ついている経営者がみえるようですね。
経営はお金を扱いますので、確かに目標と言えば売上となる
ことを理解できなくもありません。
私も以前はそうでした。売上より少しマシなのが粗利益です。
利益というのは、その経営システムの善し悪しを表す評価基準
になります。従って粗利益が低いということは経営システムに
問題があるということになります。売上がどれだけ高くても
粗利益が低ければ意味はありません。粗利益が無理せず業界平均
に到達すれば、経営システムは良いものになったことになります。

中小企業の一人当たり年間粗利益額は、800万円前後です。
皆さんの会社は もうここまで来ているでしょうか?5〜7年
続けば、合格です。これを経営目標バージョン1.0とでも
名付けましょうか?
とはいえ、粗利益をあれこれとかき集めてきて、達成しても
大変な状況には変わりありません。
次の経営目標バージョン2.0は、業界平均一人当たり年間
粗利益額を無理せず達成していることになります。
これにはしっかりした経営システムが必要です。
ここまで出来れば、もう卒業かというとそうではありません。
ただ粗利益を確保できても、市場リーダーシップを獲って
いなければ、その立場は不安定なものです。
強みをはっきりさせ市場リーダーシップを獲るのが経営目標
バージョン3.0です。この物的証拠の一つが、市場占有率です。
さらに、これを続けて行くと自己資本額、自己資本比率が向上
してきます。利益の蓄積を目標とするのがバージョン4.0。
こうして一人当たり自己資本が業界平均の3倍になれば、次の
バージョン5.0が見えてきます。
経営目標バージョン5.0は、新しい市場を創り出すことです。
これでようやく企業が経済で社会に貢献できたことになります。
経営目標バージョンは、階段を上がったり下がったり、時には
同時に登っていきますが、確実に上に行く必要があります。
皆さんの経営目標のバージョンは、どこにあるでしょうか?
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