ドラッカー先生とアドラー先生の本を並行して読んでいます。
ドラッカーは経営、アドラーは心理学一見するとかけ離れて
いるようですが、ドラッカーの言う知識社会で成果を得ようと
するとアドラーの考え方が必要になってくるように思います。
アドラーは、劣等感は誰でも持っているものだと言いました。
その劣等感を克服するために、劣等コンプレックスを使うの
だそうです。
その努力の仕方には、2種類あります。

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一つ目が優越への努力です。他人より優れていることを証明する
ことへの努力です。あいつの上を行く!
肉体労働、工場労働が主であった時代には、これは効果的でした。
なぜなら、同じことを大量にした方が生産性が上がったからです。
評価基準も、一つの価値観によるメジャーで測られていました。
例えば、学校の成績で人生を分けられること、学校自体も不登校
だと世の中の脱落者と思われたりしました。
売上高が高い人が、最も良い。給料が高いものが、偉いなど
ありとあらゆるところにこの様な考え方があります。
それらは全て他人との比較、優越への努力なのです。
優越への努力の失敗は、敗北になります。出世街道から外れた
負け組とされる訳です。
負けを極度に嫌う人は、世の中出世だけが人生ではないなどと
自分の正当性を証明する言い訳を言って努力をしなくてもよい
状況を作ろうとします。
アドラーは、もう一つの方法である完全への努力を提唱して
います。完全への努力は、より上を目指します。
完全への努力の失敗は、次への礎です。
この努力をするには他者への貢献を目指すことです。そして組織へ
貢献することで、一体感を生みます。
ドラッカーのいう知識社会では、この完全への努力が必要に
なってきます。知識労働の生産性を上げるには、より以上を
目指すことが必要ですし、組織に貢献することも必要になります。
ドラッカーやアドラーは、私たちが今まで過ごしてきた時代に
常識だと信じていたことと違う考え方を教えてくれます。
お二人の本を学んでいると新しい時代が、もうそこまで迫って
きていることを感じられずにはいられません。
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