守るために、如何に損害を少なくするかが根っこにあります。
謀攻篇は次の通りです。(数字は計篇からの連番)
9.戦わずして人の兵を屈する
10.上兵は謀を伐つ
11.小敵の堅なるは、大敵の擒なり
12.将とは国の輔なり
13.彼れを知り己れを知らば、百戦して殆うからず

★ブログdeブログ解説はここから★
私がドキッとした言葉は、
『彼れを知り己れを知らば、百戦して殆うからず』の
著者浅野氏の解説の中にあります。
敵情も知らず、自分の実情のみを自覚する状態で戦えば
ある時は勝ち、ある時は敗ける、そして戦争は賭博性を
まぬかれなくなる。
さらに自己の置かれた立場も認識せずに戦えば、まぐれに
よって勝ちを拾うこともある。今経営者が試されていること
に間違いはありません。まぐれで今までこれたのかがはっきり
解ります。
実力ある経営者は、この苦境を必ず乗り越えるはずです。
また自社の実情は容易に把握できると思っているかもしれま
せんが、ここに自己弁護や自己正当化をしてしまう落とし穴が
あります。
自分は優れていると思いたいのは山々ですが、これが行き過ぎる
と敵に対する軽視や無関心となり、実態のない勝利への幻想だけ
が膨らみ始める。
経営に置き換えても、こういうことは良くあります。
胸に手を当てて考えてみてください。
流行に乗るだけの賭博経営をしてきていませんか?

★戦略実力を高める戦略社長塾(51期生)募集中★
2020年6月5日スタート
↓ ↓ ↓

その2 その3 その4