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事業成功は、目的を明確にすることから始まる [Vol 213]■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2015/12/10━■□■
目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.事業成功は、目的を明確にすることから始まる
2.自己満足の商品開発は、何も成果は生まない
3.自社の顧客は誰かを知る .+
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1.事業成功は、目的を明確にすることから始まる━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
2015年も1か月を切りました。今年一年はどのような年だった
でしょうか?来年は、
経営の本質を掴むセミナーを中心に進めていき
たいと考えています。そこで今月のメルマガでは1月27日に予定し
ております『
弱者必勝の経営戦略』のさわりをお伝えします。
私のような一人親方でも、事業を継続していく必要がありますが、
そういったところでも事業の目的を明確にしていく必要があります。
30名以下の小さい会社は、社長自身も現場の仕事に携わることが
ありますので、会社が将来目指す方向性は示さなければ事業の効果性
が落ちてくるからです。
これは行動の原理である『サイコサイバネティクス』のことを知ると
理解できます。
『
サイコサイバネティクス』というのは、目標追及装置として人間に
備わっているもので、目標が鮮明に描ければ描けるほど行動に結び
付くというものです。
例えば、来週の水曜日の夜19時に、○○という居酒屋で飲み会に
参加するという約束をしたとします。
これは明確に描かれた目標です。こうすればほとんどの人は、この
飲み会に参加しようとします。
ところが、「今度飲みに行こう」というだけでは実行に移すことが
できません。これは目標が曖昧だからです。
目の前の仕事も大切ではありますが、
小さい会社であっても目標を
鮮明に描いていく必要があります。
事業の目的を原点に帰って考え直すと
顧客の創造にあります。
この時の
顧客は将来の顧客も含みます。
そして自分のところの事業は何かを決定するのは、顧客であると
いうことも事実です。
ドラッカー先生の言葉ですが、繰り返し考えてみてもやはり同じ
答えが出てきます。
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【弱者必勝の経営戦略】 『競争力のある強い商品や1位の地域を作って
中小企業が勝ち組になるセミナー』
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2.自己満足の商品開発は、何も成果は生まない━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先ほどのサイコサイバネティクスの原理の通り、次は目的を目標に
変え、鮮明にしていきます。
そのためには、自分が目標とする顧客は一体だれなのかを決めなけ
ればなりません。
そしてその顧客および市場について知る必要があります。
ここでよく
失敗する事例をご紹介します。
私は以前ソフトウェア開発会社におりました。請負仕事が多かった
ので自社の製品はありませんでした。
そんな状況でしたが、
夢は自社製品の開発です。パソコンが普及し
地方の中小零細企業でも業務用パソコンが入ってきましたので
地元企業に共通な点をソフトに組み込めば製品化出来ると安易に考え
仕事の時間が空いた時を利用して開発をしました。
最初は、色々な業種に対応できるようになんて考えていたのですが
課題が起こるたびにその機能を省いていくことになりました。
なんせ仕事の隙間をぬってやっていることですから、時間を多く
取ることができません。
最終的に商品は開発できたのですが、
最初の構想とは大きく外れ ソフトウェアのひな型に毛が生えた程度です。
でも一応完成したので、カタログを作ることにしました。この時に
問題が発生します。それが
価格をいくらにするか? それからどうやって販売するか?です。
それほどお金を掛けている訳ではないので、適当な値段を付けて
売り方も考えずにこの件は完了しました。
いい練習になったという程度です。
この商品1本だけ同業者が欲しいということになっただけでそれ
以外は全く売れませんでした。
ご存知かもしれませんが、ソフトウェアはバージョンアップという
ことが必ず起こります。
最近では、Windows10にアップしませんか?とパソコンに
表示されるのを見られたと思います。
こうしてWindowsがアップグレードされるとそれに追従して
いかなければなりません。
こうしたメンテナンスを考えると売れなくてよかったのかもしれま
せん。
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3.自社の顧客は誰かを知る━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
それでは、どうすればよいのか。製造業でなくてもお客さんを
増やすのに何から手掛けたらよいのか?
それは、まず
自社の顧客を決めることです。この時に忘れては
ならないのは、
重点と範囲を決めることです。
過去に実績があるのでしたら、その中で一番自分の得意な客層を
重点客層と仮に決めます。
先ほどの例のように初めて参入するようでしたら、身近な存在
例えば、会社に近いところとか自分の明るい業界などです。
ここで重要なのは、重点と考える客層の気持ちが解るということです。
この時点では、売りやすいとか。儲かるなどという考えは横に置いて
ください。 こうして仮設を立てたら、次は競争相手のことを考えます。
顧客が自分のところが提供する商品・サービスと比較するとしたら
どこと比べて購入するか。その比較相手はどこかを書き出します。
先ほどの私の例は、販売管理ソフトでしたのでパソコンショップで
買ったり事務機販売会社の営業さんから勧められるなどが考えられ
ました。
一覧に書き出すといいです。
ここまで想定したら、実際の調査に掛かります。
お客さんになった
つもりで店を歩き、問い合わせをしてみるのです。
お客さんの購入するときの気持ちが理解できないと、どうやって
販売するのか考えることが出来ません。
天才的な才能のある人は別ですが・・・
こうして調査を重ねてみて、
強い競争相手がいなければその市場を
本当の重点客層と決めます。
将来この客層から強くしていくと決めるのです。こうして方向性が
決まればこれに従ってあらゆることを結び付けていきます。
例えば、店の作り、品ぞろえ、社員教育すべてです。
この時に
難しいのが、客層の範囲です。
田舎にいて、範囲を狭めすぎると事業が成り立たなくなります。
広げ過ぎると効果性が落ちます。
実際にやってみて調整していくことが必要です。
ここまで決まれば、後は考えやすくなります。逆にいうとこういう
ことを考えずにビジネスを始めたり、商品開発をしたりするところが
多いのです。
これはチャンスでもあります。
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◆ 次回の配信予定は12月24日予定です。 ◆