2012年01月26日

資金繰りの失敗ではなく、資金配分の失敗が倒産を近づける

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   資金繰りの失敗ではなく、資金配分の失敗が倒産を近づける

■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012/01/26━■□■

<目次>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   1.資金配分の失敗が倒産を近づける

   2.現預金に資金を配分する

   3.得意先作りへの資金配分を優先する

   4.経理自体はお金を生まない
              .+ 

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 1.資金配分の失敗が倒産を近づける
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 経営状態を厳しくしてしまう原因の一番がお客さんが少なくなる

 ということです。

 当たり前と言えば、当たり前です。

 そのお客さんを増やす活動。

 そして維持する活動がおろそかになり、社内中心になると

 会社がおかしくなってきます。

 さらに、トドメを刺すのが資金配分の失敗です。

 少しばかり売り上げが高くなったからといって、自社ビルを建てたり

 しなくてもいい設備投資をしてしまったり。

 そして大きな景気の波にさらされて、窮地に立たされるのです

 それを未然に防ぐのが財務戦略です。

 一番失敗しやすいのが、固定資産への配分。

 工場を建てる。設備投資をする。自社ビルを建てる。

 土地を買う。など どれぐらいの投資ならOKか?

 これを知っておく必要があります。

 この比率が、固定比率です。

   固定資産 ÷ 自己資本 × 100

 例えば、1000万円自己資本があったらいくらのまで土地建物

 などの固定資産を持ってもよいかです。

 これは業種によって違いがありますが、ランチェスター法則を

 応用しますとその値が出てきます。

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  借り渋りができる会社を目指す弱者の財務戦略

   本格派 『1位作りの財務戦略』

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 業界平均の1.7倍固定比率が高いと危険です。

 例えばメーカーの場合、2.5倍

 従って、2500万円が限界値です。

 いずれにせよ、資金を固定化するというのは、企業間競争では

 不利です。

 銀行さんが、いくら貸せるという限度と会社運営とは全く違います。

 この固定比率と自己資本比率を考え合わせて、危険を承知で借入を

 するのか。

 安全の範囲の中で借入と資金配分を行うかでは大きく違います。

 これが解るのは戦略能力が高いからです。

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 2.現預金に資金を配分する
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 固定資産の次は、現預金です。

 皆さんは、月末支払が終わっていくらお金を残せばよいか

 決めていますか

 これは会社によって違うと思いますが、社長が月末のお金のことまで

 考えていたら、経営や営業ができません。

 売上の○ヶ月分とか決めておくことです。

 ちなみに私は3ヶ月分と決めてます。

 このお金を切ると先を考えなければなりません。

 この3ヶ月というのは、私の場合営業対策を講じてから実になるまで

 最低でも3ヶ月は掛かるからです。

 現預金の後は、売掛金、商品と考えていきます。

 商品とは在庫のことですが、不良在庫を減らすというのは

 よく聞きます。

 不良在庫と解っていて在庫する人はいません。

 むやみややたらと在庫を減らすのがいいのかどうか。

 得意先作りとの関係を考えるとどちらがよいのか良く考える

 必要があります。

 もっと詳しく勉強したい方は、教材の内容をご覧ください。

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 財務における戦略と戦術の違いと、

  各仕事への経費配分率の根拠をマスターすれば資金繰りが楽になる


  『財務戦略と経理のコストダウン対策』

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 3.得意先作りへの資金配分を優先する
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 営業マンが多い会社と間接員が多い会社とではどちらが業績がいいか。

 冷静に考えると解るはずです。

 1年やそこらでは、差が出ないかもしれません。

 しかし経営のように何年も続けていると自ずと違いが出てきます。

 未来工業の山田相談役は、講演でメーカーと言えども3割は

 営業でなくてはならない


 そう断言されていました。

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 営業無しで、1社依存。

 これでは会社は回っていかないとまで
言ってみえました。

 確かに!今厳しい製造業は自らお客を作れない

 強い商品、強い営業力を持っていないところです。

 税金を払うのが勿体ないと節税のために、高級車を買うより

 営業力強化のためのホームページでも作った方がよいのかも

 しれません。

 但し、戦略にあったものでないと余計な仕事が増えるだけですが

 私のお勧めするのは、営業経費を予め確保しておくことです。

 営業で成果を出すのには時間が掛かりますので継続的に投資する

 ことです。

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 4.経理自体はお金を生まない
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 経営を進めるには、金銭の出し入れを初めとして、商品の出し入れ

 などの記録を取ることが必要になります。

 しかし記録を残す仕事そのものから、直接利益が出ることは決して

 ありません。

 そこで、競争条件が不利な弱者は、記録を残す仕事は徹底して安上

 がりに
するとともに、仕事を簡素化して人手を少なくし、浮いた

 人員はお金を稼ぐ営業の仕事に
1人でも多く回すようにする必要が

 あります。

 納税を正確にするということと記録のとり方は全く別の話です。

 深く考えないと上場企業のような会計原則を守ろうとします。

 こうなると余計な仕事が増えてきます。

 競争条件が不利な会社は、以下のような工夫をして経理のコスト

 ダウンを図るべきです。

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  1、科目を少なくする

  2、出金伝票と経費の伝票を少なくする

  3、仕事を単純化して、パート社員を利用する


  など、まだ考えれば出てくると思いますが

 詳しくは、セミナー・教材を参考にしながら自社にあった方法を

 検討してみてください。

 何れにしろ、お金の生まないところは簡単にし、余った時間で

 お客さんと接するところを強化することですね。

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  次回予告
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 次回は「自己啓発と時間戦略」について触れたいと思います。

 セミナーは2月8日です
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 詳しくはこちらを参照ください。


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◆ 次回の配信は2月9日予定です。 ◆


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 06:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 財務戦略
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