2021年04月24日

文字に書き出す作業とは、自分に問いかけること

◆時間の無駄だからと言って、メモを取ったり記録をすることを

 省いている組織が多いような気がします。

 私も当初メモを取ることは、無駄だと思っていました。むしろ

 覚えきれないのは、頭が悪いからだ。とまで考えていたことが

 あります。しかしタイムマネジメントを勉強し、明日やるべきこと

 と書き出す意味を知ってから、行動を書き出すことの大切さ

 を知りました。

 SMIのパーソナルモチベーションのトレーニングでは、目標を

 書き出します。これは思考を結晶化することだと教えられて

 いました。私は目新しく聞き心地がよい言葉なので、『思考を

 結晶化する』という言葉をよく使っていました。

 しかし本当の意味するところは解らずに使っていたことに気づ

 かされました。

    文字に書き出す作業とは、自分に問いかけること

  ★動画deプログ解説はここから★



 考えていることを、言葉や文字に置き換えるということは、自分の

 頭の中を整理するという点も確かにあります。これは結晶化です。

 それとは少々違う側面があります。自分への問いかけでもあります。

 頭に何も浮かばないことでも、書こうとすると次のようになります。

 例えば、今後止めるべき事業は何かを書こうとします。すると今の

 事業で止めていくことは何か?と自問しなければならないことに

 なります。

 さらにこの時に、この設問に絶対答えようとすると、さらに深く

 考えることに
なります。実はとある経営団体の例会の後の討論会で

 このような質問がありました。

 これを直ぐに答えられる人は、相当戦略実力が高いか。よほど手

 遅れになっている緊急事態のことがあるということになります。

 問に対して深く考えて、書き出すと見えていない戦略が見えてくる

 と感じました。それで、この重要性が益々深まりました。

 マネジメントの場合、さらにやらなければならないことがあります。

 例えば、経営計画です。実行せざる計画は立てるだけ時間の無駄です。

 これを組織に伝えなければなりません。組織に伝えるには、組織が

 理解できる言葉に変えなければならないのです。

 組織員側にも、努力は必要になります。経営について無知な人が

 いくら頑張って、聞こうと思っても難しい点があります。

 微分や積分を普通の小学生に教えるのは、至難の業です。しかし大学の

 数学をそのまま伝えても、チンプンカンプンです。

 マネジメントの場合、

 まず自分に問いかけ、

    次に自分の考えを結晶化し

      さらに、どのように伝わるのか、

        そして伝えたときにどのように動くのか


 を考える必要があります。

 その第一歩が、紙に書き出すことです。

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 06:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ランチェスター戦略
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