を考えることです。
経営計画書を作ってみえる方もいると思いますが、私はこの
計画を作戦と読み換えています。多くの計画書が、結果を予測
したり、自分の希望を述べているに過ぎず、一人ひとりがどういう
目的で仕事をしているかが解らないからです。
それに引き換え作戦となると、趣が変わっています。
そん訳で、経営作戦計画書と呼ぶようにしています。今後は、計画を
外して経営作戦書と呼ぶようにしたいと思います。
孫子の兵法書の作戦篇では、次の4つにまとめらえています。数字は
計篇からの連番です。

★動画deブログ解説は、ここから★
5.兵は拙速を聞くも、未だ巧久を睹ざるなり
6.智将は務めて敵に食む
7.敵の貨を取る者は利なり
8.兵は勝つを貴びて、久しきを貴ばず
戦争において、長引いて巧く行ったと聞いたことがない。
多少、上手く行かなくても、サッと引き上げることだと言って
います。経営でよく失敗するのが、社長のこだわりです。
計篇でもありましたが、勝算なきところで勝負するのは、初め
から負けるために戦ってみるようなものです。
それを途中で気づいても、面子を気にして引き下がれないという
ことがちょくちょくあります。
ドラッカー先生の独善的製品というのも一緒です。
『智将は務めて敵に食む』とは、遠征先に補給をするような
戦いはするな!ということです。これは地域戦略で考えると
理解しやすいと思います。
『敵の貨を取る者は利なり』は、進軍していくたびに戦力を増す
戦いをしなさいということです。経営ではお客を味方に付けていく
ことに置き換えができます。
作戦篇では、このように戦い方について記述されています。
皆さんは、経営にどのように置き換えられますか?

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