◆ドラッカー著『現代の経営(上)(下)』を読み切った
経営者は世界に何人いるんでしょうか?
私の周りには、そのような経営者にお目にかかったことは
ありません。ただし私の勉強会に参加していただいた数名の
方は除いてのことです。
以前私はドラッカーの金言365日という本を中古で購入
しました。この本は1月1日から一つずつドラッカーの名言
を集めたものです。私の買った本には、線が引いてあったり
加筆があったりかなり勉強した後がありました。
しかし2月の部分に入ると新品同様になっていました。
これが普通ではないでしょうか。
私も現代の経営を初めて読んだとき、10頁あまりで挫折
してしまった経験があります。この仕事を始める前のことです。
本を買ったことすら忘れてしまっていました。
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この仕事でドラッカー先生の書籍を読みだしたとき同じ
ように挫折しかけましたが、オーディオブックが出ていました
のでこれが大変助けになりました。
おかげさまで論文集をはじめかなりの量の書籍を何度も読み返す
ことができました。
その結果、ドラッカー先生が言いたい全容がようやく解るように
なりました。今も機会があるたびに復習していますが、その都度
より鮮明に見えてくるという不思議な書籍です。
そんな中、多くの人が解りにくいと言われることの一端を感じる
ことができました。ドラッカー先生の言わんとすることはとても
シンプルです。沢山書籍や論文は、色々な角度から社会の現象を
客観的に表しているのです。
その客観性が、われわれの主観と異なることが多いことが
解りにくくしているのだと思います。
例えば、事業の目的は顧客創造であると言っていますが、売上や
利益を渇望している人からするとこの言葉は頭では解るが、
本当にそれを実践しようとはしません。
しかし顧客もしくは市場を自分で創っていった企業は利益も
しっかり上げられています。
ほかにもあります。キャッシュフローを重視することを
ドラッカー先生は言っています。確かにキャッシュフローを
考えずにむやみに売上をあげようとしたり、市場が拡大して
いるからと言って事業を拡大していくことは命取りになります。
チャンスがあるのに何故と周りの経営者は言うかもしれません。
売上が伸びていれば万々歳だと思うでしょう。
でも自分のシェアが市場の伸びより低くては、負けていること
になります。
ドラッカー先生の言うことは、世間からすると非常識な事ばかりです。
しかしよくよく考えると正しいと理解できます。
もう一つ難しく思ってしまうのは、『だからどうしろ』という
ものがないのです。つまり自分の状況に合わせて答えを出さな
ければなりません。その答えも正しいものではなく、意思決定を
するという類のものです。
非常識ですが事業をよりよいものにするには、効果抜群です。
マネジメント育成協会では、この効果抜群の内容を伝えていく
予定です。
説明会を企画しましたので、お時間の許す方はご参加
ください。参加要領は、以下のPDFをご覧ください。
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2024年01月16日
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