2022年10月05日

社会がガラガラポンされるまで、あとわずか

◆ドラッカー先生が書かれたポスト資本主義社会は、われわれが

 社会通念としてきた資本主義社会の次の社会のことを言って

 います。その書籍に次のようにあります。

   『組織の焦点を使命に合わせ、戦略を定め、実行し、

    目標とすべき成果を明らかにする人物が必要である。

    このマネジメントには大きな力が付与される。

    しかし、知識組織におけるマネジメントの仕事は、

    指揮命令ではない。方向づけである。

   
 こんな難しいことを勉強しなくても事業はやっていけていると

 いわれる方は多いのと思います。勉強して経営ができるのなら

 経済学者はすべて大金持ちになっていると。

     社会がガラガラポンされるまで、あとわずか

  ★動画deプログ解説はここから★


 確かに、そうかもしれません。しかし今事業がなりたって

 いるは、過去に行ってきたことの上になりたっているに

 過ぎないと私は思います。

 近い将来訪れるであろう知識社会でも通用するのでしょうか?

 経済学者は、過去のことを調べて過去を評価しているにすぎません。

 ドラッカー先生は、社会生態学者と自分で言われているように

 経済学者とは異にします。

 近い将来、2030年ごろには知識社会に移行が終わると

 ドラッカー先生は、予告しています。もちろん時期は外れる

 こともあるかもしれませんが、社会が変わるのは皆さんも

 感じていることだと思います。それが大きく変わると考えるか

 そうでないと考えるかの違いで、現在の行動に大きな違いが


 できてきます。私や社会がガラガラポンと変わってしまうの

 ではないかと考えています。私は変わることを楽しみに待って

 いる次第です。

 上記に挙げた言葉を、一つずつ解釈し、自社に置き換えて

 いくとマネジメントの立場で何をしなければならないか

 見えてきます。

 『指揮命令ではない。方向づけである。』と一言で言って

 いますが、具体的に自分はどのように行動を変えていかなければ

 ならないのでしょうか?
今までの自分の経験では、おそらく

 浅くとらえたり、違った意味に捉えたりしてしまうのでは

 ないかと思います。

 そこで、文章の解釈については、ライブ番組の中で一緒に考えて

 行きたいと思います。

  <<ライブde解説は10月9日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(58期生)募集中★

        2022年10月3日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 14:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年09月28日

明日の組織モデルは・・・

◆明日の組織モデルと言われても、今日のことで精一杯なのに

 と思われるかもしれませんが、すでに明日は始まっています。

 社会が知識社会に突入していることを理解している人は、

 明日の組織モデルの重要性を解っていただけると思います。

 知識社会では、知識労働の生産性の向上が課題なります。

 見方を変えれば、知識労働の生産性向上が業績を左右する

 ことになります。

 何度もセミナーなどでお伝えしてきましたが、知識労働の

 生産手段は、一人一人の頭
になります。

     明日の組織モデルは・・・

  ★動画deプログ解説はここから★


 それ以前は、生産手段は工場の装置でした。装置を動かす

 ために人間が動き、装置が製品を生み出しました。

 しかし知識労働の場合、コンピューター自身がものを作り

 だすことはなく、人間が頭で考え指令をするから製品が

 生まれます。
さらにその指令の仕方によって、生産性が

 大きく変わります。

 つまり人間の頭の使い方いかんで、業績が左右されます。

 その頭は、マニュアルを整備すれば働くものではありません

 その人自身しか動かすことはできないのです。

 もし皆さんの組織が、頭を使わない組織であったり、仕事で

 あったりした場合は、どれだけ激しく仕事をしようとも

 生産性は上がりません


 では、生産性が高い組織モデルとは、どうゆうものでしょうか?

 ドラッカー著『ポスト資本主義社会』には、次のように書かれて

 います。

   『明日の組織のモデルは、オーケストラである。

    250人の団員はそれぞれが専門家である。

    チューバだけでは演奏できない。演奏する

    のはオーケストラである。オーケストラは

    250人の団員全員が同じ楽譜をもつこと

    によって演奏する。』


 各楽器の担当は、それぞれの専門家です。だれもその人の変わりは

 できません。そうかといって、そのパートなしでは品質の高い音楽は

 奏でられません。

 そして全員が、自分がどのような役割をなし、楽団は何を演奏するか

 を知っています。


 以前の組織は、親方の頭の中だけに、行き先があり(もしかしたら

 行き当たりばったりかもしれませんが)下働きの人間は意味も解らず

 親方の言うとおりに体を動かしていたにすぎません。

 以前は、これで十分業績が上がったのです。その原因の多くは道具の

 発達ではないかと思います。

 自社をオーケストラにしていくには、団員がこのことをまず理解

 しなければなりません。そして縦の関係の習慣を変えなければ

 なりません。

 それとほぼ同時に、楽譜を全員は配布しておく必要があります。

 楽譜には、当然題名があります。事業でいうミッションステート

 メントが書かれていて、演奏の目的が解らなければ質の良い演奏は

 できません。

 皆さんだったら、どのようにオーケストラ型の組織にしてくで

 しょうか?ライブ配信で一緒に考える時間を取りましょう。 

  <<ライブde解説は10月2日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(58期生)募集中★

        2022年10月3日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 14:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年09月21日

よきマネジメントは、組織を一体化させる

◆思い思いの目的を持った人々が集まったのが組織です。

 さらにこれからは、それぞれの事情によって働き方が

 違う人が集まってきますので、スタッフは多様化して

 きます。

 しかしそれを一つにまとめ上げ、成果を出させるのが

 マネジメントの役割
です。

 ところが、ほとんどのマネジメント(上司)と言われて

 いる人は、スタッフの序列をつけているだけです

 序列を付ければ、2番と人は1番になろうとするという迷信

 に動かされているようです。

    よきマネジメントは、組織を一体化させる

  ★動画deプログ解説はここから★


 もし仮に、一念発起して2番が1番になったとしても、順位が

 入れ替わるだけで、組織の成果が上がること因果関係はない

 私は思います。

 学校の先生が、試験を自ら試験を作って生徒の序列をつけている

 ようなものです。学校と企業では目的が違うのに。

 しかも序列をつけるということは、組織内で競争を起こす

 ことはあっても、協力は生み出しません


 ばらばらの思いを持った、ばらばらの特徴のある人を一体化する

 ために、最初に行うことは組織の目的、ミッション(使命)を

 明確にする
ことです。

 われわれの対象とする、貢献しようとする顧客は誰なのか?

 そして、その顧客が求めている価値は何なのか?

