 しかしこの考えが、将来の日本を亡き者にするならば考えなけ

 ればなりません。

 社長の役目・社長の仕事

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2021年02月06日

競技大会組織委員会会長の発言は、ボス型組織の終焉か!?

◆森元総理の発言が世間を賑やかせているようですね。相変わ

 らずマスコミやSNSにいいネタを提供してくれます。

 私もこれに便乗してブログネタを頂きました。

 女性蔑視と言われていますが、私はそうではなく自分が一番

 的な完全にボス型組織のリーダーをやっているだけだと感じ

 ました。たまたま今回は女性に対する内容だっただけです。

 ボス型組織のリーダーらしく、黙って俺の言うことを承認しろ。

 俺の言うことを聞いていれば、いいんだ!

 お前らは、何も考えなくてもいい。と言いたいらしい。

   競技大会組織委員会森会長の発言は、ボス型組織の終焉か!?

  ★動画deプログ解説はここから★



 ボスが意見を求めることもありますが、自分の意見と違うことは、

 許さん。
まして価値観の違う俺が理解できないことなど

 絶対受付ない。自分が人を認めないのと同じく、自分自身を

 否定するとになるからです。こういう人の末路は、この組織に

 必要がない人間だと自らをも貶めるになります。 

 某野球解説者もそういう発言が多いようです。リーダーでなけれ

 ばそれも許される
かもしれません。

 しかし今は知識社会です。そして多元化社会、多様化社会です。

 一人が考えたことが概ね正しいなどということはあり得ません。

 そんな中、社会の課題を解決していくには、自分と違った考え

 を持っている人たちに協力
してもらわなければなりません。

 こうした社会の変化が解っていない人がトップに君臨するのは

 かなり危険
です。残念ながら、現時点で権力を持っている人は

 このことに気付きません。

 気づいてしまったら、自分の地位がやばくなりますから・・・

 もっと恐ろしいのは、ボス型チルドレンが育つことです。

 会長の発言を認めざるを得ない組織には、ボス型組織チルド

 レンが、内在している可能性があります。

 ボスの言うことが絶対とする考え方をしている人は、自分の

 頭で考えなくなります。

 ボスがいなくなった時に、何も考えられない人たちがリーダー

 の立場になったら、その組織は衰退の道を歩みます。

 なぜなら、何も考えずに経験をしてきたチルドレンが自分の

 経験だけで何事も判断
しようとするからです。

 そうなってからでは、遅いのでマネジメント型組織への改革

 に着手するべきだと私は思います。

 そのために組織の成員に、マネジメント教育を今すぐ始める

 ことです。ボス型リーダーを活かすためにも。

 皆さんはどのように考えられますか?

社長の役目・社長の仕事

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2020年12月12日

コメが世の中を変えた!歴史に学ぶ21世紀の生き方

◆今週有酸素運動をしながら、撮りためたビデオをチェック

 していました。NHKの知恵泉でコメに焦点を合わせた

 番組をしていましたが、経営について考えさせられる部分が

 ありましたので、ご紹介したいと思います。

 縄文時代は、狩猟によって生計を立てていました。その頃の

 土偶は、女性の方が大きく描かれていました。

 女性が子供を産むことを神秘的で、神の行事などに使われたので

 大きく作られていたのではないかということでした。

 自覚のない男性は、なんだか良く解らんが、子孫を生み出す

 女性を神のように考えていたんでしょう。

   コメが世の中を変えた!歴史に学ぶ21世紀の生き方

  ★動画deプログ解説はここから★


 弥生時代に入り、米を中心に生計が立てられるようになると、

 様相が一変してきます。出演していた先生曰く、土地に固定

 されたというのが大きく影響
したとのこと。

 米を育てるのには、1年がかり。この土地で生きると決める

 ことになったのです。狩猟が中心だと獲物を追い掛けて自分が

 移動していく移動することが生計を立てる手段だったのが、

 土地に定まることが、中心になったわけです。

 不確定な獲物を追い掛けるより、確実で蓄積できるコメは当時

 としては画期的だったことでしょう。この頃の土偶は、男女の

 大きさは同じになってきます。共同で作業をすることから男も

 何かを生み出す
ことが出来るようになった証かもしれません。

 そして小さな村々が土地と水を守る戦いに入ってきます。

 こうなると男の出番です。

 一カ所に定まる、そして男が中心である社会は、その後長く

 続いてきます。第二次世界大戦がその切り替わり時期では

 ないでしょうか?男が戦争に明け暮れている間に、国内では

 女性が生産を担当する
ようになります。こうして始まった

 女性の経済社会への進出は、今に繋がっています。

 さらに、ITの発達により、働く場所が変わろうとしている

 のが現在です。一カ所に定着して働くことから、容易に移動

 できるようになってきたのです。近いうちに1カ所に所属しない

 ことが普通になってくるのではないでしょうか?

