2020年04月08日

先ず勝つ可からざるを為して

◆形篇では、まず負けない形を作り、無理なく勝利できる

 相手が形を崩したときに楽に勝てと言っています。

 形篇は、次の4つから成り立っています。
  (数字は前篇からの連番)

  14.先ず勝つ可からざるを為して

  15.勝兵は先ず勝ちて而る後に戦い

  16.善なる者は、道を脩めて法を保つ

  17.積水を先仭の墟に決する


 『勝つべからずざる』とは、何のことか?孫子は守りを

 優先しろ
と言っています。

    先ず勝つ可からざるを為して

  ★動画deブログ解説はここから★


 守りというのは、自軍が思うようになる部分が多いからだ

 そうです。攻めとなると敵の出方でこちらの態勢を変えざる

 を得ない。

 経営で守りとは、顧客維持のことではないでしょうか?

 ランチェスター経営の顧客維持対策で最初に勉強するのは、

 はがき作戦です。

 このはがき作戦は、競争相手に邪魔されることはありません

 お客さんに対しても、お礼状であれば何の問題もなく受け

 取ってくれます。

 自分の努力だけで、営業力を増すことができるのです。

 1年に1000枚書けば、1000回お客さんと接した

 ことに
なります。私は独立したときに、最初にしたのが顧客

 維持対策です。お客さんは1件もいないのに維持対策から

 行いました。お客さんを作るには、多大な労力が掛かります。

 一度作ったお客さんを、簡単に流出させていたら大変なだけです。

 お客さんにならなくても、一度名刺交換させていただいた方に

 忘れられたら終わり
です。皆さんのところの守りは、どうなって

 いますか?売りっぱなしをしてきた会社はこういう厳しいときに

 それがはっきり現れます。
 

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posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 孫子の兵法
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