 その価値を満たすために、われわれが得意としていくことは

 何か?他社よりうまくできることは何か?

 上記のことを全員が、心底信じられるようにしていくのが

 マネジメントの役割ではないかと思います。

 以下、ドラッカー著:ホスト資本主義社会より

   『明確かつ焦点のはっきりした共通の使命だけが

    組織を一体しとし、成果をあげさせる

    焦点の定まった明確な使命がなければ、組織は

    ただちに組織としての信頼性を失う』

 芳村思風先生曰く、使命とは命の使いどころ。組織の命をかけて

 も、この顧客の価値を満たすのは、われわれが最もふさわしい

 と思えるものはなんでしょうか?

 全員で共有して、目指していきませんか?

 そう行動すれば、組織は一体化するはずです。

  <<ライブde解説は9月25日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(58期生)募集中★

        2022年10月3日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年09月13日

すべての組織は、学習と教育の機関となるべし

◆幼いころ、よく言われたことがあります。

  『喰っていくために、手に職を付けなさい』でした。

 確かに私に母は、私たち兄弟を洋服の仕立てで、大きく

 してくれました。まさに手に職をつけて、生きてきた人です。

 どこかに就職して、そこで修業し一人前になる。

 そうすれば、一生食べていける。めでたしめでたし。

 こんな具合だったのです。

 サラリーマンで働かない中年が出てきたり、職人として技術を

 身につけても下請けの仕事しかできない。

 親方の時代と大きく違うのはなぜなのでしょうか?

    すべての組織は、学習と教育の機関となるべし

  ★動画deプログ解説はここから★


 その大きな原因の一つが、肉体労働から知識労働に変化して

 しまっている
ことだと思います。

 昔は、技術を身につけるにしても長い年月がかかりました。

 今は、技術を身につける技術も発達して、短期間で身に

 付きます。技術の中には、技術を身につけるより道具の使い方

 を知ることの方が重要
なこともあります。

 例えば、何かわからないことがあったら、親方の下について

 教えてもらうことより、ユーチューブで動画を見つけることを

 知っていることの方が重要になってきます。

 肉体労働の生産性を上げようとしても、努力のわりに

 成果は上がらなくなって
きました。仕事自体もどこに

 重きを置くのかが変わってきたのです。

 生産性を上げていくには、社会のニーズと機会に自分自身が

 貢献できるように変化していくことです。

 それには継続学習が必要です。特に知識労働の場合は

 継続学習しないと生産性はどんどん落ちていきます


 新たな知識が、開発されているからです。おそらく5年も

 立てば、今の知識は通用しなくなっていることが半数は

 あるのではないでしょうか?よりよい人生を歩んでもらう

 ためにマネジメントは、以下の役割を果たさねばなりません。

  『ニーズと機会の変化に応じて、

   組織とそこに働く者を成長させること
』です。

               ドラッカー著:新しい現実 より

 成長とは、今までできなかったことをできるようにすること。

 したがって、すべての組織は学習と教育の機関とならねば

 ならないのです。

  <<ライブde解説は9月18日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(58期生)募集中★

        2022年10月3日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年09月08日

共同して成果を上げることを可能にする

◆私が最初に就職した理由は、学校を卒業したからです。

 学生が終わり次は社会人になるものだと、疑いもなく

 そう思っていました。どういう仕事をしたいなどという

 テレビドラマで出てくるような動機は全くありませんでした。

 だから、学生時代一人旅をしていた北海道にあるという

 理由だけで会社を選びました。

 そして会社に入ると役職というものを意識させられました。

    共同して成果を上げることを可能にする

  ★動画deプログ解説はここから★


 この人は先輩、この人は役職者、この人は自分の上司という

 具合で、上下関係を把握してどう立ち振る舞えば自分に

 とって有利なのかと意識させられたものです。

 組織というのは、競争し人事評価され待遇が変わる戦場

 みたいなものと解釈していたようです。

 一見協力をしているようですが、実は自分の評価を気に

 して協力していたいので、先輩方の言うことには素直に

 行動するようにしていたのです。

 確かに、このような状況でも組織全体の成果は上がって

 いった時代だったと思います。

 初任給は、7万9千円だったかと思います。手取りはもっと

 少ないです。ですから人より給与が上がるようにするには

 どうすればよいかを自分なりに考えていました。

 ドラッカー先生の教えてくれる組織の機能など誰も教えて

 くれませんから、それが絶対正しいと思い込んでいました。

 周りの人もおそらくそのように教えてくれていたと思います。

 組織に人が集まるということは、人が共同して成果を上げる

 ことを可能に
します。さらに弱みを消し去り、強みを発揮する

 ことができます。このような立場になって考えると落ちこぼれ

 はいないわけです。現在ある人事評価なるものは、ある1つの

 基準を設けて、その人は上か下かを計測しているにすぎません。

 計測したところで、何も成果は生まれません。

 しかし人は評価をしようとします。よく考えてみてください。

 評価するのは、単なる習慣です。評価して欲しい人間は、自分に

 人間としての自信がない
現われです。

 組織に集まった人が共同して成果を上げるならば、一人ひとり

 の自分勝手な頑張りの合計より上をいくのは、小学生でも

 解っています。綱引きを1度すれば解りますから。

 これを可能にするのは、マネジメントの役割です。

 皆さんは、組織というものをどのように捉えられて

 いますか?

 そして命を懸けて理想の組織を作る意思はありますか?

  <<ライブde解説は9月11日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(58期生)募集中★

        2022年10月3日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 19:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年09月01日

