古いなったものを整理するつまり創造的廃棄の開始です。
今日というのは、過去の意思決定や行動の結果でしかない。
まずこれを受け入れることです。
今日行っていることは、すべて一旦古いことと考える習慣を
つけることです。本書では次のことを自問しろと言っています。
すなわち
『まだ行っていなかったとして、今これに手をつけるか』

創造する経営者の冒頭で、企業の現実として6番目に同じこと
が書かれています。『既存のものは古くなる』です。
今のよい状態が未来永劫続くと願いたくなるのは解りますが
現実はそうではありません。古いものを捨てないとどんどん
肥満体になっていきます。
つまり、新しい仕事をするために、人を雇うのは肥満体組織に
まっしぐら。人を雇うことなく、仕事を増やせばブラック企業
まっしぐら。いずれの方法も生産性を落とします。
破棄することから始め、スリムにすることをこのセクションに
書かれています。新しいものを手掛けるには、仕事のできる人の
時間を確保しておくことだと言っています。仕事のできる人ほど
忙しいものです。この優秀な能力を霧散しないように。
破棄するためのヒントが、創造する経営者に書かれています。
増分分析というものです。投資しても、それ以上の増加が見られ
ないのであれば、投資しても無駄です。その事業は昨日の製品と
みなすべきです。ご興味のある方は、書籍を確認してみてください。
次回、Unfilは、9月25日18時半〜
テーマ『意思決定の秘訣』147頁からです。