 反面、組織への関与は必須になってきます。知識を成果に繋

 げるには、他人にその知識を使ってもらわなければならない

 からです。

 人間は、他の動物に比較して、集団でしか生きていけない動物

 のようです。それほど弱い立場です。

 会社に所属せずとも、自分が活かせる共同体は必要なのかも

 しれません。その自由度が圧倒的に増えたのが、現代です。

 こうして考えてくると従来型の組織では、耐えられない点が

 多々出てきます。このことが解っている人は、世の中にどれだけ

 いるのでしょうか?

 ドラッカー先生は、このことを解っていたみたいです。将来も

 組織を継続して行きたい方は、是非研究してください。

<<ライブで解説は12月13日チャンネルはここから>>

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2020年12月05日

最適な規模とは、最大の適応力をもたらす規模である

◆組織を拡大してきた人たちが、このコロナ禍で見直しを

 迫られています。チェーン店の閉店が相次ぐ中、中小

 企業は、どうすればよいのでしょうか?

 これ以上小さく出来ないという規模になってしまっている

 かもしれません。組織の最低規模は、おかれている市場や

 競争相手との関係で、決まってきます。

 最大規模というのも限りなく、大きくすることは出来ません。

 大きくなれば恐竜が絶滅したように、自らの体を維持する

 ためだけにエネルギーを費やし
てしまうからです。

   最適な規模とは、最大の適応力をもたらす規模である

  ★動画deプログ解説はここから★


 最適な規模とはどのような規模でしょうか?勿論、市場や

 競争相手との関係で決まってきますので、何人という絶対値が

 あるわけではありませんが、最適な規模を表す言いえて妙な

 言葉があります。ドラッカー先生の書籍『企業とは何か』に

 一節にそれがあります。

 最適な規模とは、

   『最大の適応力をもたらす規模』です。

 組織全体を見渡すことが出来なければ、適応力が無くなります。

 過去の実績で、人を評価しなければならないのも適応力が無く

 なる要因です。人の強みを見切れていないからです。

 ボス型組織は、現場に考えさせない組織になりやすいので、

 特に気を付けるべきです。

 皆さんの組織は、このコロナのような問題が出た時、新しい

 時代に向けて、適応
しようとしていますか?

