◆ライブ配信の30分ほど前に、ブログを印刷してどのように
説明しようかと頭の中でストーリーをいつも考えます。
前回の配信のときは、どうして行動に移らないのかという
ことに疑問を感じました。その時、頭をかすめたのが『勇気』
という言葉です。
目標を達成するためには、行動が必要です。行動を起こすには
それなりのリスクが発生します。
特に、経営の場合リスクを冒さないことを続けていると
原理から言って、市場から三行半を突き付けられて、社会の
での存在意義がなくなってしまいます。
今までやってきたことを続けて、何とか事業を継続して
行きたいなどという自己中心的なことは起こりえません。
行動しない以上の過ちを犯してしまう訳です。
★動画deプログ解説はここから★
過去を振り切り、新しい自分になるには勇気が必要です。
では、勇気とは何か?こんな風に思ってしまったのです。
その時に、次の言葉が浮かびました。
『義をみてせざるは勇なきなり』です。
これは新渡戸稲造が書いた武士道に書いてあった文章です。
確か、手帳にメモったよなと、ライブ配信時間が迫る中
探し当てました。確かに、手帳に書いてありました。
配信後日、100分de名著で武士道をやっていたことを
思い出し、先の言葉はと孔子の言葉でした。
そういえば、論語を勉強したときに出てきていました。
この中の義ということは、正義の義です。
『義は、自分の身の処し方を、道理に従い、
ためらわず決断する心を言う』
私はこれを自分の身を道理に従わせることだと考えま
した。道理とは、原理原則だと思います。
解ってはいるんだけど、それがなかなかできないんだ。
こういうのは、義を果たしていないということになります。
『義をみてせざるは勇なきなり』は、正しいと知っていながら、
それを行わないなら、勇気がないということになります。
私は、ランチエスターに始まり、ドラッカー、アドラーと
講義の中でお伝えしていますが、もしこれをなるほど
その通りだと思ったら、今の自分より少しでもよいので
それに近づけるよう行動する人が勇気ある人だと思います。
それを、反省めいた言葉を発し、できない理由をならべて
自己欺瞞をする人は、マネジャー失格です。
自己欺瞞をする人に、真摯さはありえません。
反省は、自分への言い訳になりかねません。
それに比べて、勇気があるときは一歩前へ、一つ上を目指そう
と自分の身の在り方を処そうと意識しています。
皆さんは、勇気をどのように捉えていますでしょうか?
武士道は、日本人の道徳がどこから生まれてきたのか
という問いに対する新渡戸稲造の答えです。
日本人なら、この気質は持っていると信じたいものです。
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2022年01月15日
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