目的と成果を共有することから始めよう

◆最近よく私が立ち戻るのは、目的は何か、成果は何かです。

 何か問題が起こると、それを解決しようと手段を探し

 当てようとします。最も効果的な手段は何か。

 最も楽にその問題を解決する方法は何かと思い描くのです。

 最近ドラッカー先生の影響で、そもそもその目的は何だった

 のか、そして成果は何なのかを考えるようになりました。

 例えば、コピーをしてください。と頼まれたとします。

 はい、解りましたとコピー機を操作するのは昔の仕事

 の仕方
です。

   目的と成果を共有することから始めよう

  ★動画deプログ解説はここから★


 今やコピー以外にその目的を達成する方法はいくらでもあり

 ます。
メンバーに内容をその場で見せたいだけなら、写真に

 とって送ればいいです。1対多でみんなの顔を見ながら話したい

 のであればプロジェクタに移せばいい。無線で投影することなど

 難しいことではありません。

 どの手段で行うべきかは、目的が何かで変わってきます。

 しかし多くの人は、コピーして欲しいとか、プロジェクターに

 映したいとか、手段の達成方法を依頼してきます。

 これでは手段は限られているので、成果も高いものが得られる

 とは限りません。

 今や知識社会です。自分が最も良い方法を知っているとは限り

 ません。人の知識を効果的に使いたいのなら、目的と成果を

 伝えることです。

 例えば、この資料の内容を会議の時に説明するので、その場で

 理解させたいという目的を設定します。つぎに成果としてその

 説明に対して各自の意見を収集したいなどです。

 そうすると、相手も質問が出てきます。手段だけを伝えると

 指示を聞き逃さまいとして、言葉に集中します。


 頭を使わない訳です。こんなやり取りになるかもしれません。

  「その資料は、後ほど各自が見直す必要がありますか?」

  「いや、その場で理解してくれればそれでいい」

  「理解したかどうかは、どのように確かめますか?」

  「質問がなければ、良しとしよう」

  「意見は、後日ではなく、その場で出してもらうのですね」

  「君は、この内容を見てどう思う」
 
  「この内容だと、考えるより直感的に答えた方がよいと

   思います」

  「では、そうしよう」

   ・・・・

 そして、一つの案が固まる。プロジェクターに映して、その場で

 記入したことを、クラウドに写真をアップする。次の説明者が

 登壇している間に、意見に目を通し質問をすべきことがあれば、

 回答者に残ってもらってその場で聞き直す。

 社内の状況にもよりますが、単位コピーを取って回すより

 成果は上がると思います。

 何よりも、相手と一緒に考えたということが大きな成果です。

 そして自分より優れた能力を持った人の知識を使うことが

 出来た
訳です。

 このようなやり取りが出来る組織にすることが、マネジメント

 の仕事の一つかと思います。

 そのためには、自らの組織があげるべき成果を明確にする

 ことです。これはそう簡単ではありません。

 成果は利益だ!売上だ!などと言っていたら、勉強不足です。

 現代の経営(上)の以下の部分を復習してください。

  利益が重要でないということではない。
  利益は、企業や事業の目的ではなく条件なのである。
  また利益は、事業における意思決定の理由や原因や
  根拠ではなく、妥当性の尺度なのである。


 成果とは、組織の活動によって活動対象の顧客およびパートナー

 としての顧客の価値が満たされよりよくなることだと私は

 思いますが皆さんは、どのようにお考えでしょうか?

  <<ライブde解説は9月4日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(58期生)募集中★

        2022年10月3日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 14:06| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年08月24日

社長の責任は、組織の生存を確実にすること

◆マネジメントの最大の責任は、『組織の生存』を確実にすること

 この言葉は、乱気流時代の経営の序文に出てくる言葉です。

 『組織の生存。』で止めずに、『確実にすること』となっている

 点に私は引っ掛かりました。

 この後の文章には、急激な変化に適応し、機会をとらえることである

 とも書いてあります。

 組織を生存させていくことを、今までの状態を保つことだと勘違い

 している人が多くいます。私もその一人でした。

 同じことをより良くすれば、それで業績は上がっていくのではないかと。

   社長の責任は、組織の生存を確実にすること

  ★動画deプログ解説はここから★


 しかし同じことを続けていても生存を確実にすることはできません。

 なぜなら、社会のニーズが変わり、競争相手も変化していくからです。

 変化は常です。そうあきらめてしまうと自らが変わることは必然に

 なるわけです。

 さらにドラッカー先生は今の時代は、何百年に一度の断絶の時代

 だ
とも言っています。不連続なのです。続かないことが普通

 なのです。

 ならば、その変化を機会としてとらえてみるしかない訳です。

 自分にとって不都合なことは、変化の兆候であり、変化は機会と

 考えれば、世の中には機会があふれています。

 なのになぜ人は問題ばかりに目を向けてしまうのでしょうか?

 最も厄介なのが、自分自身の成功です。もう一つ厄介なのが学ぶ

 ことへの未熟さ
が生む自分勝手な思い込みです。

 ドラッカー先生の書籍は、私たちが普段考えている次元とは違う

 次元から物事を指摘してくれます。

 成功体験や思込みが、これらを無視させてしまいます。

 しかし先生の言葉を真摯に受け止め、解るまで思考を繰り返す

 機会が見えてきます。

 変化を機会とみなす、自分のウルトラアイ持ちましょう。

 この方法についても、ドラッカー先生は示唆してくれています。

 確かイノベーションと企業会精神に出てきたと思います。

 行うことと言うことの違いをもって、判別しなさいとか。

 皆さんは『生存を確実にする』をどのようにとらえらた

 でしょうか?

  <<ライブde解説は8月28日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(58期生)募集中★

        2022年10月3日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年08月12日

事業はロマンを追うことではない、社会的責任を負うことである

◆ドラッカー先生の言葉を真に受けると社長なんてやって

 いられなくなります。

 ドラッカー先生は、社長ばかりではありません。一人ひとり

 の能力を活かす責任に
も厳しく言及しています。

 明治維新の偉業をドラッカー先生は、絶賛していますが、

 今の日本を見たらなんという言葉を発するでしょうか?

 マネジャーもその元で働く人たちも、そろそろ本気になら

 ないと日本は危ないのではないでしょうか?

 危ない原因の一つが、成果に焦点を合わせていないことです。

   事業はロマンを追うことではない、社会的責任を負うことである


  ★動画deプログ解説はここから★


 現代の日本人は、中流意識が強く他人に依存することに慣れ

 過ぎたようです。

 前回組織は、社会、コミュニティ、個人のニーズを満たす

 ためにあるとお伝えしました。

 単に人が集まって仕事を効率的にすることが組織では

 ない
ということになります。

 人の集まりを組織と化していくのは、マネジメントの役割です。

 マネジメントの役割は、3つあるとドラッカー先生は言って

 います。

   1.自らの組織に特有の使命を果たす

   2.仕事を通じて働く人たちを生かす

   3.自らが社会に与える影響を処理するとともに、
     社会の問題について貢献する


 こんなこと聞いたらますます経営が嫌いになりますね。

 めちゃくちゃ儲かっている訳ではないが、そこそこやれている

 し、今は仕事もあるし大丈夫。

 それよりも目の前のことを片付けて、コロナが明けてパーッと

 一杯やりたい。私もそう思います。

 しかし今以上生産性を上げ、仕事に誇りを持つのにそれで

 うまく行くのでしょうか?


 今のままでいい、今のことさえやれればいいというのは

 明日は捨てるということに繋がります。

 もし事業を1年でも続けていくつもりがあるのなら、自分の

 役割を見直してみるのも良いのではないでしょうか?

