2022年04月08日

仕事のことを知る人は多い、だがお客のことを知る人は少ない

◆皆さんは情報リテラシーという言葉をご存じでしょうか?

 その業界にいたので、この言葉は雑誌などでよく目にし

 ました。この言葉は、ドラッカー先生が言い出したこと

 らしいです。

 ネクスト・ソサイティにそのように記述されていました。

 情報リテラシーは、情報能力と言われるものです。

 私はこの言葉を誤解をしていました。IT関連のことを

 よく知っていることと捉えていた節があります。

 例えば、エクセルのコマンドや計算式をたくさん知って

 いることを情報リテラシーが高いと思っていたのです。

 このことは、エクセルを自分の仕事にどう生かすかとは、

 別の能力
です。

  仕事のことを知る人は多い、だがお客のことを知る人は少ない

  ★動画deプログ解説はここから★


 随分昔の話ですが、私がマイクロソフトのトレナーの

 試験を受けに行った時のことです。

 そこに参加された方はパソコンインストラクターの方が

 ほとんどです。テストには、ファイルメニューから印刷を

 選び、拡大・縮小を選択し・・・などと正確に回答しなけ

 ればならないことがあります。

 私がシステム開発をしていると話すと、

 『裏技は知っているのですが、業務にどう使うかがわからない

 と嘆いていました。

 情報や知識を活かすのが情報能力だったのです。

 皆さんの事業に置き換えてみると、この情報・知識は何に

 なるのでしょうか?

 これは皆さんの業種における仕事の知識です。

 多少の差こそあれ業界のいたら、仕事における技術をお持ち

 だと思います。しかし多くの人たちが、活かせていないのが

 現実です。

 その原因は、お客さんの事情を知らないこと、いや事情など

 知ろうともしないこと
です。

 例えば、リフォームの仕事を請けたとします。作業員は、現場に

 仕事に行きます。もちろん仕事について熟知しています。

 この時の熟知とは、お客さんより良く知っていると解釈して

 ください。お客は素人、こちらはプロですから当然です。

 しかしこの時に、お客さんのリフォームに対する知識レベル、

 何を気にする人は、どういう生活をしている人かなどは一切

 知ろうとしません。

 その上で、お客さんの立場に立って役に立とうとする気概です。

 しかし気概というと個人的な問題になりますので、企業では

 通用しません。これを団体戦で行う必要があります。

 こんな面倒なことを徹底させるのは、人数が少ない方が有利です。

 皆さんは、これをどのような仕組みにして、教育・訓練をし

 ますか?空の心で、本気で考えてみてください。

 お客のことを知る人は少ないという意味で、もう一つお伝え

 したいことがあります。

 お客を、仕事をくれる人と思ってしまうということです。

 お客とは、未だお客になっていない人も含むことです。

 これをノンカスタマーというそうです。

 ほとんどの企業は、ノンカスター・非顧客の方が多いはず

 です。このノンカスタマーからは、ほとんど情報を得ること

 ができません。

 とは言え、このノンカスタマーの情報を無視したことで

 窮地に立たされた業界が
あります。

 それがデパートです。このことがネクストソサイティに

 詳しく書いてあります。

 デパート業界に限らず、これは大きな落とし穴です。

 皆さんは、このノンカスタマーの情報を集めるためにどの

 ような仕組みを作りますか?

 デパート業界の窮地については、動画で触れたいと思います。

<<ライブde解説は4月10日チャンネルはここから>>

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 11:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ランチェスター戦略
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