◆リーダーの役割の一つに部下を動かすことがあります。
言葉は『人を動かす』ですが、人を動かすことはできた
としてもあまり意味がありません。
例えば、ピストルを突き付けて部下を動かしたとしても
ピストルを下した瞬間に警察に駆け込むことは、誰でも
想像できることです。
人は自分しかその資源つまり素質を使うことは出来ない
のです。
自ら動かない限り本当の力は出ません。
人を動かすのではなく、そうしたくなるように仕向ける
しか方法はないのです。そしてそれに気づかれないよう
にするのが最も効果的です。
間違った考え方をしているのが、部下にやる気を出させる
ということです。これをやろうとするとこちらの意図は
見え見えです。では、どうすればよいか。
部下のやる気に気づかせることです。やる気の要因の一つ
が自分は出来ていると思えることです。
例えば、部下の素質に気づかせることもその一つです。
素質に気づくには、まずやってみることです。やってみて
人より上手く出来るところがあれば、素質はあります。
上手く行かなくても、なぜ上手く行かなかったを気づくこと
ができれば、素質はあります。
やる気を出す理由に気づかせることができれば、部下は自ら
行動し、モティベーションを高めていきます。
こちらがやる気を出させようとすればするほど、部下は自ら
動くことを忘れてしまいます。
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2017年05月13日
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