 自らの組織に特有の使命をなすというのは、他社よりうまく

 やれる
ということが含まれています。

 他社がやれないということは、その組織の存在意義でも

 あります。この地域では自分たちしかできない。

 この客層や業界には、我々しかできない。

 この商品、サービスのレベルは、ほかの人にはできないという

 卓越性を持つことになります。

 少しお金を出せば出来る、人さえ集めれば出来るような

 ことで、利益が上がったとしても長続きはしません。

 波に乗って経営する人は、波と共に消えていくのが世の常です。

 自らの組織に特有の使命に向かって、仕事をしようがしまいが

 すぐに差が出ることはありません。

 しかし、仕事の意味合いが変わってきます。そして3年、5年

 と経つにつれて、他社に比べて業績も良くなってきます。

 それに加えて、組織の強みが見えてきます。

 ここまで考えずとも、粗利益をそこそこかき集めている

 人がいるから厄介です。

 それを真似する人もいます。真似をしたからと言って粗利益が

 上がる訳でもないのにです。事例は動画にて。

 二つ目の『仕事を通じて働く人たちを生かす』の生かすとは

 人の強みを見出し、成果につなげることです。

 ところが、人を採用しては『役にたたん』と言っている人が

 なんと多いことでしょうか?

 三つ目は、今でいうSDGSでしょうか?そして社会の問題を

 解決することには、お金を支払ってくれる可能性は高くなります。

 なんだか小難しく聞こえる言葉ですが、よくよく考えると

 このように考える方が、仕事に対する誇りを持つことができ

 成果にも
繋がりやすくなります。

 事業をこのように考えて行っている人が何と少ないことかと

 思います。逆に言うとチャンスです。

  <<ライブde解説は8月14日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(58期生)募集中★

        2022年10月3日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年08月04日

世の中は、事業そのものを誤解している

◆ピータードラッカー著、上田淳生訳『経営の哲学』という

 書籍があります。この書籍は、ドラッカー先生が長年書かれ

 てきた文献から重要な文面を抜粋した書籍です。

 経営の哲学以外に仕事の哲学、変革の哲学、歴史の哲学

 というシリーズがあります。名言集のように思って頂ければ

 イメージしやすいと思います。

 自分の感覚で事業をしているだけでは、気づけないことが多く

 出てきます。基本と原則から外れたことをしていると、いずれ

 その事業は破綻してしまいます。


 事業の破綻は、自己破産するだけではないか。それで責任を

 取ったように思っている人もいるかもしれませんが、それは

 自分勝手な考え方です。

   世の中は、事業そのものを誤解している

  ★動画deプログ解説はここから★


 よりよい組織を作りより以上の成果を上げていくのが事業に

 課された責任
です。

 この書籍は、ドラッカー先生の書籍をある程度読まれた方に

 とって非常に頼もしい書籍です。

 今までそうは思っていても実行できないという方に、繰り返し

 ドラッカー先生が語りかけてくれるからです。

 オーディオブックも出ていますので、併用するとよいかと思います。

    

 事業をしていると人の手が必要になります。そのために人を雇う

 ということもあると思います。

 こうして人が集まり集団ができます。しかしこれだけでは組織とは

 言えないよ
うです。そして単なる人の集まりだとその集まりは、

 長く継続することはないとも、ドラッカー先生は言っています。

 流行りによって業績を上げた企業は、流行りとともに消えます。

 経営の哲学の最初に組織の存在意義について書かれています。

   『組織が存在するのは組織自身のためではない

 組織を維持するために躍起になっているところもあるようですが、

 それは大きな間違いということになります。

 こんなことドラッカー先生の書籍を読むまで考えたこともな

 かった。でもよく考えてみると世の中を見ていると反面教師が

 たくさんあります。

 組織を維持するために、嘘で固めて、書類は改ざんし、パワハラ

 によって組織に従わせる。組織員は、組織のために働かされる

 というような企業、団体は山のほどあります。

 これってなんだかおかしいなぁ〜と思いながらも、自分を

 納得させているのではなかったでしょうか?

 こういうところにドラッカー先生のメスが入ります。

 人が集まってくるのには、それなりの理由があるはずです。

 集まったからこそできることがあり、存在する理由がある

 はずです。それは社会のニーズ、個人のニーズ(個人には

 組織員も当然含まれます)を満たすことではないでしょうか?

 組織を維持することが存在理由というのは、矛盾があります。

 そもそも組織を作らなかったらいいわけですから。

 維持することは、目的を達成するための条件ではありますが

 目的ではないはずです。

 健康であろうとするのは、病気をすると辛いからでしょうか?

 健康であるのは、よりよい人生を過ごすためではないので

 しょうか?健康管理をするのは、人生にとっての手段です。

 人生の目的をもって健康管理する人と、ただ長生きするために

 健康に気を付ける人とどちらが自分にとって良いと思われますか?

 組織ならではの目的がないと組織の存在意義はありません。

 単なる組織の延命が目的になってしまいます。

 組織が存続し続けるには、社会や個人の役に立つこと、人に

 集まってもらいたければ、組織員のニーズを満たすことです。
 
 ドラッカー先生の言葉は、われわれが何となく変だと思って

 いることを思いもよらぬ角度からズバッと言い当てます。

 私のような凡人は、何度も言葉を噛みしめてジワリジワリと

 解ってきます。

 どうやら私たちは、事業そのものを誤解していたようです。

 <<ライブde解説は8月7日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(58期生)募集中★

        2022年10月3日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 09:27| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年06月17日

経営は体系的に学ぶことで、初めて習得できる

◆経営とは、目隠しして象を触っているようなものだと

 ドラッカー先生がどこかの書籍で表していたらしいです。

 本当にうまく表現していると思います。

 鼻を触った人は、像とは大蛇のようなものだといい、

 尻尾を触った人は、縄ではないかという。

 耳を触った人は、大きな葉っぱといい、足を触った人は

 柱のようなものだという。

 経営ってさぁ〜・・・と言っていることのほどんどが

 ある側面しか捉えていません

    経営は体系的に学ぶことで、初めて習得できる

  ★動画deプログ解説はここから★


 経営は、体系的に学ばなければその実態がよくつかめません。

 全体を俯瞰できて初めてこういうものだと言えるのです。

 しかし経営は実務が全体を俯瞰するまでに、始まっています。

 しかも体系的に学ぶなんて膨大な時間が掛かります。

 そこで、自分自身の今までの経験から、うまく行ったこと

 から選び出して、意思決定
をしていくのです。

 ところが、経営は社会のニーズに応えていくことが根幹にあり

 ます。その時点では、良かったとしても次の瞬間そうでない

 ことがあります。

 経営(マネジメント)の基本、原則とはそういうものです。

  例えば『既存のものは古くなる

 このことを知った上で、行動できる人は優秀なマネジャーです。

 自分の考えだけで、決定を下すのは賭博に近いものがあります。

 組織を任されているマネジャーがそのようなことを平気でする

 というのは如何なものかを思います。

 目先の粗利益も大切だとは思いますが、経営とは何か、

 経営戦略とは何をしなければならないのか、そして人間とは何か

 を学ぶことに投資するべきだと思います。

 私は経営戦略から学ぶとても解りやすかったです。経営と戦略を

 同時に理解できたわけですから、効果的でした。

 皆さんは、何からどのように身に付けていきますか?

