問うことができる人は、稀にしかいないと思います。
例えば、機械装置を新しくするのか修理をするのか。
新しい装置を導入するときに、判断するのはどちらが安いかで
決める人がほとんどではないでしょうか?
つまり買えそうだから買う。銀行がお金を貸してくれるから買う。
しかしいざ装置を導入すると、以前と変わらず作業ができて、現場で
何も不具合が起こらなかったら満足してしまう。

資金を投資する以上は、成果が以前より増えなければ意味がありません。
現代の経営(下巻)に増分分析なるものを言っています。
絶対値ではなく、増加をするかどうかをその指標とするわけです。
成果が以前よりあがるというのは、当然のこととしています。
人の採用についても同じです。
意思決定が正しいかは、現場にいって確認しろと言っています。
確認するには、導入の時点でどのような成果があがることを想定しな
ければならないはずです。さらにこの条件ではという前提も要ります。
つまり仮説を立てるということです。
本セクションの最後から5行がこの点について触れています。
ご興味のある方は、本文158ページをご確認ください。
次回、Unfilは、10月30日(月)18時半からです。
テーマは、『満場一致に注意せよ』161頁からです。
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