ました。
意思決定をできる限り現場の近いところで行うと生産性が
あがることは、少し考えればわかることです。
とは言え、好き勝手な決定をされたのでは、大変なことになります。
これを実現しているところがリッツカールトンです。
このホテルでは、担当者がクレドに照合して自分の判断で意思決定
をしています。しかし多くの企業はこのようになっていません。
これを実現するヒントが、現代の経営(下巻【意思決定分析】)に
あります。意思決定を4つに分類して、意思決定を現場に落とすという
方法です。

意思決定の分類基準とは以下の4つです。
1.意思決定の息の長さ(時間的要因)
2.他部門、他の領域、事業全体に与える影響の大きさ(影響度)
3.行動規範、倫理的価値観、社会的信念、政治的信条など、
意思決定に含まれる価値的な要因の大きさ(質的要因)
4.意思決定が反復して起こるか、それとも特異でないにしても
稀にしかおこらないか(反復度)
これを前提に5つのステップを考えていくと自社に適用できます。
5つのステップとは
1.原則や手順についての決定を通してのみ
解決できることを認識する
2.決定が満たすべき必要条件を明確にする
3.正しい答えすなわち必要条件を満足させる
答えについて徹底的に検討する
4.行動を決定のプロセスに組み込む
5.決定の適切さを結果によって検証するために、
フィードバックを行う
この章では、この5つのステップを解説しています。
本ブログでも、5つのステップを伝えていきたいと思います。
陽明学では、『知行合一』ということを言います。お聞きに
なった方もみえると思います。
Wikipediaによると
知行合一は「知は行の始なり、行は知の成るなり」
知ることは行為の始めであり、行為は知ることの完成である。
学んで行動に起こさなかったら、ただ余暇を過ごしたにすぎません。
自分がどう行動するかを考えて、読むと沢山のヒントが得られます。
次回、Unfilは、10月30日(月)18時半からです。
テーマは、『満場一致に注意せよ』161頁からです。
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