のが古い体質の中小企業ではないでしょうか?
中小企業では、社長が親父で絶対的な権限を振るっている
ところが多いのではないでしょうか
トップダウンが悪いわけではありません。規模によっては
その方が成果があがることもあります。
しかし間違ってはいけないのは、お山の大将になってしまい
自分は正しいのだと思い込んでしまうことです。
何が正しいかを忘れてしまい、自分が正しいことを感情で証明
しようとすることは、ドラッカーの言う真摯さに欠ける行為です。

その原因の一つが組織とコミュニティとの区別がついていないこと
にあります。コミュニティとは、家族や地域社会、そして同じ言語を
話すという民族などもこれにあたります。
組織との大きな違いは、組織の場合何か目的を持って意図的に
人が集まったものです。したがって組織特有の成果を出すことが
必要です。組織には組織化した目的があります。
個人で事業を行っている場合も、他の専門家と一時期ではあり
ますが、組織を形成します。チームと言った方がしっくりき
ますが、いずれにせよ人が集まって何かを達成することに違いは
ありません。
本書籍の組織の利点には次のように書かれています。
『組織とは、強みを成果に結びつけつつ
弱みを中和し無害化するための道具である』
成果をあげるために組織はあり、もう一つは弱みを消すことです。
これは自分は苦手ですからとか好きではないからと逃げることとは
違います。自分が強みを発揮しようとすることが前提です。
マネジメントは、この強みを引き出し、組織としての成果をあげる
ことが役割です。
私は、出席しなかったので次回皆さんの意見も聞いてみたいと思います。
次回2月26日18時半 三重同友会4F会議室にて
テーマ『イノベーションの原理と方法(197頁)』からです。