2024年05月28日

組織は人なり、なぜ人は最大の資産と言えるのか

◆強みを作っていき、卓越性を目指すことを前回まで

 お伝えしてきました。それを実現するには、資源が必要です。

 一般的に経営資源とは、人、モノ、金と言われています。

 残念ながら中小企業には、これら3つのものはいつも不足

 しています。この3つの中で、人はその他のものに比べて

 明らかに違う特徴があります。
お金は金利によって増やす

 ことができます。同じ金利であれば100万円より1000万円

 の方が増える金額は多くなります。

 人の場合はいかがでしょうか。一人で行うことを二人で行ったら

 2倍の成果が出るでしょうか?
そうとは言い切れません。

 二人で行うことで、時間が掛かることもあります。逆に二人で

 行うことで、2倍以上になることもあります。

    組織は人なり、なぜ人は最大の資産と言えるのか

   ★動画deプログ解説はここから★

  

 モノと金はその差を埋めることができません。それどころか量的に

 有利なところはますます有利に
なります。

 ランチェスターの法則では、2乗比になると言っています。

 量的に不利なところは、どうすればよいでしょうか。

 それには、2つの対策を同時に行わなければなりません。

 一つ目は、量的優位性が効きにくい状況を作ることです。

 つまり一般的な基準で比較されないことです。差別化もその一つ

 です。人が今までやっていないことを手掛けるのが最も良い方法

 だと思います。

 つまり『戦わずして勝つ』ことです。

 この状況を作った上で『質』を重視することです。
 
 人は十人十色、100人おれば100人が違う特徴を持っています

 何万人も従業員がいたら、そんな区別はつかないかもしれません。

 しかし100名までの中小企業では一人ひとりの特徴を生かすことは

 難しいかもしれませんが、可能です。従業員数1万人に比べれば

 容易いことだと思います。

 この時中小企業にとって、人は最も有効活用できる資産となります。

 その第一歩は、どんな人であってもその人に期待し続けることです。

 しかし期待とは自分の思い通りになって欲しいということでは

 ありません。

 中小企業は、従業員数が少ないことからボス型の組織になり

 やすくなります。トップが最も優秀で、部下は優秀ではない

 という構図ができやすくなります。

 そうならないためには、上下関係よりその人の特徴を生かした

 かどうかに目を向けることです。

 自分がやるより従業員にやってもらう方がよいという姿勢に 

 立つことが最初です。

 その上で、

   われわれは何をもって顧客に貢献するのか。

   何をもって卓越性とするのかを皆で共有することです。

 私のように個人で事業をしてる場合は、共有することはしなくて

 もよいですが、上記を腹に落とすことが必須です。

 優柔不断にならないことです。

 皆さんのところでは、どのように考えているでしょうか

  <<ライブde解説は6月2日チャンネルはここから>>

posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 19:18| Comment(0) | TrackBack(0) | マネジメント育成協会
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