次の4つの節ですが、ここらあたりは戦争にかなり偏って
いますので、経営に応用するところが無いのではないかと
読み進んでいきました。
35.将の九変の利に通ずる者は
36.智者の慮は、必ず利害を雑う
37.吾が以て待つこと有るを侍むなり
38.将に五危有り
その中で孫子が意識していることは、戦争には大きなリスク
が伴いということです。できればやりたくない、戦になるに
してもよくよく計算した上で始めろというものです。
社内はコストセンターであり、利益はどこにもないという
ドラッカー先生の言葉を置き換えれば、会社を運営することは
リスクは当然のこととして考えるということになります。

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その上で、如何にそれを良くしていくかを考えなければなら
ないということになります。
経営すると、どんな小さなことを行っても必ずコストが
掛かります。戦争と同じです。
ということは、どこに投資するかを慎重に、真剣に考え
なければならいということです。
ぼ〜と経営していたら、経費の垂れ流しになってしまう
ことになります。今コロナの影響で業績が急激に悪化して
いるところがあると思います。そういった業種に当たった
ことは、運も大いにあると思います。
しかし、長年経営していても自己資本額を蓄積していなければ
リスクはあるという当然のことを怠った社長の問題です。
運ではありません。社長の仕事に対する無責任さの表れです。
『将に五危有り』の節では、将軍への戒めが説かれています。
この辺りのことを、ライブ動画でお伝えできればと思います。

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