 <<ライブde解説は6月19日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(58期生)募集中★

        2022年10月3日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 15:16| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年06月10日

ドラッカー自身が経験から教えられた3つの教訓

◆ドラッカー著マネジメントエッセンシャル版を再度読み直し

 たいと思って、手に取りました。

 ブックカバーが折り込まれた裏面の文字が目に止まりました。

 そこには、次のようなことが書かれていました。

  『経験が私の教えたものは、第一に・・・・』

 読み進めていくと、こんな鋭いことを言ってたんだと改めて

 驚かされました。たった3つのことなのに気づかされることが

 大きかった
ので、今回のブログではドラッカー先生が得た教訓と

 でも言いましょうか。3つの教訓をご紹介します。

    ドラッカー自身が経験から教えられた3つの教訓

  ★動画deプログ解説はここから★


 この文章は、巻頭の日本の読者へというところに記述されて

 います。

 ドラッカー先生の経験から自らが教えられたというものは次のような

 ことです。

   『第一に、マネジメントには基本とすべきもの、

    原則とすべきものがある

 
 マネジメントは、日本では経営と訳されます。少し違うとは思うの

 ですが、いわゆる組織を経営することに原則があるというのです。

 しかしながら多くの経営者が口にするのは、経営はそれぞれ違う

 というものです。ですから自分で考えるしかない。

 原則とは言っても、自社に合うかどうは解らない。結局そんなものを

 いくら勉強しようとも頭でっかちになるだけ
だ。

 確かに私もそう思います。まったくの同感です。

 とは言え、原則があることも間違えないと確信しています。

 第二からが重要です。

   『しかし、それらの基本と原則は、それぞれの企業、

    政府、NPOの置かれた国、文化、状況に応じて

    適用していかなければならない


 原則を勉強しただけではダメだということです。自社に適用

 する知恵が
そこにいるのです。

 勉強だけしていては、頭でっかちになることをドラッカー先生も

 言っていることになります。

 三つ目がきわめて重要だと言っています。その三つ目とは

   『いかに余儀なく見えようとも、またいかに風潮に

    なっていようとも、基本と原則に反するものは、

    例外なく時を経ず破綻する
という事実だ』

 基本と原則を無視して、事業を継続していけることはない

 ということです。

 もしかしたら、基本と原則を学ぶことなく解る人もいるかもしれません。

 私は違います。素質がない弱者です。

 もしそういう自覚があるのだったら、基本と原則を学ぶべきです。

 その中には、できていることもできていないこともあります。

 完璧な組織なんてありえません。

 知識を得て、それを自社に適用していくことです。これぞ知識労働の

 なしえることです。

 そして知識労働には、継続学習が必要です。

 これまでは働かざるもの食うべからずでしたが、これからは

 学んで、働かざるもの食うべからずになるのではないかと私は

 思います。

 皆さんは、どのように3つの教訓を捉えらたでしょうか?

 <<ライブde解説は6月12日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(58期生)募集中★

        2022年10月3日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 16:26| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年05月19日

体験から知見へ、知覚領域を増やせ

◆私のように昭和で生まれて、昭和で幼少期を過ごした

 人間にとって、学習は体験によるものが多かったのでは

 ないかと思います。

 最近の子供と比べるとそれがよく解ります。

 私たち世代は、木に登って落ちたら痛いと学び、お寺の

 鐘撞堂から飛び降りれるか、上に上がってみて下を眺め

 学びました。

 食べ物は、口入れ舌が刺すようなら味や食べられそうに

 ない味だったら、すぐに吐き出し
ました。

 しかし、現代の子供は、ハザードマップで危険なところを

 知り、賞味期限をみて食べられるかを
学びます。

 このことは、悪いことばかりではありません。

    体験から知見へ、知覚領域を増やせ

  ★動画deプログ解説はここから★


 その一端を覗かせてくれるのが、藤井聡太棋士です。

 将棋は、どれだけ対局したかで自分の打ち手が増える

 そうです。人間がAIに勝てないのは、対局の数だそうです。

 記憶が定かではありませんが、2000局打てプロのレベル

 だそうですが、AI対AIという対局はその10倍、100

 倍が可能だそうです。

 藤井聡太氏は、そのAIと対戦して人間では考えつかない

 一手を身に付けた
と言われています。

 われわれの時代では体で学んでいたことを、頭で学んだ

 わけです。

 以前は対局するのに、相手をする人間がいりました。しかし

 知識は、一人でも獲得できるようになりました

 目で見て知る知見することができます。

 さらに、昔と今では知見のレベルが大きく違ってきています。

 まず挙げられるのが、手に入れるまでのスピードです。

 例えば、体験の反対語とネット検索すれば、知見という言葉は

 簡単に知ることができます。

 それから量です。体験の反対語は、3つ、それ以外関連

 用語が9つ掲載されていました。

 このページ以外に、約2200万件の掲載ページがある

 ようです。

 質も変わってきています。今私は、昔のアニメにハマっています。

 アタックbP、巨人の星、あしたのジョーと観てきて、

 次はヤマトやと宇宙戦艦ヤマトを探しましたが、私の

 時代のヤマトがありません。

 仕方なく、ヤマト2199というのを見始めました。

 アニメの質に格段の違いを感じました。リアリティがある。

 体験しなくても、十分体験したように思えるのです。

 動画で十分、わざわざ外に出て、体験する必要がないことも

 これから出てくるのではないでしょうか。

 ここで大切なことは、こういう情報をキャッチできる

 知覚領域を拡げる
ことです。特に深さです。

 そうでないと藤井聡太の神の一手は生まれません。

 知覚できる領域を深く拡げるには、自分の専門である分野の

 基本ルールを徹底的に頭に叩き込むことです。

 経営者ならとりわけ経営戦略のように。

 これからの知識社会で勝ち残るには、体験だけに頼って

 いたら、成就することはないと私は思います。

 なぜなら、単に知っているだけなら、卓越性が生まれない

 からです。

 先ほどのように知るだけなら、体験の反対語を数秒調べられる

 ように誰でも手に入れられるからです。

 皆さんは、この事実をどう受け止められていますか?

