2023年07月13日

部下と上司の課題を分離することから協力が始まる

◆人生の迷いが消えるアドラー心理学のススメ(向後千春著)を

 お持ちの方は、92頁からの以下のセクションをお読み返して

 みてください。

  5.子どもは日々の経験から何を学んでいるか

  6.親の期待や心配は親自身の課題


 ただし、親子を上司と部下に読み替えです。

 例えば、自分自身にふりかかってくることを「自然の結末」と

 呼びます。部下にふりかかってという具合です。

 部下にとっての自然の結末ってなんだろう。って私は考えて

 みました。私は、すぐに答えを出すことができませんでした。

 結構難しい問いです。

      部下と上司の課題を分離することから協力が始まる

   ★動画deプログ解説はここから★
  

 部下の自然の結末を昔ながらの考え方だったら、昇格ができない

 とか、営業成績が上がらないということになるのでしょうか。

 本当にそうなんだろうか?と私はまた考えたわけです。

 自然の結末って、自分自身が課題から逃げ続けてしまうという

 ことなのではないだろうかと一旦結論付けました。

 書籍の例でいうと階段から飛び降りたらケガをすると上司が事前に

 あれこれとお膳立てして仮に成果が上がったとしても、課題から

 逃げていたら、お膳立てがなくなったら自分で何も解決できなく

 なってしまいます。

 自分の課題に向き合うのが、部下の課題です。

 上司の立場としては、そのグループの成績は上司の課題です。

 その上司の課題を、部下に配分し成績の責任を押し付けるのは

 上司の課題を部下に押し付けているようなものです。

 上司の課題は業績をあげること、部下は自分の課題に向き合うことと

 課題を分離したとします。

 その上で、部下が課題に対して支援を求めてきたら、それを支援

 すること
が結果的に上司の課題に向き合うことになります。

 こうして協力をしていく、裏を返せば共同の課題となるわけです。

 これを実現するには、お互いが自立すること、主体的に動けることが

 必要条件
です。

 こうすることでもう一つ良いことがあります。

 他人の課題に立ち入らないようにすると、イライラがなくなります。

 人によっては、これを冷たいという人もいるようですが、自立して

 いる人間だと認めている
と考えられなくはないでしょうか?

  <<ライブde解説は7月16日チャンネルはここから>>

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 09:53| Comment(0) | TrackBack(0) | アドラーの世界
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