 もしそうでなければ、その組織は危ないかもしれません。

 適応力が減退しているからです。今すぐ、組織の作り直しを

 考え始める
ときです。


<<ライブで解説は12月6日チャンネルはここから>>

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2020年08月15日

他人に教える

◆生産性向上の最後のステップは、他人に教えることです。

 ただし、教える人の成長を目的にすることです。

 自分の優越感を満たすことを目的にすると生産性向上どころか

 自分も成長が止まります。


 22歳ごろだったと思いますが、スキーを始めました。

 ボーゲンができるようになって、嬉しくて休みになると雪山へ

 何時間も車で出かけていました。

 といっても、転倒せずに降りてくるだけで精一杯でした。

 こんなレベルでしたが、あるときスキーツアーを企画することに

 なりました。初心者が多く、私は教える側に立つことになりました。

   他人に教える

        ★ライブ録画はここから★
  

 自分より下手な人を教えることに味を占め、教える立場でいることを

 望んだのです。こうなると自分のことなどそっちのけ。

 自分は一向に上手くなろうとせず、口だけが達者になります。

 ある時、自分が全然上手くなっていないことに気づき、

 教えることを止めました。これはドラッカー先生の言っている

 他人に教えるとは、明らかに違います。

 他人を上達させるためではなく、自分の心地よさを求めて

 いるだけです。

 他人を上達させるには、相手の解る言葉で話さなければなり

 ません。
そしてその人が出来ることをよりできるようにする

 工夫が必要になります。

 このような考えで、他人の教えると生産性は向上しますが

 私のような自己の存在感を満たすために教えると無駄な時間だけが

 過ぎて行きます。こうなると社内では老害です。

 皆さんは決して間違えないようにしてください。

 ちなみに、それに気づいた私は、その後スクールに入り

 一応パラレルの膝の抜き方ぐらいはできるようになりました。

 動画deブログ解説は、8月16日AM11時からライブでお伝

 えします。

   <<チャンネルはここから>>

   社長の役目・社長の仕事

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2020年08月08日

継続して学習する

◆生産性向上の第5ステップは、継続して学習するです。

 ドラッカー先生は、日本のことを評価してくれています。

 この文章にもその一端があります。

  『禅の伝統を持つ日本の例が押しているように

   訓練の最大の資かは、新しいことを学ぶこと

   ではなく、すでにうまく行っていることを

   さらにうまく行う
べくみずから継続して学習

   することによってもたらされる。』

     継続して学習する

        ★ライブ動画はここから★
  

 ドラッカー先生は、ミッションには卓越性が必要だと言っ

 ています。まさにこれが卓越性に繋がる方法です。

 ところが世間では、この逆をしています。新しいことを

 次々行うことが素晴らしいことだと思わされているよう

 です。私はマスコミの影響を受けすぎているのではないかと

 思っています。

 マスコミの仕事の一つに、他の誰も知らない珍しいこと、

 変わったことを伝えることがあります。

 決してそれが素晴らしいこととは別です。ステレオタイプの

 人たちがそれに群がると思いもよらないブームが起こります。

 これを勘違いして失敗する人がなんと多いことか。

 座禅に限らず、トップアスリートの考え方は、よりうまく行っ

 ていることをさらにうまく出来るようにし、他には真似が出来

 ないところまで高める方法
です。

 この卓越性を以って、社会のニーズに応えるのが人間の役目に

 なるのではないでしょうか?

 動画deブログ解説は、8月9日AM11時からライブでお伝

 えします。

   <<チャンネルはここから>>

   社長の役目・社長の仕事

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2020年08月01日

労働者をマネジメントのパートナーとする

◆正直この4番目の『労働者をマネジメントのパートナー

 とする』という箇所の解説はよく解りませんでした。

 しかしドラッカー先生の書籍は、同じことを別の角度から

 別の言葉で解説してもらっていますので、他書籍の内容も

 含めて、私の解釈をお伝えします。

 肉体労働は、こちらの指示通りさえしてくれれば、成果に

 確実に繋がっていきました。ある意味何も考えずに、一心

 不乱に
スコップを土に差し込みさせしてくれればよかった

 のです。

 しかし知識労働においては、そういう具合にはいきません

   労働者をマネジメントのパートナーとする

        ★ライブ動画はここから★
  

 私は今さくらサーバーというレンタルサーバーを使って

 ブログを書いています。ブログを無料で書けるところは

 他にも多くあります。楽天、アメーバーなどなど。

 楽天には、楽天の客層があり、アメーバーにはその客層が

 あります。最近まで私はアメーバーにも投稿していましたが

 止めてしまいました。いずれ楽天も止めたいと思っていますが

 創業当時から、続けているために止めるにやめられないだけです。

 私のブログの目的は、自分のクライアントさんに読んでおもらう

 こと
です。不特定多数の人に見てもらって、アクセス数を稼ぐこと

 が目的ではありません。

 つまり私の成果は、クライアントさんの理解度なのです。

 これが解っていないと、とにかくブログをアップするという

 だけの作業になってしまいます。


 これでは成果に繋がりません。

 日常のことをSNSにひたすらアップする人がいますが、

 中には、目的を見失っている人もいます。

 成果は何かを共有することは、明らかにマネジメントの

 パートナーとなることを意味
しています。

 ところが、この成果は何かを共有していないところが多いの

 には、驚くばかりです。下手をすれば、社長自身も成果を

 誤って理解している場合があります。

 例えば、売上高、企業規模、従業員数などです。

 皆さんの組織では、成果を共有できていますか?