 そして、知覚領域を拡大しするために1日どれぐらい投入されていますか

 <<ライブde解説は5月22日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(57期生)募集中★

        2022年6月7日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 04:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年05月03日

資本主義は、価値観を勝ち負けとお金にしてしまった

◆われわれは、資本主義社会からポスト資本主義社会に入る

 狭間を
生きています。

 ポスト資本主義社会とは、資本主義社会の次に来る社会という

 意味で、名前が付かないからそのように表現しているそうです。

 資本主義社会で生きてきた私たちの価値観は、お金を基準に

 物事を判断する
傾向があります。

 名刺交換をして、名刺に代表取締役社長などと書いてあると

 一般的に社長は金持ちとか、収入が多いということを連想して

 凄いなぁ〜なんて思うものです。

    資本主義は、価値観を勝ち負けとお金にしてしまった

  ★動画deプログ解説はここから★


 一流企業に行っていると聞くと、収入が多くていい生活をしている

 んだろうなぁ〜なんて連想してしまうものです。

 そして言われた方も、まんざらではなく、実際は収入が少なくても

 見栄を張ってしまうものです。

 それ以外にもお金で価値判断をしていることは、多くあります。

 何かを購入する場合にも、必ず高いとか安いとか考えてしまう

 ものです。

 もう一つは、他人との比較です。他人と比較することで、自分の

 存在感を確認
しようとします。あの人より良いということで安心感を

 得るのです。

 良し悪しを決めるのは、そのコミュニティの価値観によるものです。

 コミュニティの価値観で、勝敗を決めようとしてしまうのです。

 この二つの資本主義社会の置き土産をどう処理するかで、資本主義社会

 では負け組だと思わされていた人も、ポスト資本主義社会では、自分を

 勝ち取るチャンスが訪れてきます。

 皆さんの世代は運転免許を何歳の時取ったでしょうか?

 私たちの世代はほとんど18歳でした。車もないのに免許だけは持って

 いる。クラスの皆が持っているから、取得するような雰囲気がありました。

 今は、そうではありません。同級生が持っていようがいまいが意に介して

 いません。


 スマホは、全員が持っているではないか?これはコミュニケーションツール

 としての所有です。スマホの中で展開されていることは、ゲームやアニメ、

 動画など自分の価値観で物事を選びます

 それだけ選択肢も増えてきたし、価値観も多様化していることになります。

 お金に対する価値観も変わって来ました。お金がいらないわけではありません。

 物質的にいい生活をするために、稼ごうとは思わないのです。

 しかし組織の上層部はこのことが理解できません。

 将来の組織は、高年層が築き上げていくものでなくなってしまったのに

 置き土産を守ろうとする人たちがいます。

 こうした変革の時代においては、規模の小さいところの方が有利です。

 トップが変われば、組織が変わってしまうからです。

 認識の変化は、イノベーションのチャンスです。
 
 <<ライブde解説は5月8日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(57期生)募集中★

        2022年6月7日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 11:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年04月22日

