します。会計では借入金という科目になります。
この借入金を少なくすることを物凄く意識してしまう人が
いますが、これはほとんど意味がありません。
稼がなければいけないという恐怖感にかられるので、
社長のエネルギーの分散になります。

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借入金を減らすということは、現預金が減ることになります。
手元資金が減ります。そうすると資金繰りに困り、また借入を
せざると得なくなります。
当然銀行との交渉、金利の変動など財務のことを検討し
なければなりません。結局借入金が増えることになります。
事業の目的は、借入金を減らすことではありませんので、
これは無駄なエネルギーです。
個人の借金の場合は、増えすぎると返せなくなり自己破産
に直結します。この借金と借入金はそもそも違う意味が
あります。
現在の銀行の仕組みでは、元金を返さなければ次の借入が
できなくなるような雰囲気がありますので、元金を返さな
ければなりませんが、口座が自社から銀行に移動した程度
に考えておけばよいのです。
しかしそうも言っておれない会社もあります。
それは自己資本比率が、15%以下の会社です。
自己資本比率が15%以下ということは、その会社は危険
水域にあるわけですから、安全に借入ができません。
この場合は、借入金を抑えることを意識しなければなりません。
有利子の借入金は、資金調達の手段の一つです。金利はその
資金調達コストに過ぎません。
自己資金を高めるというのは、自社の力で資金を調達すること
になります。これを増やすには、3年、4年と時間がかかります。
それを短縮するために、利子を払うと考えると借入金の意味も
変わってきます。不足しているから借りるのではなく、将来の
投資のために借入をするのです。
今回は、借入金についての考え違いについて、お伝えしました。
このように経営というのは、個人の感覚とはとは、違う点が
あります。社長は経営を学び、その違いをスタッフに伝える
必要があります。
例えば、経費を節約すれば利益が上がると言われていますが
本当にそうなのでしょうか?在庫を減らせば、利益が上がる
というのは、本当にそうなのでしょうか?
節約の結果お客が来なくなったら、利益はなくなります。
皆さんのところのスタッフは、どのように理解されている
でしょうか?
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