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自社の事業を決めるのは、一体誰か [Vol 244]
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2017/04/14━■□■
目次・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.自社の事業を決めるのは、一体誰か
2.私はこうして、この事業を選んだ
3.市場のニーズは常に変わっている
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1.自社の事業を決めるのは、一体誰か
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天才コンサルタント・ピータードラッカーをご存知でしょうか?
2、3年前に『もしドラ』という本が話題になりましたが、その
ドラは、ドラッカー先生のドラです。
マネージメントという言葉を世の中に送り出した人です。
この先生の書籍は何度も読み返してようやく解るという難しい
内容ですが、経済学者や経済評論家などとは大きく違い経営の
本質を伝えてくれています。
ドラッカー先生の著書『イノベーションと企業家精神』という
本は、商品戦略に深いかかわりがあります。
商品を決めるとその企業の方向性がほとんど決まってしまいます
から当たり前と言えば当たり前です。
ドラッカー先生は、事業は一体誰が決めるのか?という問いに
対して、それは顧客であると言っています。
市場のニーズによって、自社はどのような事業を行うべきかが
決まってくると言っているのです。
この時点で、私は頭をガーンと叩かれました。事業を起こすのは
自分の夢を実現するためだ!などと私は考えていたからです。
皆さんは如何でしょうか?
私の独立は、突発的なことでした。生活をどうにか守らなければ
ならないというところから出発していますので、やりたいこと
よりも食っていけることが最初に来ています。
この事業を選んだ救いは、自分自身の悩みを解決するという一面
があったことです。
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2.私はこうして、この事業を選んだ
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この仕事をする前は、取締役という立場で経営陣の一員でした。
自分では経営しているつもりでした。
どうにか会社を良くしたいという気持ちがあったので、よく勉強
した方だと自分では思っています。
勉強しだすと、一つのことを勉強するにも相当な時間が掛かるの
です。ある時、経営計画を立てようと思って本を数冊買ってきました。
本を読んでみるとまず経営分析の話が出てきました。そうすると
早速壁に当たりました。
会計用語が解りません。一応簿記の資格は持っていますので言葉
は、解りますが経営指標の持つ意味が解りません。
例えば自己資本比率は、自己資本額÷総資産これを計算した
ところで、何パーセントのなればよいのか答えが見つかりません。
これを調べるのは至難の業です。
こうして結局、適当な計画を立てて発表する訳です。結局1カ月
あたり幾ら売り上げるという程度の目標値が導き出されて終わり
です。勉強にはなったような気がしますが、費用対効果は悪い
ことこの上ありません。
退職が決まり、どんな仕事をするかを悩んでいるときに出会った
のが竹田先生の教材です。
教材で勉強すると、自分が解らなかったこと、失敗していたこと
を見事に説明してくれていたのです。
そこで思ったのです。
中小企業の社長があれもこれも勉強してこれが必要だというもの
を探すのは不可能に近い。仮に出来たとしても、相当な時間が掛
かります。こういう悩みは、私だけではないのではあるまいか。
そこで、自分が勉強して経営者が必要な情報を提供することを
仕事にしようと思ったのです。
私がこの仕事を選んだことの救いは、経営者の課題を解決する
ことだったことです。
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3.市場のニーズは常に変わっている
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ドラッカー先生は、イノベーションと企業家精神の中でイノベ
ーションの機会を7つ挙げています。
その一つに『ギャップを探す』があります。書籍では、つぎの
4つのギャップが挙げられています。
1.業績ギャップ
2.認識ギャップ
3.価値観ギャップ
4.プロセスギャップ
3つ目の価値観ギャップというのは、提供者と顧客との価値の
ギャップです。
ここの面白い文章が載っています。
『生産者や販売者が提供していると思ているものを
買っている顧客はほとんどいないのである』
私は仕事柄、顧客の立場で企業を見るようにしています。アド
バイスする業界の事は素人ですし、社内の事情は解りません。
社内の都合にはあまり共感しないということです。
こういう点から社内にいる人たちよりは、顧客目線になる
ことができます。
この立場で考えると、先ほどのドラッカー先生の言葉はよく
解ります。
見方を変えれば、常にイノベーションの機会は存在するという
ことです。逆に自社がイノベーション(革新)をしていかなけ
れば、会社はなくなってしまうことになります。
経営者の仕事は、革新をしていくことにあるのかもしれません。
私の記憶によりますと、ドラッカー先生は経営者と経営管理者
を分けていたと思います。
今までやっていなかったこと、人がやらなかったことを実現
して初めて経営者と呼べるのでないでしょうか?
私はまだまだですが・・・
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◆ 次回の配信予定は4月28日予定です。 ◆
2017年04月14日
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