仏教では托鉢のことのようでしたので、あえて『物貰い』
という表現をしました。
我ながら、このタイトルはかなり強烈だと思っています。
ドラッカー先生は、企業とは何かの中で次のように表現し
ています。
『賃金について客観的な基準は一つしかない。
生産性である。』
この言葉を聞いたとき妙に納得してしまいました。賃金は
製品コストの一部ですから、製品コストを低減しない限り
賃金を上げることはできません。

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生産性を上げずに賃金を上げるのは、価格転嫁になります。
価格転嫁をするということは、企業間競争で不利になる訳
ですから、賃金を上げる余地はますます無くなります。
消費者における価格は、製品が手元に届いてその効果効能を
得るまでが価格です。例えば、麺を飲食店に卸していると
します。飲食店で、その麺を袋から出すのに手間暇が掛かると
コストは上昇します。いくら麺の価格を抑えたからといっても
手間が掛かれば、飲食店にとってのコストが上がる訳です。
大量に仕入れば、その食材を保存するコストが掛かります。
1食分に分けるとすれば、それだけ手間が掛かります。
これらのことも含めて、生産性をアップできれば賃金の上昇は
可能になります。
今までの仕事を卒なくこなしているからといって、決して賃金の
上昇には繋がりません。もしかすると保つことができるかもしれ
ませんが、企業間競争に敗れればこれも叶いません。
私は社会人になって、今までこんな考え方をしたことが
ありませんでした。1年たてば、賃金は年齢とともに上がるもの
だと信じて疑いませんでした。
歳を取ったという理由だけで、賃金を上げてくれというのは、
施しを受けるのと全く同じ行為です。
これは世間が誤解をしていることなので、企業の現実として
企業が教えるしかありません。
生産性は、単にコスト面だけではないので、自社における
生産性とな何かをはっきりとしておくことが必要です。
それにはわれわれの成果は何かを考えておくことが欠かせません。
この辺りはとても難しいので、ユーチューブライブでお伝え
したいと思います。
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