◆すぐに自分の痛みになることは、自然の結末を知ることが
容易で、課題の分離がしやすいものです。
走ってこければ痛いのは自分です。
しかし歯磨きのように怠ると、将来虫歯になる危険性が増す
というようなものは、自分の課題とは思えません。
悪癖にはこういうものが多くあります。煙草やお酒も医者に
命の保証はしないと言われて初めて辞めようと思うものです。
しかし組織の中では、将来問題になることが多く存在します。
本日は、向後千春著『アドラー心理学のススメ』101頁です。
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書籍では歯磨き、スマホの長時間使用などを防止するには、
課題の分離をしてから話し合い、共同の課題とすることと
しています。
具体的に組織の現場でこれを実現するにはどうすればよい
でしょうか?
私はこの次のような方法を提案することがあります。
解決したい課題が発生した場合、その解決策について相談を
持ち掛けます。これは組織では簡単にできることです。
例えば、Aさんの仕事が遅れているとします。
Aさんにそのことを自覚してもらなければなりませんので
『Aさん仕事はスケジュール通り行っていますか?』
『ええ、順調です』
ここで、はいそうですか?となっては行けません。
私は、仕事の内容はわからないので、素人の私でもわかる
ように説明してくれないか。と説明を求めます。
こちらが納得できれば、それはそれでOK。よく考えているねぇ。
君に任せて正解だったな。安心したよ。で終えればよいわけです。
もし説明ができなかったら、納期には間に合わなそうだけど。
本当のところは少し厳しい?
こうして軽い同意をとることで、課題の分離ができます。
そこで、どうやっていこうと切り出します。
ここで苦し紛れでも、何らかの答えが返ってきたら、それいいね。
と承認します。この時、はっきりと課題の分離ができたことに
なります。そのほかに何かできそうなことはあるか?
こうしてできることを相手にしゃべらせます。
そして、私に手伝えることは何かあるか。と協力を申し出ます。
言ったことに、他人が協力するというのは、言動に責任を持つ
ことにほかなりません。
上司と部下が完全に逆転したことになります。こうすると
自分で考えるという習慣がついていきます。
そしてついには、自分で解決することを覚えようとします。
多くの場合は、協力せずに自分の仕事は自分の責任でやるのが
当たり前などと言ってしまうものです。
こうなるとコンプレックス発動へまっしぐらです。
皆さんは、どのように良い習慣をみにつけさせますか?
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2023年07月19日
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