あります。内容は、戦争に応用できることが多く、
経営に応用できるような点を見つけることができません
でした。
孫子が目指すところは、プロの兵士ではなく素人を
使って国を守ることです。普通の人は、強い願望も、高い
戦闘能力を持っている訳ではありません。そのために
戦う前に、戦う場所で指揮を高め、技術をカバーできる
戦場を選ぶことを教えています。
戦場は、経営では市場に当たります。

★動画deブログ解説は、ここから★
九地篇は、以下の9段になっています。
52.地形とは、兵の助けなり
53.利に合わば而も動き
54.其の愛する所を奪わば、則ち聴かん
55.兵を往く所毋に投ずれば
56.剛柔皆な得るは、地の理なり
57.能く士卒の耳目を愚にして
58.諸侯の情は、邃ければ則ち禦ぎ
59.衆は害に陥りて、然る能く敗を為す
60.始めは処女の如く、後は脱兎の如く
社長は、従業員に頑張ることを、期待していますが、
それほど頑張らなくても、勝てるを考えることを考えよ
と教えているようです。また願望熱意も、そうしたく
なるような状況を作れと言っています。戦争の場合は、
死ぬかもしれないと思うとモチベーションはグンと
上がります。コロナの危機で団結出来るか、出来ない
は、将軍の技量に掛かってくることになります。
『剛柔皆な得るは、地の理なり』の段の浅野先生は
以下のように解説してくれています。
『どんな連中でも任務の必要性に目覚めるを
得ないような外的環境を、素知らぬ顔で
用意し、決して押し付けだとは思わせない
ようにしながら、相手に自発的努力を強制する』
この時代に既に自主性ということを言っているのは
凄いことだと思います。
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