 どうやってマネジメントのパートナーとなってもらうか

 ユーチューブライブ配信でお伝えします。

 8月2日AM11時スタートです。

   <<チャンネルはここから>>

   社長の役目・社長の仕事

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2020年07月25日

生産性の意味を考える

◆生産性というのは、投入に対してどれだけ成果を

 得られたかの割合です。

 ここで私が引っ掛かったのは、成果とは何かです。

 企業の場合、直ぐにこれを利益と決めつける人が

 いますが、これは大きな誤解です。

 利益は、事業を存続させるための必要条件です。

 生産性の意味を知るには、経営者に贈る5つの質問の

 4番目『われわれの成果は何か』を定義しておく必要

 があります。

    生産性の意味を考える

   ★動画deブログ解説はここから★



 われわれの組織の活動が成果とするものは何か?

 われわれの活動の結果、顧客がどのように変わることを

 成果とするのか、量的、質的に定義
します。

 これはとても難しいことですが、これを考え続けないと

 存在意義は無くなります。

 生産性の意味を考えるに当たり、FWテーラーの考え方

 を知っておく必要があります。FWテーラーは、どんな

 仕事も神秘的でその人しか出来ないようなものはない


 しました。分解して、まとめれば単なる作業になると

 いうことです。

 この考えは知識労働の置き換えることが出来ます

 営業という仕事は、非常に神秘的に捉えられています。

 カリスマ営業などというものは存在しません。もし

 組織の中に存在させてしまったら、その営業がいなく

 なったら会社の存在意義は無くなることになります。

 営業の仕事すらも、分解して段階を踏んでいけば

 ゴールに
近づかせることができます。

 こう考えないと、知識労働の生産性は上がらないことに

 なります。知識社会に突入した現在では、ここの生産性

 を高めかねれば、社会全体の生産性も上がりません。

 とくに知識労働、サービス労働の生産性が現代の大きな

 問題です。サービス労働は、これに加えて社会的地位を

 上げることが必要です。

 知識労働、サービス労働では、仕事内容によって3つに

 分けることが出来る
そうです。

 そして、ここまでの3つ

   1.必要のない仕事をやめる

   2.仕事に集中する

   3.生産性の意味を考える

 を、明らかにするだけで、生産性はかなり上がると

 ドラッカー先生は言っています。

 詳しくは、ユーチューブライブでお伝えします。

 7月26日AM11時スタートです。

   <<チャンネルはここから>>

   社長の役目・社長の仕事

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        2020年10月8日スタート

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        その2   その3    その4 


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2020年07月18日

仕事に集中する

◆生産性を向上させるには、誰でも知っていることですが、

 仕事に集中することです。

 しかしこれとは真逆のことをいているのが、現代です。

 皆さんは、人手不足の時に対処はどうされますか?

 人がいなんだから、全員で分け合ってカバーしませんか?

 仕事側から見れば、確かに片付くように思えます。しかし

 人側から見れば、あれもこれもする兼業になります。

 こうすると仕事は出来たかもしれませんが、生産性は

 落ちます。

   仕事に集中する

 これを防ぐには、自らの仕事で最も成果に貢献出来る

 ことは何か
を決めることです。店の店員の仕事は何で

 しょうか?接客です。伝票処理やバックヤードの片づけは

 本来の仕事ではありません。接客時間が多くなれば成果が

 上がります。そうかといって店としては、伝票処理やバック

 ヤードの整理整頓は必要なことです。

 これを防ぐには、アウトソーシングすることです。店員は

 接客が得意です。そこに専念させることです。
それなのに

 伝票処理や整理整頓に時間を使わせてしまうのです。

 本当に成果に繋がる仕事は何かを定義しせばこのことが

 解ってくるはずです。

 それはすべて成果に集中させるためです。

 あれこれ部下に指示をして、成果を上げられないのは仕事の

 出し方が悪い
ということになりますね。

 動画deブログ解説は、明日11時からライブ配信にて

   <<チャンネルはここから>>

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2020年07月11日

必要のない仕事をやめる

◆生産性を高める6つのステップの一つ目は、必要のない

 仕事をやめることです。私は以前ソフトウェアの開発の

 仕事をしていました。プログラムというのは、複雑であれば

 あるほど修正が難しくなります。

 例えば、その年が閏年かどうかを判定するプログラムを作成する

 とします。グレゴレオ歴では、閏年は、4年に1度閏年になります。

 そして100年に一度閏年ではなくなります。

 さらに400年に一度閏年でなくなることがなくなります。

 これをプログラムで判定するにはどうすればよいでしょうか?

