次のように8つの節に渡って解説されていますが、軍の進行
ですので、経営に置き換えることができませんでした。
この行軍篇は、ブログに書くようなことはないかなぁ〜と
考えて読み進んで、あと2節というところになって、経営に
応用できることが書かれていました。
39.四軍の利は、黄帝の四帝に勝ちし所以なり
40.軍は高きを好みて下きを悪み
41.水流至らば、渉るを止め
42.絶澗に天井に遇わば、亟かに之れを去り
43.軍の行に伏匿す可き者有らば
44.敵の近くして静まる者は
45.杖きて立つ者は、飢うるなり
46.兵は多益に非ざるも
一つは、組織の統率が取られているかどうかを見抜く方法です。

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もう一つは、組織の規模だけで勝ち負けが決まらないという点です。
孫子は、軍営が騒がしく、上官が叱り付けているのは敵兵が
戦いにあきかきしているからだと言っています。
社内に置き換えるとトップが感情をあらわにして叱りつけて
いるのは、従業員の士気が落ちていると考えられます。
やたらと賞罰によって人のやる気を起こそうとするのも同じ
ことが言えます。
また、十分な考えもなく、兵力数だけを多くして猛進するよう
では敵の捕虜になるのが落ちだと言っています。
組織は規模ではなく、目的に応じてその規模は運営方法が
変わってきます。目的と手段を間違えるとこういうことになる
のです。
規模を目的にすると、売上高を上げて行かなければなりません。
規模を大きくするには、お金がいるからです。お金を回すため
に売上高が気になります。しかし規模を大きくするには、それ
以上に組織を整備するためにお金が必要になるのです。
そしてさらに売上高が気になり出します。
内部留保が残らず、今のように社会情勢が激変すると倒産に
追い込まれるのです。
行軍篇は、後半部分を中心にライブで解説したいと思います。

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