◆経営者、これからは中小企業と言えども、社長や役員だけが
その任務を遂行するとは限りません。
昔は、親方に
言われたことをすることだけで、十分成果に貢献
できました。しかし現代では、言われたことだけをするのだったら
ロボットやコンピューターが代替してしまいます。
先進国であれば、海外からの労働力でも代替できるわけです。
むしろそのほうがハングリー精神が高く、よく働きます。
したがって、経営者というと誤解を招きますので、マネジメントと
表現していきたいと思います。
マネジメントの役目の一つは、組織に成果を上げさせることです。
組織に成果を上げさせるには、次のことを考えなければなりません。
★動画deプログ解説はここから★ 『わが社が強みとするものは何か、
うまくやれているものは何か、
いかなる強みが競争力になっているか、
何にそれを使うかを問わなければならない』
---<未来への決断> これは、ドラッカー先生の言葉です。
しかし強みなどというものは、そう簡単に考えられるものでは
ありません。人は
自分ができていなかったことができると強みと
思ってしまうことがあります。しかし本当の強みは違うところにあります。
私は子供の頃から人前で話すことが大の苦手でした。全員の視線を感じる
とそれだけで何も言えなくなってしまいます。
小学生の低学年のころです。宿題を机の中に入れて提出しようとしたの
ですが、担任の先生が強く口調で、『宿題忘れたの!』と言われて、
机の中から宿題ノートを出しそびれ、その場で机に伏っして昼休みまで
泣いてしまったことがあります。まあ面倒な子供です。
しかし、人前で話す同級生を見ると格好いいなぁ〜とは思ったものです。
そんな思いを忘れることができず、30歳まえに
一本のカセットテープを
聞いたことが私を前進させました。
箱田忠昭先生の講演のテープです。滅茶苦茶うまい。こんな話し方が
できればいいなぁ〜と思い、休みをもらい実費で先生のセミナーに
大阪まで出ていきました。
それ以来、デールカーネギーの話し方教室やら、インストラクタ研修など
に出かけて、話のトレーニングを行いました。
もちろん箱田先生のほかの講演のテープを聞き、追っかけをしました。
おかげで人前で話すことができるようになりましたが、これは
強みとは
言えないことを気づかされた出来事がありました。
詳細は、ライブdeブログ解説でお話するとして、結論から言うと
へたくそな人が、そこそこうまくなる方法を身をもって体験したこと が強みだったのです。
話し方がうまい人は、練習などしなくてもうまく話ができます。
しかも、そういう人には、かないません。
もし私がそれを強みとするならば、もっと能力の高い人と競争をしなければ
ならないことになります。競争力にはならないわけです。
今の自分より、話を苦手とする人に、苦手を克服させることであれば、生まれ
もって話しのうまい人にはできないことができます。
これが何に使うかです。
持論になりますが、
お客は誰かを特定することがなければ、この強みも
生かすことができません。
自分がそこそこできる能力を何に使うかが最も重要な問いだと思います。
しかし多くの人は、強みはこれだとしか考えないのが現状です。
逆に言うとチャンスがそこにあるのです。
『
われわれにとっての顧客は誰か』
もっと満足させることができるのは誰なのでしょうか?自問してみて
ください。マネジメントが最初に考えなければならないことです。
マネジメントチームを作るのであれば、集まってこの話し合いから初めて
見てはいかがでしょうか?
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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 10:40|
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