    必要のない仕事をやめる
   ★動画deブログ解説はここから★
  

 まず西暦を4で割ってみて、余りがなければ閏年の可能性が

 ありますので、さらにその西暦を100で割ってみて、余りが

 なければ、閏年でない可能性があるので、もう一度400で割

 ってみる。そして余りがなければ、閏年と判断するというように

 言葉通りプログラムを作成することができます。

 しかし、次のようにも考えられます。

 400で割り切れたら、閏年。

 上記以外で、100で割り切れたら、閏年ではない

 さらに、4で割ってみて、割り切れたら閏年。

 こうすることで、プログラムの行数は減少します。ここでは

 閏年を判定することが仕事であり、閏年の定義を理解する

 ことではありません。
暦とのずれをどうするかなどは、どうでも

 よいことなのです。

 閏年程度なら、それほど差はないかもしれませんが、知識労働は

 やり方によって、生産性は大きな差がつきます。

 ホームページのデザインなど最たるものです。有名カメラマンに

 撮影してもらい、有名デザイナーにデザインしてもらっても

 見てくれる人がいなければ何の意味もありません。見てもらっても

 仕事に繋がらなかったら、これまた意味を成しません。

 こうならないためには、仕事を再定義しなおす必要があります。

 この仕事の目的は何なのか?成果は何かなのかをです。

 知識労働は、深く考えずに、実行さえすれば成果が上がるという

 ものではありません。

 仕事の再定義をするには、組織の目的、何を実現したいのかを

 正しく、明確に決めておく必要があります。

 ドラッカー先生の経営者に贈る5つの質問の一つ目、

 われわれのミッションは何か?を考えてみてください。

   社長の役目・社長の仕事

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2020年07月04日

知識社会における生産性を高める6ステップ

◆社会がこれほど発展してきたのは、生産性の向上が根底にある

 からです。

 今までは、人が集まり同じことを同じようにすることで、大量の

 生産を可能にしてきました。

 そこに、資本が投下されて近年の生産性の向上は目を見張るものが

 あります。

 しかしその考え方は、より多く作ることが中心でした。したがって

 より長く、より激しく働くことが善しとされてきたのです。

 そしてより資本を稼ぐことによって、さらに生産性の向上を図って

 来ました。

 しかしながら、現在はそうではありません。それは仕事の中に知識労働

 が占める割合が増えてきた
からです。

    知識社会における生産性を高める6ステップ

 こうして今までは、工場労働の生産性の向上から知識労働の生産性の

 向上
が課題となってきたのです。も

 もう一つの課題は、サービス労働の生産性向上です。

 知識労働の生産性の向上の6つのステップをドラッカー先生は経営論

 の中で次のように言っています。

  1.必要のない仕事をやめる
  2.仕事に集中する
  3.生産性の意味を考える
  4.労働者をマネジメントのパートナーとする
  5.継続して学習する
  6.他人に教える