ネクスト・ソサエティは本当にやってくる

◆オオカミがやってくるぞーと何度も嘘をついた少年の

 話がイソップ物語に出てきます。

 私もオオカミ少年になるかもしれませんが、あえて私は

 言いたいと思います。

 次の新しい社会(ネクスト・ソサエティ)は、確実に

 やってきます。
・・・と思います。

 ただ私はドラッカー先生の書籍を読み漁っただけですので、

 『思います』としか言えません。

 それに厄介なことがあります

    ネクスト・ソサエティは本当にやってくる

  ★動画deプログ解説はここから★


 新しい社会では、見た目はあまり変わらないからです。

 しかし、このことを解っている人は、勝ち組に入れる確率

 が、大いに上がり
ます。

 しかもこれから来る社会は、超競争社会です。二極分化が

 さらに進んでいくということです。

 その勝ち負けの基準が、資本主義とは別の価値観で決まり

 ますから、解らない人には全く分からないと思います。

 資本主義の目で見ていては、全く見えません。

 私が想像する負け組とは、以前以上に頑張っているのだが

 業績が上がらない。上がらないどころか将来が見えない。

 仕事が面白くない。いい人材が集まらない、育たない。

 ところが、組織の中にいるとそのことが解らないのです。

 世の中、すべてこんな会社ばかりだと思ってしまっています。

 業界というくくりも実態と乖離していくと思います。

 業界の組合もなくなっていくでしょう。

 その原因の一つは、肉体労働・工場労働から知識労働に変わ

 っていくことです。しかも肉体労働・工場労働の生産性は、

 知識労働の何分の1かに減少していきます。

 二つ目が、人口構造の変化です。高年人口の増加と若年人口

 の減少。
これにより消費市場、労働市場の変貌です。

 労働市場は、労働形態の多様化が進みます。

 消費市場は、マス市場から多様化が進むニッチ市場になります。

 三つ目は、eコマースによる流通の変貌です。

 ドラッカー先生がくれたこれらのヒントから、大いに想像力を

 働かせて、何を備えなければならないか。これを考えておく

 必要があります。

 多くの人はこれに気づいていません。

 世の中が変わるときこそ、逆転のチャンスがあります。

 ライブ配信で皆さんと一緒に考えましょう。

<<ライブde解説は4月24日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(57期生)募集中★

        2022年6月7日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年03月17日

出生率1.34が市場を大きく変える

◆今、ドラッカー先生のネクスト・ソサイエティをで

 移動中に聞いています。合わせて隙間時間を作って

 キンドルで繰り返し読んでいます。

 さらに抄録をしようと計画しています。

 抄録という言葉は、松下村塾の研究をして言った言葉です。

 松陰先生が、塾生に勧めていたことです。

 本を読んだときに、気づいたことを書き出すことです。

 松下村塾でも同じ本を繰り返し読んでいたようです。

 再び読んだ時も同じように気づいたところを書き出します。

 そうすると自分の成長が解るそうです。

 私は、これだという本の場合、書き出すことをしていま

 したが、繰り返したことがなかったので、挑戦したいと

 思います。そこまでしてこのネクスト・ソサイエティと

 いう本を勉強したいのは、それだけ重要だと感じたから

 です。しかも差し迫った重要性です。

   出生率1.34が市場を大きく変える

  ★動画deプログ解説はここから★


 ネクスト = 次 ソサイエティ = 社会。

 このネクストは、2030年とドラッカー先生は言って

 います。もうすぐそこまで来ています。

 どのような社会になるのか?未来を予測することは

 できませんが、すでに起こっていることで大きなトレンドは

 解ります。


 その一つが、出生率1.34です。出生率は、2.2ないと

 人口を維持できないという数字です。

 日本は、1975年ごろまで2.0を保っていたのですが

 その後は、下がる一方です。

 この影響もあり、2005年には人口減少が始まっています。

 そして2051年には、1億人を割るとされています。

 この影響はあらゆるところに出てきますが、市場に目を向ける

 と市場は確実に縮小するということです。

 市場が縮小すると競争が激化します。これは誰が考えても

 解ります。成熟社会の多様化がこれに加わるとマス市場が

 大きく変わってきます。

 多様化した極小の市場になる訳です。このような市場では

 付加価値の低いものを大量に販売するという事業は成り

 立たなく
なります。あったとすれば、それはグローバル化

 された市場です。われわれ中小企業が手掛けられるものでは

 ありません。

 小さい企業が今できることは、自分が得意なものを生かした

 つまり他社がやらないことを上手くやるしかありません。

 これは、井原西鶴先生の日本永大蔵に書かれている最上策です。

 狭いマーケットで、自分の強みを生かし付加価値が高い

 サービスや商品を提供することを本気で
考えたところが

 勝ち残るはずです。これを命がけで磨いていくことです。

 私の塾は、中小企業向けですのでここを目指しています。

 受講生の方曰く、かなり厳しい塾らしいですが・・・ 

 ここままでは日本はなくなってしまうと思います。とりわけ

 地方からなくなってきます。本気で、挑戦していきましょう。

<<ライブde解説は3月20日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(57期生)募集中★

        2022年6月7日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 14:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年03月12日

皿洗いも、今や知識労働になった

◆ドラッカー365の金言という本を今年から読み始めて

 います。この本は、著者が1日1項目ドラッカー先生の

 今まで書いてきたことを、日めくりカレンダーのように

 まとめた書籍です。ドラッカーをはじめて勉強する人には

 お勧めしません。私は中古本を手に入れて読み始めたの

 ですが、前の所有者も案の定1月21日で挫折したようです。

 書き込みがその日を境にピタッとなくなっています。

 ドラッカー先生の本は、フレーズが独特ですので、言葉が

 琴線に触れることがあります
が、本質が解らない。

 結局挫折してしまうのです。

   皿洗いも、今や知識労働になった

  ★動画deプログ解説はここから★


 1日1頁読み進めて、気になるところは出所の書籍を読み

 直すのですが、ネクスト・ソサイエティの中に一文を探して

 いるうちに、復習しようと思い今週からネクスト・サイエティ

 を勉強しなおしています。

 その中で最も意識させられるのが、知識社会の到来です。

 私は食器洗浄機など信用していなかったので、食器を手で洗う

 ものだと決め込んでしました。

 ところが、子供からクレームが上がり、食器洗浄機を使うように

 なりました。先日食器洗浄機に、茶碗、コップ、皿と入れて

 いたときにふっと知識労働のことが頭に浮かびました。

 これって昔だったら肉体労働で、皿をどれだけきれいに早く

 洗えるか
ということがその人の能力の差だったんだぁ〜。

 今は、食器洗浄機に、いかにきれいに洗えるように入れられるか

 が、その評価となるんだ。こんな家庭の台所まで知識労働に

 置き換わってきてる?

 これを単に食器洗浄機に、入れる作業ととればそれは肉体労働が

 楽になったというだけ
にすぎませんが、きれいに沢山洗えるように

 パズルの如くセットすればこれはもう立派な知識労働になる。

 皆さんの職場にも、もしかしたらそういう仕事が転がっている

 のではないでしょうか?

 機械の発達、ITの普及で仕事が劇的に変わっていくはずです。

 そして、同じように使ってても、生かす人、生かせない人で大きく

 成果が違ってきます。もちろん組織もその影響を受けます。

 さて皆さんの組織では、知識労働に置き換えられる仕事は

 どれだけあるでしょうか?

 ちなみに、先ほどの食器洗浄機を使う人は知識労働者では

 なく、テクノロジストに当たると思います。

 この違いにご興味のある方は、勉強してみください。

 動画解説でも少し触れたいと思います。

<<ライブde解説は3月13日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(57期生)募集中★

        2022年6月7日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 06:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2022年02月12日

変貌する社会を本気で考え続ける

◆前回ビジュアリゼーションのついてお伝えしましたが、

 成功する人としない人の差に次のようなことがあると

 このレッスンでは伝えています。

 情報社会となり、情報が溢れかえっています。そして

 次々と新しいことが表れてくるように見えます。

 その影響もあり、情報を得ても『ああ、あのことね』

 と一般的に捉えてしまいます

    変貌する社会を本気で考え続ける

  ★動画deプログ解説はここから★


 場合によっては、少し聞いてみて理解できないことは

 関係ないことと無視します。中には解らないことを認め

 たくないために、否定する人もいます。

 なかったことにするのです。

 ところが成功する人は、一つ一つ鮮明に描こうとします。

 私はランチェスター戦略をお伝えしていますが、よく耳に

 するのが、

 『ああ、ランチェスター戦略ね。一度勉強したことがある』

 『あれは、我々の業界には、合わない』

 『シェア争いね。今はそういう時代ではない』

 などというものです。

 これはある一面では、正しいと思います。

 しかし、正しく捉えているかというとそうではありません。

 正しく捉えることが出来ていたら、利用できるかどうかは

 その場面による
ので、状況はどうかということを聞き出す

 と思います。

 ランチェスターでは、強者と弱者の二つの戦略があり、自社

 とお客さん、競争相手の関係で、戦略を選択していくと言って

 います。ですから、我々の業界ではという言葉は当てはまら

 ないのです。

 ランチェスターはさておき、ドラッカー先生が言っている

 変貌する社会については、本気で考え続けるかどうかで

 2030年以降、活躍できる組織になれるかの鍵があります。

 労働の形態が変わり、肉体労働から知識労働へ変わることで

 それによって、社会がどのように変貌するのか

 我々はどのように変わらなければならないのか。

 一般的な捉え方ではなく、本気で鮮明に描く必要があると

 私は思います。

 皆さんは、変貌する社会をどのように捉えていますか?

