読み合わせだけでも、月1回の読み合わせ会では
2年掛かります。意味をかみしめて読めば4年はかかると
思われます。2年で途中で終わるにしても、しっかりと
理解していただきたいと願い設問を考えました。
次回のテーマは、われわれの事業は何かです。ここは特に
重要なので、22の問いを思いつきました。
問いの意図は、この章を腑に落としていただくためです。

多くの場合、私もそうですが事業を始めるときに何を提供
しようかと考えます。何を事業にしようかと考えてしまいます。
その意味は、何を売って商売をしようかという類のものです。
この章のテーマは、われわれの事業は何か。ですがその
答えは、われわれの事業は、工事業である。とか販売業であるという
ものではありません。もちろん○○を販売しているなどでも
同じことです。顧客にとって、どのような価値を提供しようと
しているのかを表してはいません。
どのような価値を提供するかが決まっていれば、何に対して努力し
何を基準に意思決定するのかが明確になります。
すなわち、現場の近いレベルで意思決定ができることになります。
自らが意思決定できるということは、自らが責任を引き受け
働く意味を見出すことになります。
われわれの事業は何かを検討していないことが、景気の波に
乗らざるを得ない企業となってしまうのです。
景気の波に乗ろうとすると、自らの力ではなく他者の力に
依存する組織ができてしまう結果となります。
これが挫折、失敗の最大の原因です。
少々言葉は難しいですが、この章を理解できれば景気の波など
怖くなくなります。
次回、読み合わせ会は
日時 7月29日(月)18時半〜
場所 三重県中小企業家同友会 4F 会議室
オブザーバ参加可能です。ものは試し一度覗いてみてください