 これらが自社にとってどのように影響するかを考えていかなければ

 なりません。

 これを実現するには、組織の再編成が必要です。まず社長の頭の中

 とりわけ、OSの再インストールが必要です。

 バージョンアップではありません。全く新しいOSを再インストール

 する
のです。Windowsを使っていた人が、iosに換わるようなものです。

 コロナ禍で企業がやるべきことは、知識社会に対応できる組織の再構築

 リエンジニアリングです。

 ステップの一つについては、次回以降学んでいきましょう。

   社長の役目・社長の仕事

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2020年06月27日

知識は身に付けるものではない、使うものだ

◆竹田先生と出逢って、17年です。先生が制作されたすべての

 教材を購入し、勉強させていただいてきました。

 先生の教材には、経営の原則の部分はあらゆるところに出てきます。

 卸販売の代理店という立場では、教材に重複部分があると少し気が

 引けるところがありました。

 しかし、勉強する立場では、この繰り返し勉強することが今に

 なって重要であることが解ってきました。

 最初は、何度も繰り返されるので、頭にインプットされる効果だと

 感じていたのですが、最近は何度も繰り返さないと意味がないこと

 気づいて
きました。

    知識は身に付けるものではない、使うものだ

    ★動画deブログ解説はここから★


 ドラッカー先生は、現在は知識社会に突入している。知識社会では

 知識に知識を適用する必要がある
と言っています。

 知識労働は、自分だけで成果を上げることできません。自分の知識を

 使ってもらって初めて成果がでます。知識を伝えた人が成果を出して

 貰わないと全く意味のない知識
なのです。

 逆の立場で考えてみてください。知識社会で成果を上げるには、知識を

 利用することが必要なのです。

 現在の社会で、自分自身が知識をすべて持とうなどと思うことは無理が

 あります。自分で集めた知識など世の中の一握りです。

 そうかといって、すべてを人に委ねることもできません。なぜならば

 それぞれの目的は、その人しか解らないからです。組織の目的はその

 組織でしか決めることができないのです。さらにそれを達成するのは

 その組織が故に組織が自身の目的を決めなければならな
いのです。

 自らが専門家になる必要はありません。専門家を使うだけための知識を

 身に付けれさえすれば、成果は上げられます。

 知識社会で成功する人は、他人の知識を使って目的を達成する方法を

 考えられる人
です。そのためには、考えて準備して知識を出していては

 実現できません。右脳から映像として湧いてくるようにする必要が

 あります。湧きでてきた知識を使う場合は、自分より質のいい専門家の

 知識を利用するのです。

 これを間違うと、知識社会で成果を上げることはできません。

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2020年06月16日

組織の目的なんか、ほとんどの人が考えたことがない

◆昨夜、読書会に参加いたしました。実質第1回目の会合です。

 私も会員の一人として、進行役をさせていただいています。

 10名ほど参加して、ピータードラッカーの難解な書籍を

 紐解いていくものです。

 1時間半ほど使って、進んだのは3〜4頁(たぶん)。

 これだけでも内容はとても深く、そして経営者として当然知って

 おくべきこと
でした。

   組織の目的なんか、ほとんどの人が考えたことがない

  皆さんは、組織の目的って考えたことはありますか?

  会社に人が集まってなんで仕事をするのでしょうか?

 ほとんどの人が、これほど深く考えたことはないのではないで

 しょうか。

 工場労働の場合、そこにしか働く場所が準備されていませんから

 集まる必要があります。それであっても、人が集まって仕事をする

 理由があるというのです。

 ドラッカー著『チェンジリーダーの条件』これがこの読書会の教材です。

    

