2020年03月21日

存続を目的にする組織は、社会から必要とされない

◆企業の目標に最も多いのが、売上や粗利益ではないでしょうか?

 その理由は、組織存続にあるのではないかと思います。

 事業を続けるためには、粗利益の補給が欠かせません。

 これなくして企業は生き続けることはできません。

 存続を目的にするならば、目標は粗利益になるはずです。

 資金繰りが厳しくなればなるほど、これが気になって仕方がない。

 私もそうでした。

 ここで、自社の粗利益から目線を離して、社会から物事をみてみましょう。

 私たちは、なぜ商品やサービスを買い求めるのでしょうか?

   存続を目的にする組織は、社会から必要とされない

  ★動画deブログ解説は、ここから★
 

 今、どこへ行ってもマスクと消毒液がありません。私は花粉対策で

 マスクは半必需品となっていますが、中にはマスクなんてしたことが

 ない人もいると思います。マスクってうっとうしいです。

 なのに、なぜ今マスク不足が起こっているか?コロナ予防です。

 しかし、マスクが高く売れるかといって粗利益を求めて高額取引を

 したらその企業はどうなるでしょうか?


 個人の売買でも、社会から袋たたきにあう訳ですから、企業でこんな

 ことをしたら、1週間も持たずに倒産です。法外な取引で粗利益を追い

 かけた結果ではないでしょうか?

 一箱何万円もするようなマスクは、社会から求められていないのです。

 粗利益を目標にすると、こうした自己中心的な考えに至ってしまいます。

 似たような失敗をどれだけの企業がしてきたでしょうか?

 粗利益を上げるのは、企業にとっては必要条件です。しかし目的や

 目標にはなりません。

 社会のニーズ、課題、不満を解決し、その結果として経済的成果を

 生むのが、企業の使命です。

 社会のニーズは時間の経過とともに変わっていきます。このニーズに

 応えるのに、組織が変わる必要があれば変わるべきです。

 こうして自らを変えてでも、ニーズに応えていく企業が結果的に存続

 していく
だけです。

 社会に必要とされるものだけが、生かされていくのです。

 自社の存続や粗利益を目標にしだしたら、それはその組織が赤信号

 思ってください。

 赤信号が出たら、トップが冷静になってわれわれの組織は、なんのために

 社会に存在するのかをよく考えることです。

 そうすれば、その組織は社会が存続させてくれます。

   社長の役目・社長の仕事

★戦略実力を高める戦略社長塾(51期生)募集中★

        2020年6月5日スタート

              ↓ ↓ ↓
           社長の戦略実力を上げる戦略社長塾

  

        その2   その3    その4 


posted by ランチェスター戦略・社長塾塾長 at 06:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ランチェスター戦略
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/187289458
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック