という番組です。その後出演されていた岸見一郎先生のベスト
セラー『嫌われる勇気』で初めて書籍に触れました。
この書籍は、物語風でしたので理系の私には、解りにくかったので
同じく岸見先生のアドラー心理学入門を読むことにしました。
双方ともオーディオブックが出ていましたので、私の勉強法にピッタリ
でした。しばらく間をおいて、再度勉強し始めて、最近は佳境に
入っています。数えてみるといつの間にか14冊目に入っています。
書籍はあと2冊ほど読んだ方が良さそうなものがあります。
この中には、100de名著のテキストや漫画の解説本なども
入っています。著者も岸見先生以外に、アドラー先生を含め5名ほど
の著者です。6名もの人の本を同じテーマで読んだことはこれが
初めてです。

★動画deプログ解説はここから★
いつの間にかこんなに読み進んだのは、アドラー心理学というものが
どういうものかを知りたかったからです。知れべれば調べるほど、アド
ラー先生自身が言われたことなのかよく解らないところがあったからです。
おかげで随分情報は入りました。
しかも明日の15時から著者の一人である向後先生のズーム研修に
参加できることになりました。著者と直接話ができるので、楽しみに
しています。私が悶々としていたことが晴れるかもしれません。
6名の著者の中の野田俊作先生の『性格は変えられる』の中で、集団
のルールについて書かれいます。現在の社会の中で、集団ルールという
のは、3つ存在するそうです。
その中にアナーキズムというのがあるそうです。
これは暗黙のルールというものがあり、そのルールを成文化しない
そうです。暗黙の了解というものがその組織で存在していればこの
アナーキズムに当たるようです。
そんなこと言わなくっても解るだろうということにして、ルールを
成文化しないのです。これは口に出さなくても解ってね。という甘え
から来ているのだそうです。甘えられるとこちらは思いやりと言いつつ
忖度をしてしまうわけです。あなたは何も言わなくても解っているから
というのが思いやりです。逆に思いやるということは、私のことも
何も言わずにいるから解ってね。というものです。
これは集団では、最悪ですねよ。特に危機的状況になれば、この甘え
構造から、誰も決断をしない。だって、解ってくれるはずだから。
個人が責任を持とうとしない自立していないのです。
危機的状況というのは、通常ではありません。だから誰も解るはずは
ないのにです。本当に切羽詰まった状態で、その人が何をしでかすか
なんか想像がつきません。
ここから抜け出すことを野田先生は強く言われています。私も同感です。
ここから抜け出すには、個人のライフスタイルを自立した責任性のある
ものに変革していくことだそうです。ライフスタイルは、アドラー心理学
の言葉ですので、詳しくは調べて見てください。
これ以外の集団のルールには、ファシズムと民主主義があります。
ファシズムもアナーキズムも縦の関係です。ファシズムの場合は、ボスが
いて、責任をそこに転嫁しているわけです。すべてヒトラーが悪いとは
言い切れない。支持した人たちがいるのですから。ドイツ国民は、これを
非常に反省して、後世に伝えています。
日本人は、相変わらず政治のせいにしていますが、選んだのは国民です。
最も良いのが正しく機能した民主主義だそうです。これも完ぺきでは
ありません。しかし他に比べればよい。
関係が横だからだそうです。お互いが自分のやったこと、言ったことに責任を
持つからです。確かにそう考えると良い組織とはそういうものです。
上司に対して、自分の意見を言う。しかしその責任は負う。
私は以前の会社で、1か月の残業時間を抑えてくれとい言われたことがあり
ます。抑えるというのは、残業時間を改ざんしてくれというものです。
その時の上司は、仕事をしているときに休憩することもあるやないか!
という訳の解らない理由を言ってきました。
私はハッキリと『仕事で手を抜いたことはありません。昼休みも返上し
て仕事をしています』(上司の立場も解っていましたが)
これを言った瞬間、しまった!と思ったのです。それ以降益々手を抜け
なくなりました。(笑)
責任を取るとは、こういうことだと思います。上司のまたその上司から
言われても、私はそう言い続けると思います。それが私の責任の
果たし方だからです。
さて皆さんの組織は如何でしょうか?
甘えと思いやりから抜け出すには、具体的に何をすれば良いでしょうか?
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