2024年01月13日

人の強みを生かす。を言うも易し行うも易しに

◆組織の長として誰しも、人の弱みを使って成果をあげら

 れるなどという甘い考えは持っていないと思います。

 しかし多くの人間は、無意識のうちに弱みを探して

 しまいます。無意識というより良かれと思って弱みを

 指摘してしまいます


 例えば、部下に対して『あれさえ直ればよいのに』と

 部下のためを思って、言ってしまう言葉です。

 これは裏を返せば、弱みを突いていることになります。

     プロフェショナルの条件

 違う面もあります。人間は組織の中で存在価値を求めて

 しまうものです。自分の存在感を示す一つの方法は、

 自分のできることを基準に相手と比較することです。

 上司の基準で部下を評価したら、どうしても欠点に目が

 行きがち
になります。自分より部下の方ができるなんて

 中々認められませんから。

 しかし、この子をどうやって活かせば成果を出させることが

 できるか
を考える上司は強みを見出そうとします。

 当たり前ですが、強みを生かした方が成果が出るからです。

 自分の基準で評価しようとするのは、アドラー心理学でいう

 優越コンプレックスを発動しているからではないかと思います。

 コンプレックスを持たないためには、部下と協力して成果を

 あげようと考えることです。部下と比較しないことです。

 評価は内向きにエネルギーが行き、成果は外にエネルギーが

 注がれます。


 1月29日の読み合せ会では、強みを生かす重要性を

 ドラッカー的思想で学びます。サブタイトルは以下の3つです。

   1.強み重視の人事

   2.組織の利点

   3.上司の強みを生かす

 
 次回1月29日18時半 三重同友会4F会議室にて

 テーマ『人の強みを生かす(189頁)』からです。


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 19:39| Comment(0) | TrackBack(0) | UNFIL
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