◆ポアソン分布については、このブログでも何度か取り上げ
ましたが、サイコロの目を奇数を幸運の目、偶数を不幸の
目としてサイコロを振っていくとあるとき、連続的に不幸の
目(偶数)が連続的に出るというものです。
ところが、この確率はサイコロを振る回数を増やしていくと
限りなく2分の1に近づいていきます。
このことは人間の行動にも大きな影響を与えます。
ノーベル経済学賞を取ったカーネマンが研究する行動経済学
では、次のような実験が行われています。
同じ問題を与え、例えば100問与えます。その問題を与える
難易度を前半に持ってくるか、後半に持ってくるかで問題の解答
を終えた後の感想に違いが出てくるのです。
問題の全く同じであるにも関わらずです。
最初に難しい問題を解いた人は、そのテスト全体は難しく感じ
簡単な問題を先に与えられたグループは、容易に感じたのです。
人が課題に遭遇したときに、最初の印象によって全体を難しい
課題だ!と違う方法を考えようとします。
これは人間の本性かもしれません。
全体像を描ける人は、おそらくそうは考えません。
例えば、エジソンがそうでした。
フィラメントになる物質は5500種類ある。それをすべて試すだけ
と考えたから、実験をやり続けることが出来たのです。
経営戦略においても同じく、戦略を明確に描くことが出来ていれば
途中で投げ出したら、諦めたりすることはありません。
サイコロの目が出る確率は、誰がどう考えても2分の1だからです。
不幸の目が最初に出続けるということは、将来は幸福の目が出るに
決まっているのです。それを止めたら不幸だけ味わって終わって
しまう。こんなバカげたことは誰もしません。
それを選択するのは、感覚だけで判断するからです。人間らしいと
言えば、人間らしいのですが・・・・
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2017年09月02日
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