◆私がこの仕事を始めるに当たり、竹田陽一先生と出会った
のは、旧戦略社長塾というビデオ越しでした。
その後大阪で初めてセミナーにお邪魔したとき、前から歩い
てこられる竹田先生に、私は挨拶をさせていただきました。
先生は怪訝そうな顔をされたのを見て、我に返りました。
私はビデオで見ていましたが、先生は私と会うのは初めて
だったのです。
その数か月後に、三重に戻って代理店という立場で仕事を
始めましたが、先生は福岡ですので教えを乞うことは簡単
ではありません。
先生からの教えは、先ほど紹介したビデオとカセットテープ
で勉強をするかありません。
人と会えない土曜日日曜日は、朝から夜までビデオを観っぱ
なしです。何度も竹田先生は夢にまで教えに来てくれました。
移動時間は、ウォークマンでカセットを聞き続けました。
こんな繰り返しをしていると、不思議なことに経営のことが
人より多少は良く見えるようになってきました。
このビデオ、カセットテープ、テキストは私のバイブルと
なったのです。
ドラッカー先生の著『イノベーションと企業家精神』の中に
教科書は、教育業界の最も大きなイノベーションだとあります。
教科書がなければ、口伝えでしかも先生の勝手なやり方で教え
ますので、質はバラバラです。
これもパレートの法則が働きますので、うまい人と下手の人では
30倍の差が出ます。
2053年に日本の人口は1億を切るという調査が発表されま
したが、人が採用できない、技術が伝承できないという課題は
今後ますます大きくなってくると思います。
幸い、今の子供たちは教えられることには慣れています。人材不足
と嘆いている中小企業は、今すぐ自社専用の教科書を作ることです。
これが教育効果の2番目『教え方』の画期的な向上をもたらします。
2017年04月12日
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