経営計画書は不要、だが業績を上げる作戦計画書は必要である
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2013/07/11━■□■
目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.売上の予測するような経営計画書はいらない
2.どれだけ利益を上げれば競争に勝てるか
3.利益目標はこうして決める
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1.売上の予測するような経営計画書はいらない
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以前の会社で私は、利益目標でも立てなければと思って経営計画書の
立て方について書いてある本を何冊か買い込みました。
ほとんどの本が、固定費を算出してそれに欲しいだけの利益を乗せて
1年後にいくらになって、2年後にどうなって、3年後には・・・
今こんな経営計画書の本を出版しても絶対売れないです。
日本経済が右肩上がりのときなら、「なるほど、そんな風に利益が
上がっていくんだ」なんて思うかもしれませんが、何もせずに業績が
よくなるなんてありえません。
当時計画を立てるにあたって、この固定費をとても悩みました。
ソフトウェアの開発でしたので、ほとんど人件費です。
ということは支払う給与によって決まってしまうということです。
給与を一体いくらにすればいいのか。が解りません。
多ければ多いほどよいのか。現在支払っている給与は少ないのか?
とは言え、粗利益が少なければ支払えません。
その粗利益さえいくら稼いでくればよいのかも解りません。
会社に残す利益など、それ以上によく解らなかったのです。
結局どうなるかというと、過去数字を拾ってきてその類推で経費も
売上、粗利益も計画を立ててしまうのです。
こんな現状を無視した売上予測の経営計画書は1年間書棚にしまっ
てしまうのがおちです。
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2.どれだけ利益を上げれば競争に勝てるか
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私はいくら粗利益を稼げばよいのか解りませんでしたので、有名な
コンサル会社の研修に参加し、その講師にお聞きしました。
ところが明確な答えは返ってこなかったんです。
いくら稼ぐかは、その会社が考えることです。って
確かにそうなんですが、目安はありませんか。と食い下がったん
ですが、ソフトウェア開発業界のことは知らないので。と、誤魔化さ
れてしまいました。
私も当時無知でしたので、そんなものかぁ〜とやり過ごしてしまった
のです。
それから10数年が過ぎて竹田ランチェスターを勉強して解ったん
です。競争相手と比較しなければならないんですね。
あたり前と言えばあたり前です。
学生時代でも、まず平均点はいかないと自信を持てません。
これにとてもよい資料が、TKCが速報として出している業界平均
の粗利益額です。TKCでは限界利益という表現をしてます。
例えば、経営コンサルタントは一人当たり粗利益が800万円前後
です。
その10%ぐらい上を目指せば、楽に運営できますので約900万円。
私のところはパートが1人ですから1.5人。
1350万円を粗利益目標とします。
ここに到達していなければ、いくらの不足かが解ります。
今の仕事を改善して、到達するような数字であれば改善を目標にし
そうでなければ、革新が必要なのかもしれません。
業界平均と比較するということは、間接的に競争相手と比較して
いることになります。
それ以上ということは、勝っているということになります。
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3.利益目標はこうして決める
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ではどれだけの利益を残せばよいか。
これも競争相手と比較する必要があります。これが比較できるのは
従業員一人当たりの純利益とその蓄積度合いを見ることが出来る
従業員一人当たりの自己資本額です。
純利益はその年の利益を表しますので、この利益が恒常的に少ない
のであれば、革新が必要になります。
例えば、経営コンサルタントは一人当たり純利益は40万円。
経常利益はその倍として計算し、80万円。さらに1.5人を掛ける
と120万円です。
それ以上なら、合格。以下なら不合格です。
次に利益蓄積度合いの自己資本額です。毎年利益が上がると増えて
いくものです。
経営コンサルタントを例に取りますと、一人当たり400万円ですの
で、1.5人ですと600万円です。
これに到達していなければ、毎年いくら蓄積するかを決めて長期計画
で業界平均まで追いついてください。
既に到達していたら、1.5倍、その次は3倍を目標にして計画を
立てていきます。
数値目標は、この程度で結構です。
多分1時間か2時間あれば出来ると思いますので一度やってみて
ください。
大切なのは、ここからです。
どうやって、利益を上げていくのかを書き表したのが正しい経営
計画書なのです。
まあ戦争でたとえれば、作戦計画書ですね。
次回はこの点について、詳しく伝えたいと思います。
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