◆実は面白い本を見つけていました。この本昨年の7月に
購入してようやく順番が回ってきました。
タイトルは『ドラッカーの実践マネジメント教室』です。
ドラッカー先生の没後、マネジメントの勉強教材として
撮影されたビデオが見つかったそうです。
その内容を翻訳書籍化したものがこの本です。
ドラマ仕立てで、会社内のすったもんだがあり、ドラッカー
先生が解説するというパターンです。
このブログで取り上げたいのは、どこでもありそうなことです。
あちらこちらで人手が足りないと社長に進言してきます。
皆さんのところでもありませんか?
★動画deプログ解説はここから★
こういう乱気流時代において、経営者としては先が見えず
何か手を打たなければなと思案を巡らします。
しかしいざ何かやろうと思っても人がいない。
そして色々考えていたことはすっかり忘れてしまって目の前に
仕事に追われている。
物語の詳細は書籍をご覧いただければと思います。
気になるドラッカー先生の回答は次のようなものでした。
成果のあがらない所へ時間と資金を注ぎ込んでしまって
いることが原因だと。
人が組織に集まってくるのは成果をあげるためです。
ところが歴史ある保守的堅実な会社は、成果より今行っている
ことを続けることを重視します。
その結果あれもこれも手を付けてしまうわけです。
そうならないためには、年に一度、全製品の見直しを行えと
言っています。本書では製品を6つのカテゴリに分けて説明を
しています。
製品というのは一例です。創造する経営者には、市場、流通
チャネルも同じように分ける必要があると書いてあります。
一例を紹介しますと、昨日の稼ぎ手、今日の稼ぎ手、明日の
稼ぎ手の三つです。多くの場合、絶頂期を超えた昨日の稼ぎ手に
資源を投入してしまっています。
今日の稼ぎ手でさえ資源を注ぎ込むなと言っています。
明日の稼ぎ手に集中しなければならないと。
逆説的にいうと常に人が足らないということは、資源を分散
しているということです。
そして企業の現実は
『既存のものは、資源を誤って配分されている』ことです。
今の資源配分が正しいと思い込むことが問題を大きくしています。
そして書籍でドラッカー先生は次のように言っています。
経営者たるものは、厳しいが単純な、一つのルールを守らなけれ
ばなりません。「問題を餓死させ、機会に栄養を与える」ことです。
資源はすべて、昨日の記録ではなく明日の成果に投じなければなり
ません。
皆さんの会社はどうなっていますか?
動画で一緒に人手不足の原因について考えていきましょう。
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その2 その3 その4
2023年04月05日
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