◆マネジメントの仕事を部下の面倒をみて、上司に手を
わずらわせないことだ。なんて考えていた節があります。
私は自分は仕事はせず、部下に仕事をすべて任せること
だとマネジャーの仕事をそう思っていました。
役職名称は係長でした上司は次長です。
これは私は某社のコンピュータ部門にいたときのことです。
そう考えると今までやってきた担当をすべて部下に移管
すれば、係長としての仕事はやったことになります。
その結果、次長に続き、二人目の仕事をしない人の誕生です。
部下に仕事を奪われるというのは、結構寂しいものです。
とは言え、自分の仕事から手を離さないと部下は育ちません。
この子たちでこの部門は十分回っていくと思えたとき
私は自分の役目は終わったと思ったのです。
★動画deプログ解説はここから★
それと同時に、自分は一体なにをすればよいのだろうかと迷い
出しました。当時は、そんなことを教えてくれる人もなく、
仕事の責任を負うにしても、私の上に上司はいる訳ですし。
部門の責任者でもなく、仕事の責任者でもなくとぽっかり
穴が開いてしましました。
結局私は、配属の転換を願い出ました。次の目標を求めての
ことでした。なんのための昇格だったのか全く意味が解りません。
もしその当時ドラッカー先生の言葉を知っていれば、大きく物事は
変わっていたと思います。
マネジメントの5つの仕事の一つ目『目標を設定する』だけでも
大変なことです。マネジメント課題・責任・実践(中巻)には次の
ように説明されいます。
『目標をもつべき領域を定め、
そのそれぞれについて到達地点を決める。
そのために行うべきことを決める。
連携する人たちとのコミュニケーションによって、
それらの目標を意味あるものにする。』
係長になりたての私の技量では、目標をもつべき領域を定めることの
意味すら解らなかったと思います。
もし当時の私にアドバイスするとするならば、
1.コンピュータの部門として、何を成果とするのか?
すなわち何を会社に貢献すれば会社の成果があがる
のかを上司、その他の部門と対話し決定しなさい。
2.成果をあげるためにできることを書き出し分類しなさい。
例えば、事務部門の生産性をあげる。
営業力を高めるサポートをする
3.現在持てる戦力で、効果があがる手段を明らかにしなさい。
4.達成するために必要な知識を明らかにしなさい。
5.長期、短期の実行計画を立てなさい
6.目標を上司と部下と自分で共有しなさい。
7.一人ひとりが成長すべき目標を明らかにしなさい。
8.個人の目標が達成すべく協力をしなさい。
9.自分が不足している知識を得る計画を立てなさい。
思いつくままに書き出しても、これだけ出てきました。しかも
どれも一朝一夕では達成できません。
まだまだあると思います。もしこういうことを当時の私が知って
いたら、その部門は成長しただろうし、会社もよくなったに違い
ないと思います。人生には、『たら、れば』はないので現在の私に
とっては意味をなさないかもしれません。
しかし皆さんもしくは所属する組織にとっては、どうなのでしょうか?
ドラッカー先生のマネジメントを、学んで損はないと思います。
そんな訳で、学ぶ場を作りたく思いマネジメント育成協会を立ち
上げました。
詳しい内容は、説明会を企画しましたのでそちらに参加ください。
参加要領は、以下のPDFをご覧ください。
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2024年01月26日
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