◆以前にもブログで書きましたが、やりたいことで事業を
するというのは、経営の素人がすることだと私は思います。
経営者には資格がありませんので、誰だって最初は素人
です。しかし素人のままいて事業を続けていくことはでき
ません。事業を起こした方の中には、仕事の技術が高く
『私は素人ではない』とご立腹に方もみえると思います。
私もそうでした。ソフト開発ツールで三重県で一人しかいない
という技術が2つもありました。しかもシステム設計を20年
近くしていた訳ですから、相当自信がありました。
しかし私はこの仕事をやらないことを独立したときに決めました。
その理由は、次のドラッカー先生の言葉を聞けば納得して
いただけると思います。
★動画deプログ解説はここから★
『事業が何かを決定するのは顧客である。
財やサービスに対して支払いを行うことに
よって経済的な資源を富に変え、モノを
商品に変えるのは、顧客だけである。』
買うか買わないかの決定権は100%お客にあると
ランチェスター経営でも伝えていることです。
つまり顧客が支払ってもよいと思える商品やサービスでないと
購入する行動は起こらないわけです。
顧客がして欲しいことが事業にならなければならないという
ことです。
このことは歴史を振り返ればわかります。
例えば、テープレコーダーです。
オープンリールというもので、体育で使うときのメジャー
のように薄いテープが巻くつけられていて片方の空の
リールに巻き取られていきます。
その後は、カセットテープに変わりました。オープンリールの
原理を使ってコンパクトにカセットの中に入れたものです。
これらはこぞって購入しました。カーステレオそしてウォークマン
がこれを後押ししました。
次は、MDでした。しかしこれはどういう訳かそれほど普及
しませんでした。テープを巻き取るより、光ディスクの方が
技術的には高いように気がしますが、市場は受け入れませんでした。
もっと身近なところで、八百屋さん、魚屋さん、酒屋さんは
如何でしょうか。専業主婦が一般的で、買い物を楽しみの一つ
として位置付けるなら3つの店を回る方が楽しいです。
しかし女性が社会進出していくと、買い物は楽しみとはなり
ません。3店舗回るのは時間の無駄です。
このような状況で、私は魚屋が好きだからという理由で
続けていてもお客さんは来てくれません。
事業も同じことが言えます。
やりたいことではなく、市場のニーズに応えるために
なすべきことをすることです。これが事業を続けていくコツです。
これは組織で働く一人としても同じことが言えます。
詳しくは、ライブで学びましょう。
<<ライブde解説は3月19日チャンネルはここから>>
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2023年03月16日
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