 そこには次のようにあります。

  『人が共同して成果をあげることを可能とし、

   人の強みを発揮させ、弱みを無意味なものにする』


 第一は、共同して成果をあげることです。個人戦ではないという

 ことです。団体戦です。

 団体戦で、戦う、つまり組織の能力を高めるには、次の言葉

 『人の強味を発揮させる』そして『弱みを無意味なものにする』を

 実現することです。これを行うのがマネジメント。

 中小企業の場合は、社長なのです。

 組織に集まってきた一人一人が、それぞれの強みを発揮するような

 組織って、どんなに素晴らしいんでしょう。今の苦境なんか

 簡単に乗り越えそうな気がします。

 高々数行の文章を全員で、本当はどういう意味なのかを吟味しながら

 自社に置き換えて進んでいきますので、せいぜい数ページしか進まない

 のは、解っていただいたと思います。

 こんな具合で、ドラッカー先生は、マネジメントとはとして7項目

 挙げています。この勉強会、社長にはきついですが、マネジメント

 の役割がはっきり解ってきます。

   社長の役目・社長の仕事

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2020年05月30日

小さい会社は、知識社会で成果を上げろ

◆ドラッカー先生の書籍を読み漁っています。現在読んでいるのは

 ポスト資本主義社会です。

 ドラッカー経営論という論文集を読んだだけでは、知識社会とは

 どういう風になるのかわからず。断絶の時代を読んでも観念的で

 今一つでしたが、ポスト資本主義社会ではぼんやりと見えてきました。

 あと2冊ほど読めば、なんとなくわかるレベルになりそうです。

 そうは言っても、はっきりしてきたことがあります。

 これからの知識社会で、成果を上げるには成果に焦点をしっかりと

 合わせなければならない
ということです。

 目的は何か。これを常にチェックしていなければなりません。

    小さい会社は、知識社会で成果を上げろ

   ★動画deブログ解説は、ここから★


 人間は、目から入ってくるものに大きく影響されます。今やっている

 こと、今までやってきたことを肯定したくなります。

 これが原因で、目的を見失ってしまう自分を安心させようとします。

 大勢でいると周りに合わせて何となく動いていれば、成果が上がった

 ような気がします。ここに大企業のスキが生まれます。

 知識社会に移行していく数年の間に、中小企業が逆転するチャンス

 生まれてきます。その大きな要因は、組織の在り方です。

 知識社会になるにあたり、組織も順応させていく必要があります。

 人数が多いほど、組織を変えていくことに壁があります。

 伝言ゲームを思い出してもらえば、このことはすぐにわかります。

 コロナを言い訳けにして、このことごまかしている組織は、次の社会では

 勝ち残れません。

 皆さんの組織には、人が集まってきていると思います。その集まった

 人たちは、一体何を実現しようとしているのでしょうか?

 これがミッション、組織の目的になります。

 従業員さんの給与を支払うために、仕事をやっていかなければならない

 というのは、目的にはなりません。このような組織が、社会から必要と

 されることはありません。

 自分の組織を存続させるために、顧客は物を買ってくれることはしません。

 必要とされるから、その組織にお金を出すのです。

 真摯に、組織とは何か。事業とは何かを考えるときが来たと思います。

 ドラッカー先生の書籍を読めば読むほど、これを感じます。

 皆さんは、次の時代どのように勝ち残ろうとしていますか?

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2020年02月29日

成果は、組織の外にある

◆ドラッカー先生は、マネジメントとは何かを説明するに

 あたり7つの項目を挙げています。

 最後が、『成果は、つねに組織の外部にある』ことです。

 これが最も大切だと言っています。

 振り返ってみると成果が出ていない多くの原因が内部

 中心に
あります。自己中心的であることもそれにあたると

 私は考えます。

   成果は、組織の外にある

  ★動画deブログ解説は、ここから★


 企業であれば、顧客の満足。学校であれば、生徒が何を

 学んだか。病院は、どれだけ病気を治したかになります。

 対象となるものに対して、どのような影響を与えたかです。

 私の仕事は、その会社がどれだけ成長したかだと思います。

 この成長とは、規模の拡大ではなく、どれだけ変わったかです。

 業種によっては、私のようにはっきりと表れてこない業種も

 あるかもしれません。しかし顧客に何の影響も及ぼさないので

 あれば、いずれそれは成果と認めらなくなり
ます。

 例えば、自動車業界の法定点検。車の性能が悪い間は、点検を

 することで、不安が払しょくされたかもしれません。

 実際に、キャブレターの調整をしないと調子が悪くなるエン

 ジンはありました。しかし今はどうでしょうか?

 こういったものには、お金を使いたいと思わなくなるのは

 当たり前です。

 皆さんの組織は、どのような成果を組織の外に及ぼして

 いるでしょうか。自分たちの成果はなんであると定義して

 いますでしょうか?

 自社の売上ではないことは明らかです。

   社長の役目・社長の仕事

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2020年02月22日

成果・評価を仕事の中に組み込む

◆日本の特攻隊に対する評価で、あんなのは作戦でもなんで

 もない。という評価があります。

 それは成果・結果が解らないからです。

 行ったきりで、その後どうなったのか。相手にどういう

 被害を加えたのかが全く分からないからです。

 このようなことは中小企業の中では、多く発生しています。

 社長が、何か思い付きで言ったことはほとんどこれに

 あたります。言った本人すら忘れていることもあります。

   成果・評価を仕事の中に組み込む

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 これに対して、従業員は何も文句を言いません。

 従業員は勤務時間が基準で給与が支払われている訳です

 から、その間動いていればとりあえず給料は振り込ます。

 トップマネジメントは、こうはいきません。会社自体が

 無くなってしまいます。

 そうかといって、社長がすべてチェックすることは

 不可能です。

 最も賢い方法は、仕事そのものに評価を組み込んでおく

 ことです。ドラッカー先生は、産出量や利益だけではなく

 マーケティング、イノベーション、生産性、人材育成、

 財務状況など
組織の成果や存続に関わること全てに

 評価基準を設けろと言っています。

 ところが多くの経営者の評価は、利益に関わることだけ

 しかもっていません。

 利益にしか目が行かないと、景気に波に乗ることは出来る

 かもしれませんが、景気の波と共に沈むことになります。

   社長の役目・社長の仕事

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