出てくる問題が興味深かったのでご紹介します。
皆さんはクイズ番組に出ています。3つの箱A,B,Cに
豪華景品が一つ入っています。
あなたは、Aの箱を選びました。そこで答えを知っている
司会者は、Cの箱を空けます。ここには景品は入っていません。
司会者は、再度ファイナルアンサーをあなたに迫ります。
Aの箱から、Bの箱へ選び直すことが出来ます。
さて、あなたは選び直すのが有利か、そのままAの箱でいる
ことが有利かという問題です。

私は最初にこのオーディオブックを聞いたとき、Aのままで
よいという答えを出しました。
AもしくはBですから、確率は2分の1。代えようが代えよ
まいが、確率は同じだからです。
ところが、正解は違います。
選び直す方が、当たる確率が上がります。この答え何度考えて
も解りませんでした。今回の勉強でようやくなるほどと理解
できました。この答え数学の先生や有名な経済学者なども答えを
間違って回答しています。
このことから、私は経営者も同じような失敗をしていまっている
と気づきました。自分の経験(体験者の話を聞くことも含めて)
にとらわれ過ぎて、誤ったことを正しいと思い込んでしまうこと
があります。しかし確率は確率ですので、それを理解しておく
必要があります。
この問題の答えは、選び直す方が景品に当たる確率が高くなり
ます。理由を聞いても、まだ尚納得が行かないかもしれません。
でもこれを理解しようとすることが、学習であり自分の成長です。
その理由とは、次のようなものです。
A,B,Cの中から1つ当たりがありますので、その確率は
3分の1。2つ選んでもよいのであれば、3分の2。になり
ます。今回、Aを選ぶということは、方やB,Cは選ばない
ということになります。選択を変更するということは、B,C
を選ぶということになります。
但し、司会者はCの箱を開けてくれているのですから、このとき
Bを選ぶことがB,Cを選んだことと同じ確率となります。
従って、選択を代えて当たる確率は、3分の2となるのです。
納得行きましたでしょうか?私は直ぐに理解できませんでした。
いや!良く解らんけど確率は2分の1だ!と言い張る人は、
素直さに欠けている可能性があります。
その方は、何度も上の問題を読み返し素直であるとは何かを
体感してみてください。
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