◆セミナーをどれだけ受講しても、業績にほとんど変化は
ありません。高いセミナーや有名講師の講義を受けても
同じことです。
セミナーに参加して情報を仕入れると、確かに聞いた
ことがないことや知らなかった情報を仕入れることが
できます。しかしそれをそのまま社内に持ち帰って
実行してもほとんど業績に影響はありません。
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話し手の立場からお伝えすると、2時間のセミナーを
開催したとします。最初から本題に入ると全員が興味を
なくしてしまいますので、掴みから入ります。
特に、初めて参加される人が多い場合は、この時間が長く
かかります。どういったことに興味があるのかを探る
必要があるからです。
仮に、これに15分ほど費やしたとします。次に本題に
入る前に知識レベルを合わすための前知識の話をします。
内容によっても違いますが、15分から30分。
そしてようやく本題に入ります。60分で伝えたいという
内容を多くても4つ。おそらく3つぐらいが精一杯です。
しかもそれは要約しての話です。その結論に達した背景を
多くの場合、端折ってしまっています。
このようなことから、結論だけを自分なりに解釈しても
おおむね理解が浅い状態です。
以前私は、ある例会で証券会社の人が、行動経済学を考え
ればこういうことが解かります。とおっしゃっていました。
そのときは、なるほどなぁ〜と思ったのですが、今となっ
ては何を言っていたのかさっぱりわかりません。
しかし、その直後私は『行動経済学』をネット検索し、
書籍を取り寄せ読んでみました。確かに、その通りだと
私は腹に落ちました。
そこで私はこの内容を講義に入れるために、自分の体験に
置き換えていました。そして私は講義することで、さらに
行動経済学を理解することができたのです。理解したとい
っても、ほんとひとかけらに過ぎません。
それでも中には、セミナーや経営者の話を聞いてヒントに
なったという人がいます。このような場合2通り考えられ
ます。一つは、もともと経営実力が高く、課題も明確に
なっておりこの解決策のヒントなった場合です。
おそらくこの人は、さらに研究して自社の課題を解決するに
はどうすればよいかを深く考えたに違いありません。
経営実力が高い人は、こうしてどんな人の話を聞いてもヒント
にしていくことができます。
もう一つは単に知識が増えただけの人です。この知識を
知らない人にひけらかすことで自己の承認欲求を満たす
ことができます。
ドラッカー先生の言葉をお借りすると、前者は組織の成果に
焦点を合わせている人です。
後者は、自己の優越感に焦点を合わしている人です。
経営者がまずやらなければならないことは、経営実力を
高めることです。それもせずヒントだけを貰おうとしても
浅知恵にしかなりません。
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2021年6月7日スタート
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その2 その3 その4
2021年04月03日
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