自らが貢献するには、よって立つ場所を決める必要があります。
ドラッカー先生曰く、その人の強みを発揮できていないのは
その人の能力がないではなく、強みを発揮できるところに
配属されていないことが原因だ、とのこと。
配置を変える必要を訴えています。
中小企業で配置換えをすることは至難の業かもしれませんが、
市場においては、それが簡単に行えます。

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どの市場を事業をするのかは、自由です。市場を創り出すことも
可能です。市場を決定するということは、それによって強みが
発揮できるかどうかが決まってきます。
私が福岡でランチェスター戦略を伝えても、おそらく聞きにくる
人はいないと思います。福岡には本家本元がいますから。
そんな状況で、人を集めようとすると直ぐに思いつくのが、価格を
下げることです。あいにく私の仕事は安いから、そちらにしようは
なりません。むしろ安いなら聞く価値がないとなります。
しかし福岡から遠く離れた、しかも大都市名古屋からこの地だと
多少は価値が出てきます。残念ながら竹田先生に比べると質は
大きく劣ります。聞く価値は多少あります。(と思います)
業績全体から見ると、この決め方で35%決まってきます。計算の
仕方はとにかくどこで事業をするかによって努力した成果が変わる
ことになります。
市場はどのように決定すればよいのでしょうか?
第一の条件は、競争相手がいない、もしくは少ないことです。
都会に進出するというのは、競争相手の多いところに行くわけです
から生半可な能力では参入することは避けるべきです。
最近もあるのでしょうか?東京に電話をおいて、東京支社がある
と名刺に載せている人がいましたが、金の無駄遣いだと思います。
しかしながら、通常は何も考えずに自分の住んでいるあたりで
事業を始めます。私もそうでした。その市場に自分の実力で参入
して良いか悪いかは考えません。必然としています。
こういうことを考えるのが経営戦略です。
ところが多くの人が、競争というものがあると考えず、自分の
やりたいこと、できることを考えます。
経営でセンスがあるというのは、意識していなくても競争を避ける
選択をする人のことだと思います。人のやらないことをやるわけです。
経営実力をあげる第一歩は、競争を意識することです。
皆さんの現在の市場には、どのような競争相手がいるでしょうか?
競争相手とは、お客さんが比較対象とするものです。
自分のライバルではありません。
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