2011年05月05日

ランチェスター戦略を理解すると経営に迷いがなくなる

◆経営をしていると難題課題が起こってくる

 経営をしてると難題課題が次々と襲ってきます。

 私は以前ソフトウェア開発会社にいました。

 そのとき困ったことは

  ・仕事が入ってこない。(営業がうまくいかない)

  ・お客さんのためにと思ってがんばっているのだが自社の都合が出る

  ・社員のためにと思っていても希望に添えない

  ・社員ががんばっているのだが、業績につながらない

  ・業界が小さくなっていく

  ・どれだけ利益を上がればよいのか解らない

   まだまだあります。

 壁に当るたびに、その勉強をしました。

 本を読んだり、コンサタント会社の主催するセミナーに

 いったり、決算書を細かく分析したこともあります。

 経営計画書を作るとよくなると聞けば経営計画を

 作り、リーダーシップが必要だと感じれば、リーダーシップの

 勉強をしたものです。

  なぜこういう状況になるかと言いますと、経営はお客さんがいて

 競争相手います。

 自社のことだけを考えて唯我独尊では済まされないないからです。

 そんなことからお客さんと社員さんには性悪説、競争相手には性悪説で

 接すると言う二律背反のことがどんどん起こってくるのです。

◆中小企業は何をやっても長続きしない

 私は結構勉強した方だと思います。

 でも、勉強してきたことを会社に持ち帰って実行しようと
 
 するとしても、1ヶ月持ったらいいところでまた次の勉強を

 してきて、また1ヶ月もすれば忘れてしまう。

 こんなことを繰り返していくうちに、社員は

  「また始まった!いつまで持つんだろう?

   うちの会社は何も続いたことがない」

 成果を出さないうちに、失敗の癖が付いてしまうのです。

 その大きな原因のひとつが経営原則が解っていないことに

 あります。

 会社の仕事は、何のためにするのか。 

    業績をよくするためです。

 社員教育もそうです。

 業績をよくするために、

   自社では何から手をつければ効果的なのか。

 業績をよくするために、

   自社では何をどうすればよいのか

 これらが決まっていないと、何をやっても途中で止めてしまい

 時間とお金の無駄遣いを続けるわけです。


◆ランチェスター戦略を学ぶとすべて解決する?

 では、ランチェスター戦略を勉強するとこれらのことが全て解決するのか?

 という質問ですが

      残念ながら答えはNOです。

  会社も人と同じで十人十色。

 社歴を初め、年商、場所、取り扱い商品、社員数あらゆるものが違います。

 さらに経営競争は毎日起こっています。

 こんな状況で○○戦略を、勉強したら全てが解決するなんて

     求める方がどうかしています。

 では、ランチェスター戦略は役に立つのか?です。

 ランチェスター戦略といいますと市場占有率が有名ですが

 これだけをランチェスター戦略とするとあまり意味はないと思います。

 しかしランチェスター戦略を通して、経営をどのように良くしていくか。

 こう考えると意味が出てきます。

 ですので、経営の定石を会得して欲しいのです。


◆ランチェスター戦略を学んでどう変わったか

 ランチェスター戦略を学んで経営に対する考え方が180度変わりました。

  例えば、毎月売上とか粗利益とはを追っかけていたのが、経営の

 ルール通りお客作りに徹するようになりました。

 そうすると不思議なことに、売上高や粗利益額で悩むことは

 なくなりました。
 お客さんを作るにはどうすればよいかだけを考えればいいわけですから

  営業もそうです。

  販売の原則がわかれば、お客さんと何回接すればいいのかが

 解りますので、やるべきことはこれとこれとはっきり見えてきます。

 私はニュースレターを創業以来8年続けています。

 なぜ続けられるのかといいますと、それは業績をよくするための仕事だからです。

  自分の経営目標は何かも見えてきました。

 お客さんは、地元だけ従業員は100名以下とりわけ30名以下が対象です。

 それ以外の地域には手を広げない。

 実にすっきりしてます。

 ランチェスター戦略を勉強すると迷わなくなるというのは
 良く解ります。

  想定外の状況というものは経営においては起こりうることです。

 この震災もそうではないでしょうか?

 こんなときにも、判断が物凄く早くなりました。

 早くなったというより、ルールに当てはめていくだけですので

 判断はしていません。

 以上が私がランチェスター戦略をお勧めする理由です。


◆ランチェスター戦略を学ぶ問題点

 ところがこの戦略と言うのが物凄く伝わりにくいのです。

  例えば、IT戦略といって、クラウドコンピューティングを導入すれば

 業績がよくなるような言い方をしますが、これは自体戦略ではありません。

 戦略は、戦う知恵です。あくまで知恵ですのでどうやって考えるのかその

 手順の方が重要な訳です。

 ですので○○戦略を入れたら業績がよくなるなんて言うのはありえないんです。

 社長、経営者がどうやって考えるかその道筋を立てたのが戦略です。

 そこで、戦略社長塾を開いて少人数ですがコツコツお伝えしてる訳です。
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 時間が取れないが、月に1度は勉強したいという方に最適なのが

 ランチェスタービジネスセミナーです。
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 いずれは、しっかりと勉強して頂きたいのが本音のところです。


 長文を最後までお読み頂いてありがとうございます。

 これを機会に、経営の原則を勉強され

   厳しい経営環境を楽しく乗り切られることを祈っております。


     kyozai.jpg


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | なぜ竹田ランチェスターなのか
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