2020年05月17日

剛柔皆な得るは、地の理なり

◆九地篇では、地形によってその戦術の違いが書いて

 あります。内容は、戦争に応用できることが多く、

 経営に応用できるような点を見つけることができません

 でした。

 孫子が目指すところは、プロの兵士ではなく素人を

 使って国を守ることです。普通の人は、強い願望も、高い

 戦闘能力を持っている訳ではありません。そのために

 戦う前に、戦う場所で指揮を高め、技術をカバーできる

 戦場を選ぶ
ことを教えています。

 戦場は、経営では市場に当たります。

    剛柔皆な得るは、地の理なり

★動画deブログ解説は、ここから★


 九地篇は、以下の9段になっています。

  52.地形とは、兵の助けなり
  53.利に合わば而も動き
  54.其の愛する所を奪わば、則ち聴かん
  55.兵を往く所毋に投ずれば
  56.剛柔皆な得るは、地の理なり
  57.能く士卒の耳目を愚にして
  58.諸侯の情は、邃ければ則ち禦ぎ
  59.衆は害に陥りて、然る能く敗を為す
  60.始めは処女の如く、後は脱兎の如く


 社長は、従業員に頑張ることを、期待していますが、

 それほど頑張らなくても、勝てるを考えることを考えよ

 と教えているようです。また願望熱意も、そうしたく

 なるような状況を作れと言っています。戦争の場合は、

 死ぬかもしれないと思うとモチベーションはグンと

 上がります。コロナの危機で団結出来るか、出来ない

 は、将軍の技量に掛かってくる
ことになります。

 『剛柔皆な得るは、地の理なり』の段の浅野先生は

 以下のように解説してくれています。

  『どんな連中でも任務の必要性に目覚めるを

   得ないような外的環境を、素知らぬ顔で

  用意し、決して押し付けだとは思わせない

  ようにしながら、相手に自発的努力を強制する

 この時代に既に自主性ということを言っているのは

 凄いことだと思います。

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 08:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 孫子の兵法
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