復習しています。第2章 事業の定義に入ってふっと思った
ことがあります。
なんで、事業の定義なんて難しいことを考えなければならない
のだろうか?商売をしていくのだったら、販売先を見つけて、
仕入先があれば、それで成り立つように気がします。
場合によっては、加工する人たちも必要になるかもしれません
がいずれにしても事業の定義など難しいことは考えなくても
商売はやっていけそうなものです。

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こんな基本的な疑問を持った私は、ドラッカー先生の他の
書籍を探してみました。
そもそも事業の定義ってどういうものだろうか?
こういうときに電子書籍は便利ですね。
創造する経営者に事業の定義という章がありました。
そこに次のような文章が載っています。
『意思決定を行う人たちが、いかに事業を見、
いかなる行動をとり、あるいはいかなる行動を
不相応と見るかを規定する定義というものが
なければならない。』
意思決定できる基準となるものが必要であるということだと
思います。これがないとどうなるのでしょうか?
それぞれが自分勝手な、つまり自分の都合で判断するという
ことになります。たとえば社長が顧客対応について朝礼で伝
えても仕事に戻るとすっかり忘れてしまいます。
もしわれわれの顧客は誰かを決めていれば、その顧客にどの
ように貢献すればよいかを考えることは出来ます。
われわれが卓越していくものは、何かを決めてあれば、そこに
エネルギーを注ぐことができます。
そうでないものにエネルギーを奪われることを防げます。
意思決定の基準ができるわけです。
文章には続きがあります。
『事業の定義が市場に供給すべき満足や
リーダーシップを保持すべき領域を
規定する。』
われわれが他社よりうまく提供すべきものが、はっきり見えます。
先ほどお伝えした卓越性です。顧客から選ばれる理由です。
その結果、市場リーダーシップを保持することができます。
つまり、業績が良くなるということです。
もし他社以上に顧客から選ばれる理由がないとしたら
景気の波と一緒に消えていくことになります。
事業の定義とは、何を定義すべきで、どのような役目が
あるのかを考えていきましょう。
景気の波に沈まないために。
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