◆人手不足はこれからも続くのでしょうか?人手という
ことは単なる手数が問題のようにも聞こえてしまいます。
今までの採用は、仕事が忙しいから採用する、手が不足
しているから募集するという考え方ではなかったでしょうか?
しかし人は手だけを雇うことはできません。頭もついて
くるし、周りの家族まで巻き込んできます。
手が足りないと考えるということは、だれでもよい。
つまりロボットでもよいわけです。
果たして、このような会社がこれから訪れる知識社会で
勝ち残る組織になれるのでしょうか?
★動画deプログ解説はここから★
知識社会の生産手段は、人の持っている知識です。
単なる情報ではありません。私は知恵の方がしっくり
きます。
なぜなら知識というと単なる情報を持っているだけに
聞こえるからです。雑学に長けている人がいますが、
その知識を生かすのは知恵だと私は思います。
知識社会では、人の手を借りて利用するようでは勝ち組に
なれません。
人の脳(能力)を生かしてこそ成果が上がります。
生産手段である脳を活用するのです。
今まで人を生かすとは、より激しく、より長く、
気分良く動いてもらうことだったような気がします。
やる気を向上させる報奨制度というのが象徴的です。
しかし知識労働では、やる気を出せばそれでことが
解決する訳けではありません。
売れない商品を、やる気を出して企画しても意味はあり
ません。すでに売れると分かっている商品を作るのとは
訳けが違います。
つまり今までは、企業は手足だけを利用してその人の
知恵を活かしていなくても良かったのです。
では、社員の知恵を活かすにはどうすればよいでしょうか?
まず組織の目的を設定し、共感してもらうことです。
難しい言葉で言うと事業ミッションです。
そしてトップ自身ができることできないことをはっきり
させて、それに向かってスタッフの能力を借りること
です。決してその人を時間で拘束し、その対価を払うと
考えないことです。
こんなことを書くとブラック企業を指導していると
言われてしまいそうですが、一見するとブラックな企業に
勤めていても、ホワイトな人生を歩んでいる人は多くいます。
どんな仕事でも、自分を犠牲にして他人に利用されて
いると思えば、ブラックな仕事になるし、自分が成長し
その成長で人を喜ばせると考えればホワイトな組織と
なります。
トップの皆さん、スタッフの脳を活かしていますか?
一度振り返ってみてください。
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2021年10月09日
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