このことは、流通業を見れば誰でも解ることです。
工事業も、流通業と同じことが近々起こるのではないかと
危惧しています。
それは、企業の特徴であることを無視しようとするから
だと私は思います。
その特徴とは次のような点です。
自らの意思で事業を止めることができることです。しかも、
外圧によって、止めざるを得ないことも発生します。
市場で不必要だと判断されたら、その事業は継続できません。

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採算に合わなくなり、自浄作用により消滅するからです。
ここで企業と言わずに、事業と言ったのは『事業 = 企業』と
思い込んでいる人がいるからです。
つまり今の事業を何とかしていけば、企業は続けていけると
願っているのです。自分の事業だけは、なくならないと思い
たいという気持ちは解らなくはありませんが、そういうことは
起こりません。運よく、その人が経営している間は、事業はなく
ならないことがあるかもしれませんが、残念ながらいつかはなく
なります。
どのようになくなっていくかというと収益性が落ちていき、
事業を存続させるだけの収益が見込めなくなっていきます。
同じことを続けていれば、必ず収益性は落ちます。
このような原則を、無視して今の事業を継続しようとしても
無駄な努力に終わってしまいます。
止めることができる特権があるのであれば、将来の収益性が
見込めないのだったら、その事業は止めるべきです。
収益性が悪い事業を止め、その余った人とお金でより収益性が
高い事業に移っていくことです。
このとき決断がいりますが、この決断こそトップの仕事です。
今ある事業を続けることを、自分自身が行っていたらこの決断は
よい状況ではできません。
事業がうまくいっているときに、この決断をするのは経営者と
しての能力が高くなければできないのです。
このような企業が、永続していける企業ではないでしょうか?
永続するためには、捨てる勇気が必須のようです。
経営者の実力を上げるには、やはり勉強することが欠かせません。
勉強していなければ、今の事業が続くこと願うばかりですので、
当然、決断どころか、止める選択をすることすら眼中にないと思います。
そして業績が落ちたころに、どうしようと悩むわけです。
以下の言葉を、もう一度考え直してみてください。
『企業は事業をやめることができる。市場とくに
資本市場に依存しているならば、事業をやめざる
をえなくなることがある。
いかに頑固で、金持ちであろうとも、市場の試練
に抗しきれなくなる。』
断絶の時代 より
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