2013年09月12日

商品開発と商品計画は違う

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   商品開発と商品計画は違う

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目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  1.商品開発と商品計画は違う

  2.中小企業は、用途開発をする by 伊那食品塚越会長

  3.戦わずして勝つ商品を目標にする          

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  1.商品開発と商品計画は違う
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 強い商品を持ちたい。こういう願望はほとんんどの経営者の方が

 お持ちだと思います。

 私もソフト開発をしていた頃に、そんなことを考えていました。

 でも考えが浅く強い商品を作ろうなんて考えた訳ではありません

 ここで注意するのは、よい商品と強い商品は違うということです。

 経営ですので、その商品によってお客さんが増えなければ意味が

 ありません


 ですので自分が満足のいく商品を作っただけでは経費はいるけど

 結局なんの役にも立たない商品を作ったことになります。

 勿論仕入れも同じです。

 売れそうだ!と欲をかいて大量に仕入れたものが不良在庫になっ

 たりするものです。

 ソフト開発していたときに考えていた商品開発は単に自社製品が

 持ちたいという願望だけでしたね。

 私の今の職業で考えると一度は本を出版してみたいという願望み

 たいなものです。

 商品計画の目的は、競争力のある商品、1位の商品を作るという

 ことになります。

 商品計画単独では、よい計画は立てることができません。

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  2.中小企業は、用途開発をする by 伊那食品塚越会長
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 これは私がかんてんぱぱの伊那食品工業塚越会長を訪ねたときに

 教えて頂いたことです。

 中小企業と言えでも、これからは開発型の企業にならなければな

 らない。


 中小企業は用途開発をするべきだと。

 大企業のように人・物・金をふんだんに準備できるのなら別です

 が、直ぐにビジネスにならないような「種」シーズに経営資源を

 注ぎ込むことはできません。

 強い商品を作ることが目的であれば、ニーズを吸い上げてその課

 題を解決することに資源を集中
させることです。

 塚越会長曰く、展示会などに出展して知り合いになった会社さん

 を女性が訪問するそうです。

 課題がありそうなら、技術の男性が訪問し問題解決を一緒にしよ

 うと共同で取り組むという方法です。

 まさに弱者の戦略です。

 接近戦、一騎打ち戦と懐に飛び込む作戦です。

 このときに私は1つ質問をしました。

 「商品開発を初めて行うと考えたとき、検品の部隊から転用した

  そうですがその人たちは専任だったのですか?


 答えは専任です。

 流石戦略能力の高い経営者です。これは戦略を勉強すれば基本的

 なことです。

 でもよく人材不足の中小企業が陥ることです。

 専任には、もちろんやってみなければ解らないというプラス思考

 の人でないと無駄になります。

 専任を配置できない場合は、社長がやるしかないですね。

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  3.戦わずして勝つ商品を目標にする
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 戦わずして勝つ商品というのは、完璧な商品ということではあま

 せん


 確かに、1発必中の強力な商品があればいうことはありません。

 水戸黄門の印籠のようなものはテレビの中だけですから、現実を

 よく見て商品計画を立てましょう。

 戦わずして勝つ商品とは、競争相手がいないか。弱い相手のもの

 です。また大手が手を出しにくいものもそれにあたります。

 手間隙のかかるものは大手はやりたがりませんから、このあたり

 に目を付けるといいです。

 市場規模が小さい商品もいいですね。

 私は弱者の商品戦略を勉強して、今までの商品開発が如何にいい

 加減で、単なる趣味でやっていたのか思い知らされました


 ちょっと時間の余裕が出来たから、とか助成金が降りるからとか

 で商品開発を思いつきでやることだけは避けたいですね。

 そうなるとまず自社が勝てる市場はどこかを決めなければなりま

 せん。営業地域計画、業界・客層計画と合わせて考える必要があ

 るということです。

 次回は、そのあたりをお伝えしたいと思います。

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 09:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ◆経営計画の立て方◆
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