これが通用したのは、市場が成長している昔の話。
売上をあげれば、それだけ仕事も増えるし人も必要になり
コストも上がります。人件費は今まで以上に上がっていきます。
コストを増やさずに、売上をあげることを実現しない限り
利益をこれまで以上に残すことはできません。
そんなことが実現できるのか?しかし実現する方法を考え
出さなければ、バタバタしていて貧乏のバタ貧になって
しまいます。そのヒントがドラッカー先生の言葉にあります。

★動画deプログ解説はここから★
『企業の目的が顧客の創造であることから、
企業には二つの基本的な機能が存在する。
すなわち、マーケティングとイノベーションである。
この二つの機能こそ起業家的機能である。』
<現代の経営>
利益をもたらす顧客は、社内にはいません。社外にいる顧客に
マーケティング、そして社会にイノベーションを仕掛けることが
利益を生み出すヒントとなります。
マーケティングの始まりは、顧客、市場は何を欲しているかを
考えることからスタートします。
しかし漫然と何が欲しいのかを考えていても結果はでません。
私は料理をしませんが、次のように言われるのが一番困るそうです。
『なんでもいいから、おいしいものが食べたい』
こんなこと言われたら困りますよね。好みも違うし時と場合によって
おいしく感じるものも違うし。
そうかといって、この人はうそを言っているわけでもなく、本心を
そのまま正直に伝えているだけです。ものすごく合理的です。
しかし提供する側にとっては、雲を掴むような状況です。
こういうときに役に立つのがランチェスター地域戦略で学んだ
陶山訥庵の戦略の応用です。
細分化、一点集中、部分制圧、各個撃破、全体制圧の手順の
まず細分化をすることです。顧客を細分化して特定すると顧客の
欲するものが少し見えてきます。
例えば、先ほどの例であったら、中華か和食か洋食かなどと分ける
こともあります。野菜系、肉系、魚系と食材によって分けることも
できます。お腹にたまるもの、軽いもの、体に良いものなどの
分け方もあると思います。この細分化は社会の移り変わりによって
変わってきます。今までにない細分化を見出すとイノベーションに
繋がります。イノベーションについて研究したい方は、イノベーション
と企業家精神という書籍が参考になります。
皆さんの企業活動にこの2つは入っていますか?
もしないのであれば、将来はないと思った方がよいです。
すぐに見直すことをお勧めします。
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