<<ライブde解説は2月13日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(57期生)募集中★

        2022年6月7日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 06:05| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2021年12月11日

誰が正しいかを考えると、誹謗中傷を起こす

◆マネジャーにとって欠かすことができない要素がある。

 それは、真摯さである。とドラッカー先生は言って

 います。真摯さを定義するのは、難しいが真摯的でない

 ことを挙げることは容易だと言っています。

 マネジャーにしてはいけない資質を5つ挙げていますが、

 その一つに、次のものがあります。

  『何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を

   もつものをマネジャーに任命してはならない


 誰が正しいかを考えることは、私たちは正しいとか

 あの人の言うことなら正しいとなります。

 人と人との関係において、正しいかどうかを決めるのです。

  誰が正しいかを考えると、誹謗中傷を起こす

  ★動画deプログ解説はここから★


 うちの親方のいうことなら、何でも正しい。こうして徒党を

 組んで、自分たちが正しいことを主張
する訳です。

 政治の世界は、こうなのかもしれません。政治に限らず

 こういう場面は、世の中にはよくあります。

 しかし、誰が正しいかを重視して、物事をみると正しいことを

 証明するためには、相手の非を付いて評価を下げれ
ばよいのです。

 自分にとって有利な点をあげつらえばよい訳です。

 誹謗中傷であったとしても、相手より正しいことにすれば

 よいのです。

 これに対して、何が正しいかを重視するには、証拠を集め

 なければなりません。定量的な根拠も定性的な根拠もです。

 さらに、都合が悪いことに、自分の仲間や自分すらも否定

 することに
なります。

 しかし仲間や自分にとって悪いことであったとしても、

 組織(社会)として価値あることなります。

 そういう意味で、マネジャーは『何が正しいか』に関心を

 向けなければなりません。大変難しいことですが。

 結果的に、こちらの方が正しいコミニケーションを取れる

 し、利害関係より信頼関係が優先
されます。

 皆さんは、どのように考えられますか?

  20220114Banar.jpg

<<ライブde解説は12月26日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(56期生)募集中★

        2022年2月4日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 07:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2021年10月23日

なんのために仕事をしているのか?

◆なんのために仕事をしているのか?という問いにほと

 んどの人が生活のためだと答えると思います。

 確かに私もそう答えます。しかしそれだけですか?と

 加えて質問すると別の答え
が返ってきます。

 昔だったら、生きていくことが第一だったので、2つ目の

 答えは返ってこなかったと思います。

 うちの子供を見ていると生活のために働いているような

 雰囲気はありません。寝るところは十分あるし、食べる

 ものも用意されています。さらに欲しいものがあるわけ

 ではありません。


    なんのために仕事をしているのか?

  ★動画deプログ解説はここから★


 本当は、やりがいとか生きがいも求めているのだと思い

 ますが、そんな青臭いことを言えるほど仕事をすることに

 誇りを感じていない
のではないかと思います。

 ある意味照れ隠しで、仕事は生活のためだと言った方が

 楽なのかもしれません。

 しかしこの考えには、これからの社会において落とし穴が

 あると思います。

 仕事 = 生活 つまり報酬です。

 報酬のために、自分の嫌なことも我慢するのだ!なんて

 考えになってしまうのではないかと懸念しています。

 報酬だけ、従業員にばらまけばそれで満足だろうという

 人まで現れてきます。それが行き過ぎたのが成果主義です。

 仕事には、別の側面があります。それは人と協力するという

 ことです。協力するには、自分の不都合なことも進んで

 やらなければなりません。
それは報酬のためではありません。

 報いのないこともあります。

 報いを求めずやったことが、相手から感謝されるつまり

 貢献できたときに、人間は幸福感。この人たちと一緒に

 いて良かったと思える瞬間
があります。

 しかし相手の役に立つかどうかは知らないが、私の報酬の

 ためにやらなければならない
と思ったら、その仕事は

 大変つらいものになります。報酬のために罰を我慢して

 受けることになってしまうのです。

 仕事をどう受け止めるかは本人の問題ですが、仕事の

 意味を伝えるのは組織の役目
だと思います。

 皆さんの組織は、なんのために仕事をしていると考えて

 いるでしょうか?

 その考えの組織で、人は自分の潜在能力を発揮していきたい

 と思えるでしょうか?

 21世紀を生き残れる組織はどちらなんでしょうか?

<<ライブde解説は10月24日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(56期生)募集中★

        2022年2月4日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 06:08| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界

2021年08月07日

売上高基準から生産性基準にする組織が生き残る

◆ドラッカー名著シリーズを15巻を勉強し終えたので

 次の学習にかかっています。音声ではイノベーションと

 企業家精神(エッセンシャル版)を車で復習しながら、

 書籍は『乱気流時代の経営』を読み始めています。

 この本は若干今までとは目線が違い刺激があります。

 我ながらかなり書籍を読んできたいので、なんとなく

 ですが、ドラッカー先生の言わんとする、これからの

 社会が見えてきました。

 多くの人が捉われているのが、売上や利益です。

 確かに売上高という数字は刺激があります。

    売上高基準から生産性基準にする組織が生き残る

  ★動画deプログ解説はここから★


 売上が上がっているから、めでたしめでたし、この

 調子が続きますようにと願っていても
、そうはなり

 ません。にも関わらず明日の売上を追いかけている

 のです。この呪縛からいつになったら逃れらるので

 しょうか?売上が上がらなかったら、今度は経費節

 です。こんなことの繰り返しです。

 売上、利益を目標として頑張ろうというのは、安直

 です。問題は、売上、利益ではなく生産性なのです。

 競争が激しく利益性が低下していることを、どれだけ

 精度を上げても、時間を費やしても利益性は上がりません。

 つまり、激しい労働が待っているだけです。

 現在生産性が問題になっているのは、知識労働です。

 工場労働・肉体労働の生産性を向上しても効果性は

 低いのです。それに引き換え、知識労働の生産性向上

 の効果性は高い。しかも知識労働者のコストが高い。

 知識労働とは、知識を使って新しい知識を生み出す

 こと
です。得られた知識を、人に伝えることでは

 ありません。知識から新しい知識を生み出し、その知識で

 他人に貢献することです。

 しかし人は今やっていることを肯定したいという強い

 気持ちがあります。周りの人たちがこぞって、売上だの

 利益だの経費節減などというもの自分の考えを変えた

 がらない
のです。

 生産性を上げるとは、今やっていることを変えるという

 ことなのです。ドラッカー先生曰く近い将来知識社会の

 全容がはっきりしてくるそうです。

 皆さんの組織の生産性の向上はどのように考えて

 見えるでしょうか?

<<ライブde解説は8月8日チャンネルはここから>>

★戦略実力を高める戦略社長塾(55期生)募集中★

        2021年10月7日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 07:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ドラッカーの世界